先日の逆目で困っている件について、ブログのコメントやフェイスブックのコメントで、
いくつかのアドバイスを頂きました。
とにもかくにも実践(笑)。
逆目の実証で使っている材は、
人工乾燥の杉の間柱。
裏金を抜いた状態で少しでも厚く削ると、
こうなります。
今朝はかつての現場削りのエース、昭寿にて。
この鉋ではさほど逆目で困った覚えは無いんだよねえ。
先程の逆目掘れも徐々に無くなっていきます。
その昭寿の裏金を見てみると、
割合広めな二段研ぎになってます。
対して今回の宗秋用に研いだ裏金は、
明らかに2段刃が幅狭。
そこでkuniさんから頂いたアドバイス通り、一先ず0.5ミリ程に2段刃を広げてみました。
削りの結果は、
今までより裏が効いてる!
が、まだいまひとつ逆目が止まりきらない様子。
これはきっと2段刃の角度がいい加減なのと、面のシャープさかな?
ということで、現場で簡単な治具を作って研ぎ直し~。
コッパを75度に切っただけですが、
こうして焼成ダイヤ800番の上で引き研ぎしてみました。
で、試している時間は無かったのでまた明日ですが、
75度ってこんなに立てなくちゃだったのね。
今までの角度はカナーリいい加減だったようで・・・。
これで調子よくなるといいなあ。
いくつかのアドバイスを頂きました。
とにもかくにも実践(笑)。
逆目の実証で使っている材は、
人工乾燥の杉の間柱。
裏金を抜いた状態で少しでも厚く削ると、
こうなります。
今朝はかつての現場削りのエース、昭寿にて。
この鉋ではさほど逆目で困った覚えは無いんだよねえ。
先程の逆目掘れも徐々に無くなっていきます。
その昭寿の裏金を見てみると、
割合広めな二段研ぎになってます。
対して今回の宗秋用に研いだ裏金は、
明らかに2段刃が幅狭。
そこでkuniさんから頂いたアドバイス通り、一先ず0.5ミリ程に2段刃を広げてみました。
削りの結果は、
今までより裏が効いてる!
が、まだいまひとつ逆目が止まりきらない様子。
これはきっと2段刃の角度がいい加減なのと、面のシャープさかな?
ということで、現場で簡単な治具を作って研ぎ直し~。
コッパを75度に切っただけですが、
こうして焼成ダイヤ800番の上で引き研ぎしてみました。
で、試している時間は無かったのでまた明日ですが、
75度ってこんなに立てなくちゃだったのね。
今までの角度はカナーリいい加減だったようで・・・。
これで調子よくなるといいなあ。
角度よりも鈍角面の大きさの方が重要な気がしますよ。0.5よりもっとあってもいい。
だけど飛び越えてしまうか否かを実感できたのは大切ですね!おめでとう。
杉の白太は刃物にとってものすごく過酷で刃先が機関銃で乱射されているようなイメージです。だから欠けなくてなおかつ刃先がしならない(びびらない)刃がいいんです。明寿が調子がいいのはおそらくそこなんですね。
それからしならせないために研ぎ方にも工夫があっていい。ひとつの解は刃角度をうんと鈍角にすること。逃げ角を2~3度程度まで立ててしまうんです。8分勾配であれば刃角度は36度前後ということです。
すると削られた面が切れ刃先端が材に潜り込もうとするのをおさえてくれる役目を果たすのだと思います。
宗秋が一瞬で欠けてしまう刃でなければこの鈍角化は絶大な効果があると思いますよ。
宗秋ですが、昭寿に負けない(それ以上かも?)硬口です。おっしゃる通りしならない刃のほうが杉削りに向いている実感があって、あえて今回メインに使ってみたのですが・・。切れ刃自体は切れるように研げてはいるようですが、総合力の低さでやられてしまいました(笑)。
刃先の鈍角化ですが、今回使わなかった6分5厘勾配の台で刃先角31度というのがあるのです。
狙いは逃げ角を少なくすることで材に押される刃先先端の面積を稼げるかと思ったんです。が、一枚台で仕上げてありまして、逆目に対しては圧倒的に不利でした(笑)。(こちらも2枚台に改造してバッチリ裏が効くように挑戦します。)
8分勾配で36度の刃先、興味津々です。
現場の研ぎでは2段研ぎをしていますので、簡単に刃先だけなら36度に持っていけますね。
自分の鉋についての考え方は国本さんのブログでずいぶん変わり(進歩し)ました。
コメント戴けて大変うれしいです。
その節は読み逃げしてしまいすみませんでした。
これからもよろしくお願いします!
6分5厘で31度というと、刃の強さという意味ではちょっと難しいかな?と思いますねぇ。機関銃の乱射に耐えるには刃角度は大きいにこしたことはない。でも杉の柔らかいところには仕込みは寝ている方がいい。仕込みを寝かせ過ぎると刃角度を稼げない。僕の実験では7分勾配で刃角度33度ほど、で最後にわずかに刃先研ぎで終わるくらいが調子が良かったのです。
ちなみに30度程度の刃角度で刃先研ぎの角度をうんと鈍角にするというのは、しのぎ全体がしなってしまうので理想は刃角度そのものを鈍角にして、とにかくしならないようにするのが効果的だろうと思います。
機関銃の乱射の表現、面白いです(笑)。
ずいぶん前から逃げ角については12度ほどが良い、とものの本などには書いてありますよね。ここ数年どうもそんなのウソじゃねえか?と思っていたのですが、kuniさんのお話で、逃げ角は2~3度度あれば十分だと自信が持てました。(自分が弱いなあ)
現在は30〜31度程度に鎬を研ぐことが多いのですが、仕込み勾配と相談してもう少し切れ刃を起こす方向で今後研ぎ進めてみます。
それから刃先のみ鈍角の件、承知しました(笑)。やはりきちんとした手間を掛けないと見返りは無いということでしょうか(笑)。
しかしそこまで刃を起こすのなら、いっそのことkuniさんおすすめの7寸台33度、打っちゃおうかしら?と思ってます。