

朝の光に照らされて
水面に小さな白い花をみつけた。
冷たくなった朝の空気に水蒸気が
空に帰っていく
水面に浮かぶ小さな小さな花
透き通る白い花に
光が当たる
光は咲いてる花を知っているかのように
光をあてる
咲く花に光があたるのか
光のあたるところで花がさくのか
考えなくても光に照らされいる
今のままでいいんだよ
私なんて勝手に咲くんだから。
人に見られようが見られまいが
私のタイミングでしか咲けないんだから
きれいな花を咲かせるには自分のタイミングで
いきることよね
白い小さな水草はそう言ってた
梅本亜祐子