観ちゃった！フレンド －今夜此処での一と殷盛り－

観て来ました！
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ワタクシ、初めてのグローブ座。初めての新大久保。

 

焼肉、焼き魚、とにかく何か焼いてる匂いに充満した一帯を抜けてグローブ座へ。（なんであんなトコに劇場があるんだろ？）

・・・む。圧倒的に女子！若いけど、でもそんなキャイキャイしてない年齢層。（チケット高いしね。）

なんとなくいつもの扉座観劇と違って、なんとなくアウェイな雰囲気がもやもやするw　 誰1人気にしちゃいないだろうがもやもやするw

とにかく私は、横内さんの創った物語と中原三千代さんと松本亮さんを味わいに来たのだ～～～～～！

セットは一つ。照明で色んな場面を効果的に使い分ける。

一つなだけに、最後まで横内さんらしさ溢れる演出で場面を飽きさせず、盛り上げていく。

素直な一言で表すと、「とても良い話」だった。文学的な表現の似合うクライマックスから美しいラストへ。

主演とヒロインの格好や顔は血や煤やらでひどく汚れてはいたけれど。とても美しかった。

あまりに美しい心触れ合う姿に、ラスト暗転から、拍手が起こり、ぼんやりと照らされた2人が、ぼんやりと役から自分に戻りつつある…けれどすぐに気持ちが戻れない。

――― そんな気まずさを漂わせながらのカーテンコール。

その細やかな心の変化を見届ける贅沢。

と、まあ、いつものワタクシらしくもなく書いてみましたw

今回、驚いたのは、佐津川愛美さんの演技と存在感。彼女は、キョンキョンと中井貴一さんのドラマ「最後から二番目の恋」で見ていた時は、声がキャンキャンして、わがままだし（役が）ややうざったいかな？という印象でしたが・・・

声は確かにアニメ声だけど、よく通って彼女のテンポに引き込まれる瞬間が何度もありました。そして何をしてもキュート。

カフェの女給スタイルも絶品！（←おやじかっ！）

彼女なくしてはこの舞台はない。ということがよくわかりました。（モチロン彼女だけではないけど）

我らが扉座、松本亮さんは、久々に頭も顔もサッパリ！・・・誤解を招くといけないので、ここは正確にもう一度。

「髪型も短髪にしてサッパリ。ヒゲもきれいに剃ってサッパリ。」で、久々に若々しい。いや、本当は若いのよ亮さん！色んな年齢の役になれるだけよｗ

体格も含め元気な気のいい若い衆で、重要な絡みには、なかなかの食い込みを見せてくれました。

亮さんがいるだけてホッとして見ていられました。声も聴きやすいしホントにいい。

 

三千代さんも、本当にいいおばちゃん役で・・・そういえば、良いおばちゃんは、珍しいかもwww

いつも何か企んでいるおばちゃんが多いから。（それもたまらなく好きなんですが）

もう、三千代さんと亮さんが舞台にいれば、安心安心。半分ホームみたいなもんwそんな気持ちでした。

お二人とも、いつもの「ちゃかちゃかしたおばちゃん」三千代さんと、いつもの「時に熱くなって亮汁を飛ばす」亮さんなんだけど、何かやっぱり違う、扉座じゃないお二人で、新鮮で嬉しい気持ちになりました。

――中原中也。

学生時代に確かに少し学んだはずなのに、「サーカス」と「汚れちまった悲しみに」の一部分くらいしか憶えていなくて、もう1度、調べてみようと思った――今夜。