うらうら楽しい日

花々楽しい日の妹ブログです。
トイプードル☆アンディ&チェリーの育児日記でもあります

『阪急電車』を読みました

2010-09-12 | フォト日記
パケ買いとはちょっと違います
あえて言うなら「タイトル買い」かな?

私は阪急電車の宝塚線沿線に住んでいましたし
大学へは阪急電車の宝塚線と今津線を利用していました
(なんと5回も電車を乗り換えて大学まで通っていたんです!)

そんな私の前にこのタイトルの本が現れたら
もう買うっきゃないでしょう?(笑)

どんどん次が読みたくなる話でした
運がいいことに、先週は電車に長く乗ってお出かけする機会が2回もあったので
その行き帰り×2回で、ほとんど読めてしまいました
(これを読むためにコンタクトは入れずに裸眼でおでかけしたんですよ
↑ 入れると何故か(笑)近くが見えにくくなるので)


懐かしくもあり、うらやましくもある純愛ものの話に
何度か胸がキュンとなりました
読みやすい文章と、登場人物がイメージしやすかったため
頭の中で物語が広がって行きます

そして、この小説の勝利の鍵は(←表現が変だけど)
構成力 企画力だったと思います

まず、タイトルの「阪急電車」
これだけでものすごくたくさんの阪急電車利用経験者の心を鷲掴みにしているはずです

そして、目次にならぶ小見出し

宝塚駅 宝塚南口駅 逆瀬川駅 小林駅 仁川駅・・・

そして折り返し

西宮北口駅 門戸厄神駅 甲東園駅 仁川駅・・・


読みたくなる 読みたくなる 読みたくなる

色々な登場人物がいて、毎話主人公が変わっていくのですが
その各々の人物たちが、阪急電車の中で会話していたり
その会話の様子を端で見ていたり・・・

つながっているんです!

その構成と言うか、組み立てと言うか、企画と言うか
とにかく、それが新鮮で、すごく面白い

本の帯に「映画化決定!」と書いてありました
調べてみると・・・そのニュースはコチラ

婚約中の彼を後輩に寝とられた女がその結婚式に討ち入りに行く話の
主人公の翔子は、中谷美紀さんが演じるのね  ほぉ~

私が好きなカップルの美帆ちゃんと圭一くんは誰が演じるのかな?

ちょっと楽しみです

今年の12月にクランクインで、来年の夏にロードショーみたいですね
阪急電車。。。懐かしいぞぉ~!

花々楽しい日の方も熟読されている方はもうご存じだとは思いますが
仁川駅というのはあの仁川です!

仁川の雨女

私の過去の名曲(ど演歌)
まだご存じではない方は、これを機に是非読んでみてください

仁川の雨女(1から順番に読んでね)
 (1) (2) (3) (4)


この本は文庫本でも出ています
阪急電車 (幻冬舎文庫)

作者は有川浩さん
ず~っと男の方だと思っていたのですが
女性とわかってビックリ&納得しました
この文章とこのストーリーで男性の作家さんというのは
どうも変だなと思っていました

秋は読書 でも難しいものは読みたくない
そんな方にお勧めです!
阪急電車利用経験者の方には
ものすごくお勧めです!



ちなみにうちの受験生の若くん
国語の試験対策に超難解文を書く方のエッセイを読んでいます
その方の名は養老孟司氏(解剖学者 東京大名誉教授)
私は全く読む気になれません
なので、お勧めいたしません(笑)