在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Vignaioli Naturali e Life of Wine

2016-11-21 16:57:40 | イタリア・ワインABC
今週末のローマの試飲会。

ヴィニャイオーリ・ナトゥラーリとライフ・オブ・ワイン



2日間に渡り自然派、日曜日だけだが、ライフ・オブ・ワインという試飲会が行われた。

自然派の方は「ヴィニャイオーリ・ナトゥラーリ」、もう何度目になるか、ローマでは最も古くから、そして今でも続いている自然派の試飲会である。

最初はまだこじんまりしていたが、そこに多くの人が集まり、また、まだ自然派ワインの試飲会がイタリア中でそれほど多くはない頃は、遠方から来る友人がいたりもした。

今では自然派ワイン試飲会もそう珍しくはなくなり、イタリア各地で行われるようになり、この試飲会も落ち着いてきたような気がする。

主催者側にとっては、一人でも多くの人が訪れると嬉しいだろうが、ワインを注いでもらうのに、「壁」がありすぎては、疲れてしまう。

大抵の試飲会に、ほとんどのワイナリーは3種か、場合によっては5−6種のワインを持ってくる。
日本人は周りを気にするというか、後ろに並んでいる人がいると譲ってあげようと思うが、イタリア人は譲らない。
飲み終わるまで立ち止まっている。

それが3人のグループだともうお手上げ。「壁」になる。
しまいには話し込んでしまい、後ろを振り向いて譲ってあげようという気持ちを起こす人は少なく、降参、退散、また戻ることになる。

この試飲会も、そんな壁がたくさんあった時代があるが、今は広い会場で、まあまあゆったりの状態で試飲できるようになった。

100社以上が出展。

そして、今年はお寿司の出展もあった。




西麻布 葡呑(ぶのん)の ナカミナトさん。
押し寿司と高級いなり寿司の2種。
このところお米断ちをしているので、久々のご飯、お寿司、美味しかった〜

お店は自然派ワインを取り揃えているそうで、次回の帰省でぜひ行ってみたいところ。



もう一つの試飲会は、ローマではこれが2度目というが、これが結構面白かった。
前回は行かなかったので初めて。

ローマではまだマイナーな試飲会である。

出展は70社程度、(数社を除いて)どこのワイナリーも1種のワインしか持ってこなかったのだが、原則、少なくとも2種の古いヴィンテージを持参、という趣向で、これが面白かったのである。

そのワイナリーのワインを1種しか飲めないが、力を入れて1990年代、いくつかは、1980年代のヴィンテージを持ってきていたところもあり、ちょっとしたミニ縦飲み。

あまり期待しないで行ったのだが、結構はまった。

これは来年もやったら必ず行こ〜



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