うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

アイアン・スカイ

2012年12月12日 | 日記
 第2次世界大戦で落ち延びたナチは月の裏で復讐の機会を虎視眈々と待っていた!

 侵略宇宙人=ナチ

 という画期的な発想で描かれるSFコメディアクション。


 当然という舞台となるのがアメリカなんですが、この映画はフィンランド/ドイツ/オーストラリアの合作。やっぱりこの手の映画の舞台はアメリカってことだろうし、世界政治のジャイアン的存在であるアメリカというのを茶化していると言う意味でもやっぱりアメリカなんでしょうね。あと製作国にドイツが入っているのも興味深い。ナチはトラウマである国が積極的にナチをギャグにしていくってのはいいですね。ちなみに監督はフィンランドの人。


 いかにもナチの偉いさんぽいウド・キアとか出てますが、やっぱり本作のメインはナチの”地球学者”であるレナーテ役のユリア・ディーツェ!
 美人さんですな~<emoji id="012">

 なにかの映画で見たことあるような気がしたんですが、特に出演作がないようです。もともと制服に対するフェチはないんですが、彼女がタイトな制服に身を包む姿は最高ですね~

 作品に関しては基本トンデモで、ナチは世界大戦当時からテクノロジーが進化していない(舞台は近未来)という設定なので歯車で動くUFOや戦艦(!)というのがステキです。スチームパンク、レトロフューチャーってやつですかね。
 チャップリンの「独裁者」を(冒頭10分のフィルムしかなかったために)ヒトラーを賞賛する映画だと思っていたり、本編ラストがキューブリックの「博士の異常な愛情」みたいになったり、アメリカが宇宙戦艦を保有しているが、実は衛星と偽って他の国も軍事戦艦持っていたり(宇宙ステーション・ミールもビームを放つ!!!)とバカ展開のオンパレードで笑えます。

 「ロックアウト」も笑えましたが、本作もバカでいいですね~
 ハリウッドのコメディがハートウォーミングに偏っているのでこういう過激なギャグは他の国のが出来がいいのかもしれませんね~。


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