先日、友人数人と秋葉原に行ってきた。行き先は、最近話題になっているメイド喫茶。
さる青年団体の仲間（女性）に行くことを話したら、思いっきり引かれた反応だった。しかし、見もせずせず否定するのはおかしいと、悪評に負けず行った。
日本共産党の京都・長岡京市議会議員の小原さんブログには、メイド喫茶に行った話(
メイド喫茶と９条)が出ています。
それはさておき、行くつもりだった某メイド喫茶は長蛇の列。１時間だの１時間半待ちとかで、夜に用事があるので、待ってはいられない。２件ほど、それであきらめた。が、あきらめながらもあきらめきれず、電気街を回り、たまたま見つけたメイド喫茶に入店。
文化論・社会風俗論としての「メイド喫茶」については、その方面の趣味者に任せて、社会科学的にちょっと考えてみた。秋葉原だからこそ、メイド喫茶なるものが存在しえるものだということ。メイド服に「萌え」と感じる感性の持ち主（別の表現をすれば「マニア」的存在の人々）が集まる街、また特に「萌え」と感じなくても面白おかしく付和雷同的に行っちゃってもイイと感じられる街（秋葉原という街が出す「オーラ」的なものかな）、それが秋葉原であり、だからこそ存在しえるのでは。一般に、喫茶店にいく目的はは、「時間つぶし・待ち合わせ・打ち合わせ」であったり、もしくは「コーヒー好き（もしくはケーキ？紅茶好き？）」とかであり、行く店を選ぶ基準としては「安価」「場所的条件」「味」のいずれかを求めるものであろう。では、メイド喫茶はどうだろうか。値段は若干高め、味は多分ふつう、チェーン店ならともかく喫茶店経営が厳しいなかで、ふつうに考えれば経営的に維持するのは厳しいであろう。では、お色気系という視点で考えるなら、ノーパン喫茶ほどのインパクションはないし、そもそも方向も違う。そうなると普通の街では厳しいのではないだろうか。
ところが、秋葉原は少々特別な条件がある。フィギアやコスプレ的なものが好きな層が集まり、そういった人の心をくすぐることができれば別の展開ができる。また、ある種の趣味者たちが集まり話題になり出せば、注目を浴び興味をそそられる人もでてくるであろう。とはいえ普通の街では、興味を持っても二の足を踏むのが普通である。しかし、秋葉原という街が持つ雰囲気、少々インフォーマルで変わった雰囲気を醸し出す街だからこそ非日常的側面を持ち、抵抗意識が薄れる。そういったところもあって、秋葉原におけるメイド喫茶なるものが存在しえるのであろう。
ただ、経済学的に厳しい条件があるのは事実である。それは、従業員数ごくごく一般の喫茶店より人数が必要になることである。普通なら２，３人いればすむ程度のところで倍以上の人員配置が必要となっているからである。チャージ料をとったり高めの価格設定をして対応をしているのであろうか。
※「メイド喫茶」の対義的存在がないと、ある仲間はいっていました。ところが小原さんのページを見たら、単純に意味合いを考えるなら「執事喫茶」だろうですね。もっとも「執事喫茶」というものは聞いたことはありませんが、、、。ふつうの街ではというものが、それらの条件に合うものであろうか。
※小原さんの論攷、なかなか興味深い論点もあります。
'-----以下6/27--------
☆KSNさん おっはーさんコメントありがとうございます。
☆一部誤字など修正
☆小原さんのブログにあったメイド喫茶訪問記を紹介しましたが、小原さんのブログ(
http://blog.goo.ne.jp/ohara1095/)には、地道な地域活動や政治活動、日本共産党と若き党員の自由闊達な姿が紹介されています。
