大平巣板 サン型

飽きもせずに毎日鉋いじりを欠かさないでいますが、
夢中になりすぎて写真が少ないです。
そんな中の数枚を。

小僧のかなり早い時分に手に入れた大平のサン型の巣板です。



研いだ後の写真ですが、あっという間に真っ黒の砥糞が錆色に変色しています。



こういった砥石は目の細かい物が多いと聞いたことがありますが、
この石も結構な堅口で目は細かい様子。
写真は東源次ですが、



以前は傷がつきやすく難しい印象の石でしたが、最近硬い石の扱いが多少はマシになったようです（笑）。



裏刃の研ぎ跡も悪くは無いように見えます。

引いてみた感じは削り出しのカールもなく切れている様子ですが、
乾ききった米ヒバと、びちょびちょの米ヒバを削ってみた為薄さ的には？です。

さて、与板まで一週間。
削り材の選択に悩んでいます。
数値的には不利だけど、気持ちいい檜で行くかな？