在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

戻ってきたクリスマスカード

2009-04-21 05:38:59 | もろもろ、つれづれ
クリスマスカードが戻ってきた。
こちらから出したクリスマスカードが、である。
原因は切手がはがれてしまったからである。
それにしても、今は4月。。。

その昔のイタリアの切手はしょぼかった。
紙の質も悪いし、印刷も悪く、お世辞にもきれいとは言えず(物珍しい目から見たらきれいだが)、特にのりが悪かった。
つまり、丁寧に水をつけても、封筒に貼った時に、どうしても四隅がぷかっと浮かんでしまう。これでもかと思うくらいびちょびちょになるくらいに水をつけて、やっときれいにくっついたように思う。

ユーロになって、切手も変わった。
今は、2種類あり「まるでシール」のタイプと「のり付き」のタイプがある。
まるでシールタイプでも、のりに粘着力がないため、はがそうと思えばはがれるのである。(実際にはがしたことがある。)それも、薄い封筒ならちょっと難しいが、カードに使われるようなしっかりしたタイプの封筒なら、いとも簡単にはがれてしまう。
そして、のり付きタイプは、さらにのりが悪い。
昔のしょぼい切手ほどではなくなったが、これもきちんと水を付けないとはがれてしまう。

この前のクリスマスカードの切手は「のり付きタイプ」だった。
貼っていて、大丈夫かな~、と思ったのではあるが、数が多いし、いちいち気にしてはいられない。
それでも、できるだけ丁寧に貼ったつもりではある。
そして、切手をちゃんと貼ったかどうかは、投函前にちゃんとチェックした。

しかし、いくつかが見事にはがれたようだ。(まあ、毎年のことではある。)
1月の時点で、数通が同じように切手のはく奪で戻ってきた。
この時点でなら、理解できる。許せる。

しかし。。。今は4月である。
今頃になって1通が戻ってきたのである。
いったい、どこで、どうしたら、これだけ返却を遅らせることができるのだろう。
日本に3カ月以上放置されていたのか?とは考えにくい。
おそらく、イタリアで放置されたと思われる。(トーゼンだよね~。。)
それでも、出した手紙が数年後に届いたという話が、昔は随分あったので、たったの4か月なら早く届いた方かも知れないが。。。
本当にイタリアはミステリアスな国である。。。