在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Vinitaly ruche'

2013-04-10 16:32:46 | Piemonte ピエモンテ


話題になったruche’を見つけた。
今回気になっていたワインの一つ。
ローマいると、ruche’はほとんど出回っていないのであまり飲む機会がない。
また、あってもきっと目が素通りしてしまう。(話題のruche’はイータリーで売ってるよ、と言われた。やっぱり、素通り・・・)
こういう機会でないと飲めない品種なので、他でも造っているというワイナリーもあり、いくつか飲んでみた。
なるほど。かなり華やかで、フェミニンな香りである。
小さな、あるいは1輪のバラの花、赤いフルーツのコンポート、悪くいえば、香水か化粧品の香り。ゲヴルツの赤ワイン版のような気もした。

さて、話題のruche’は、有名ジャーナリストLuca Maroni氏が99点という高得点をつけ、しかし、他に試飲している人はいるわけで、フツーの評価。その落差でも話題になった。
ruche’にこれだけの高得点というのはある意味考えられないと思ったが、Luca Maroni氏はフルーツの香りのするワインこそがよいワインというコンセプトなので、まあ納得はできる。
さて、話題のワイナリーはruceh’を2種造っていた。
1種は色がやや暗め、落ち着きが若干ある感じ。
そして、話題のruche’。
まあ~それは明るくきれい、華やかな色で、女性好み。
香りも華やかで、バラの花束、フルーツの香り、口あたりも良く、持続性もあり、悪くはない。(もちろん、99点はかなりオーバーな気がするが・・・・)
フツーの女性は、もう、色だけでうっとり、そして華やかな香りが加わり、ワインだけでなく、きっと、ああ、私ってなんて素敵なの、素敵な味だわ~・・・つまり、味なんてどうでもいい、の境地に入るだろう。
ruvhe’、これよ、わたしの好きなワインは、と叫ぶ女性がいても不思議はないような気もする。
(イタリア語だがサイトIntravino 、Cristianaの書いたものをぜひ読んで欲しい。爆笑間違いなし。)

アビナメントは?と一緒に飲んでいた素晴らしい友人ミカさんにまじめに聞かれ、“男”と答え笑われたが、他には何も入らないような気がする。
男性諸君へ。ワインクーラー(冷蔵庫ではダメ)に2-3本常備をお勧めします。
ただ、ワインのことに詳しくない、フツーの女性しかひっかからないとは思うが・・・


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