Chardonnay Cuvee Bois Les Cretes
2004 2005 2006 2008 2009 2010
6 vintage
今回のVinitalyで気がついたのは、以前に比べて、州やワイン協会主催の試飲会が増えたのではないかということである。以前から試飲会ホールでの試飲会はたくさんあった。昔参加した試飲会で忘れられないほど素晴らしかったものもある。そういった比較的規模の大きなものは今でもあり、さらに、パディリオン内のブースで行うコンファレンス、試飲会に大変有意義、内容の濃いものが増えたような気がする。
規模の小さなものは、予約が要るものもあるが、直接時間と場所に行けばいいというものもありうれしい。Vinitalyのような規模になると、いろいろプログラムをたてていても、時間通りに行かないことも多いからだ。
今回は、Taasting..Express主催のサウス・オーストラリアのシラー中心の試飲会とアブルッツォのモンテプルチャーノ、そして、レ・クレテの試飲会の3つに参加してみた。
Tasting…の試飲会は結構好きだが、今回の試飲会はニュージーランドのマルボロのソーヴィニオンが何故か1種、シラーで弱発泡性のもの1種、カベルネ・ソーヴィニオン3種、他は全てシラーで、合計14種。
アブルッツォのモンテプルチャーノは合計9種。ちょっと時間がなくて途中で失礼することになってしまったのだが、ゆっくり試飲すればかなり興味深かったと思う。
そして、レ・クレテの試飲会。Cuvee Boisの6ヴィンテージ。
レ・クレテは、個人的に非常に思い出深いワイナリーのひとつである。創設者のコスタンティーノ氏が大好きで、Cuvee Boisはイタリアのシャルドネの中で最も良いものだと思っていた。いつの間にか時が流れ、コスタンティーノ氏が第一線をしりのぞき、ラベルも変わり、味も変わったような気がすると思ったが、少し前に2009年を飲む機会があって、やはり、はっきりと変わったような気がした。そこで、今回、6ヴィンテージの試飲というので、すぐに申し込んだ。
2004年から2010年まで、ただし2007年をのぞく6ヴィンテージ。
古いラベルはいつから変わったのかと思っていたが2006年から。
試飲のために2ボトルを開けていたが、うち2008年と2006年の2本がコルク臭だった。
主催者がテイスティングをしたというが、そして、ど素人が嗅いですぐにわかるというほどではないが、プロが集まる場では完全なコルク臭である。それも2本とは、ちょっとご愛嬌。主催はヴァッレ・ダオスタ州で、ワイナリーが直接ではなく、他にもいくつかの試飲会をオーガナイズしていて、かなりばたばたなのがわかる。
新しいヴィンテージからの試飲。
2010年
当然かなりフレッシュ。最初はあまり香りが出ず、心持シンプルな感じで、若干香りも味も短いような気がしたが、時間と共にかなり良くなってきたヴィンテージ。
2009年
人間の好みは本当に各人によって違うと思った。この前飲んだ2009年がどうしても納得いかず、非常に興味深かったのだが、やはり今回も悪くないが、どうしても後味が消えてしまうところが気になる。緑がやや強い。時間がたっても、良くはならず。しかし、おお、これいいね~と言っている声も聞こえる。(一応、もう1本のボトルをテイスティングしていた人であったが)
2008年
香りも良く、特に味の方にインパクトがあり、非常に好感が持てた。
2006年
フルーツがきれいで、酸味が非常に心地よい。まだ若さを感じるくらいのヴィンテージ。
2005年
かなり良いと思った。個人的によく熟している白が好きなのだが、熟成の良い感じが出ている。アニマルが奥にきれいに出ていて、馬の汗をほんのり感じるくらい。(ごめんなさい、決して悪い意味ではありません)しかし、偶然会場で出会った知り合いダヴィデ(やっぱりこの試飲は外せないよね、という感じで彼も来ていた)は2004年の方が良いと言っていた。私は微妙な差で2005年の方が気に入った。
2004年
エレガントでバランスが取れている。2005年のアニマル臭風が個人的には好きなのだが、そういった香りが好きではない人にとっては、このヴィンテージは、きれいに熟して、まだフレッシュさが残る感じで非常に良いのではないかと思う。
実は、まだ家に、かなり古い(90年代のもので正確なヴィンテージは覚えていない)のものが1本あるはずで、そのうち開けてみようと思った。
2004 2005 2006 2008 2009 2010
6 vintage
今回のVinitalyで気がついたのは、以前に比べて、州やワイン協会主催の試飲会が増えたのではないかということである。以前から試飲会ホールでの試飲会はたくさんあった。昔参加した試飲会で忘れられないほど素晴らしかったものもある。そういった比較的規模の大きなものは今でもあり、さらに、パディリオン内のブースで行うコンファレンス、試飲会に大変有意義、内容の濃いものが増えたような気がする。
規模の小さなものは、予約が要るものもあるが、直接時間と場所に行けばいいというものもありうれしい。Vinitalyのような規模になると、いろいろプログラムをたてていても、時間通りに行かないことも多いからだ。
今回は、Taasting..Express主催のサウス・オーストラリアのシラー中心の試飲会とアブルッツォのモンテプルチャーノ、そして、レ・クレテの試飲会の3つに参加してみた。
Tasting…の試飲会は結構好きだが、今回の試飲会はニュージーランドのマルボロのソーヴィニオンが何故か1種、シラーで弱発泡性のもの1種、カベルネ・ソーヴィニオン3種、他は全てシラーで、合計14種。
アブルッツォのモンテプルチャーノは合計9種。ちょっと時間がなくて途中で失礼することになってしまったのだが、ゆっくり試飲すればかなり興味深かったと思う。
そして、レ・クレテの試飲会。Cuvee Boisの6ヴィンテージ。
レ・クレテは、個人的に非常に思い出深いワイナリーのひとつである。創設者のコスタンティーノ氏が大好きで、Cuvee Boisはイタリアのシャルドネの中で最も良いものだと思っていた。いつの間にか時が流れ、コスタンティーノ氏が第一線をしりのぞき、ラベルも変わり、味も変わったような気がすると思ったが、少し前に2009年を飲む機会があって、やはり、はっきりと変わったような気がした。そこで、今回、6ヴィンテージの試飲というので、すぐに申し込んだ。
2004年から2010年まで、ただし2007年をのぞく6ヴィンテージ。
古いラベルはいつから変わったのかと思っていたが2006年から。
試飲のために2ボトルを開けていたが、うち2008年と2006年の2本がコルク臭だった。
主催者がテイスティングをしたというが、そして、ど素人が嗅いですぐにわかるというほどではないが、プロが集まる場では完全なコルク臭である。それも2本とは、ちょっとご愛嬌。主催はヴァッレ・ダオスタ州で、ワイナリーが直接ではなく、他にもいくつかの試飲会をオーガナイズしていて、かなりばたばたなのがわかる。
新しいヴィンテージからの試飲。
2010年
当然かなりフレッシュ。最初はあまり香りが出ず、心持シンプルな感じで、若干香りも味も短いような気がしたが、時間と共にかなり良くなってきたヴィンテージ。
2009年
人間の好みは本当に各人によって違うと思った。この前飲んだ2009年がどうしても納得いかず、非常に興味深かったのだが、やはり今回も悪くないが、どうしても後味が消えてしまうところが気になる。緑がやや強い。時間がたっても、良くはならず。しかし、おお、これいいね~と言っている声も聞こえる。(一応、もう1本のボトルをテイスティングしていた人であったが)
2008年
香りも良く、特に味の方にインパクトがあり、非常に好感が持てた。
2006年
フルーツがきれいで、酸味が非常に心地よい。まだ若さを感じるくらいのヴィンテージ。
2005年
かなり良いと思った。個人的によく熟している白が好きなのだが、熟成の良い感じが出ている。アニマルが奥にきれいに出ていて、馬の汗をほんのり感じるくらい。(ごめんなさい、決して悪い意味ではありません)しかし、偶然会場で出会った知り合いダヴィデ(やっぱりこの試飲は外せないよね、という感じで彼も来ていた)は2004年の方が良いと言っていた。私は微妙な差で2005年の方が気に入った。
2004年
エレガントでバランスが取れている。2005年のアニマル臭風が個人的には好きなのだが、そういった香りが好きではない人にとっては、このヴィンテージは、きれいに熟して、まだフレッシュさが残る感じで非常に良いのではないかと思う。
実は、まだ家に、かなり古い(90年代のもので正確なヴィンテージは覚えていない)のものが1本あるはずで、そのうち開けてみようと思った。