としのブログ

大工の とし の日々の出来事

さてどこまで?

2016-12-08 18:09:11 | 日記
お久しぶりです。
父の入院やらイロイロありまして、ずいぶん更新をさぼっておりました。
ブログの記事もどこまで書いてどんな事を書こうと思っていたのかサッパリ?(笑)

タイムラグは大きいですが、とりあえず公民館の物置。



完成しました。



外壁は長いこと家で保管していた窯業系サイディング。
綺麗に張る自信は全くないのでサービス工事。
手前のフェンスがモロかぶりでとってもやりにくかったっす。



サッシは再使用の為割れてた欄間のガラスは綺麗げな板で。
ブログの読者さんには笑われそうな工事ですが、期間と予算の都合ということでご勘弁を。(笑)

新築現場のほうは、



二階の床には防音材を敷いて、



わりあい高級なフローリングを貼っていきます。



ウッドワンの既製品、合板基材の物ですが、5寸x4尺の高級品。
強く無垢をお勧めしたんですが、お施主様はペンキ屋さん。
あばれた無垢フロアの補修を頼まれる事も度々あるようでして、無垢はイヤ!だそうです。
施工方法が悪いせいで大きく暴れるのがほとんどだと思うんですがね。

この現場は3坪程のロフトがあるんですが、その上がり框?に、



檜のKD間柱のイイとこを使ってこんなの作ります。



12尺を削る環境が作業場改造の為取れないので、簡単に現場で。



簡易削り台。(笑)
むっちゃ削りにくいですが、



仕上がりはウンマクいったようです。



檜だから楽勝、とか思っていたんですが、人工乾燥の構造材(羽柄材)になるとちょっと切れない刃だと逆目が激しく起こります。
(乾燥温度が高いため?)
集成のパイン材なんかと同じでちょっと水拭きしてやるとずいぶん楽になるんですね。
杉のように乾いたときに凸凹しないし。
安い材料での造作、また勉強になりました。