労働組合 社会運動ってなんだろう?

労働組合のこと、社会運動を考える
「万国の労働者団結せよ!」というコトバが好きです(笑)

自称「労働組合」による、労働組合運動・特定政党への誹謗中傷

2010-07-14 23:19:29 | おりおりのコトバ
 日本の自立と平和をめざす市民連合が運営するホームページに、「新世紀ユニオン」なる組織の執行委員長を標榜する角野守氏(両組織は極めて密接なものと推測されるが・・・・)の名義による、共産党系地域ユニオンのダンピングなる記事が掲載されている。
(リンク)
(念のための魚拓へのリンク)

思いこみ・労働組合運動の歴史と運動を理解せず、特定の政党・特定の労働組合運動への誹謗中傷と言えよう。
角野氏が「共産党系地域ユニオン」とレッテルを貼る労働組合組織は不明である。しかし、俗称として全労連(全国労働組合総連合)がしばしば<共産党系>と呼ばれることがあるので、全労連・全労連の地方労連、地域労連組織に関連する地域労組や地域ユニオンのことだろうか?しかし、極めて不正確であり偏見に満ちた表記であろう。角野氏の「歪んだ思想性」が表面に出た表記である。

「今全国で共産党系労働組合(地域ユニオン)が多数生まれている。いずれも格安の組合費である。我々が知るかぎり共産党系地域ユニオンは組合費が500円から1000円の格安である。新世紀ユニオンの経験で言うなら組合事務所を設置し、ホームページを維持し、専従に給与を支払うことは、彼らの格安組合費では不可能である。共産党の支援を受けたゆえのダンピングと見なければならない。」
→個別の組合費は知る立場ではない。しかし、全労連加盟もしくは協力関係にある産業別組織、地方労連・地域労連からの支援、労働組合運動を応援している個人、労働組合活動家の二重加盟など援助を受け、お金が無くとも加入できるように努力をしている。足りない部分を助け合い、人もカネも支援、運動も支援している。たとえば首都圏青年ユニオンは、東京の自治体労働組合組織である東京自治労連がつくった東京公務公共一般労働組合(公務職場の非正規職員・公的職場の労働者で組織する労働組合)の青年支部であり、東京の地方公務員の労働組合が物心両面で支援。また、青年ユニオンを応援する有志で構成する「支える会」もあり、同様に支えている。「働くものの権利を守る」、そのためにお金を出し合い、事務所を支え・専従者を配置している。それを、自称「ユニオン」委員長は、特定政党を誹謗し、ダンピングとして誹謗する。労働組合運動を全く理解していない、無知だけでなく、誹謗の領域へと足を踏み出しているのだ。

「雇用を守るノウハウもないのに個人加入のユニオンをなぜ共産党は数多く組織しているのか?それは彼らがユニオンを選挙の票田と位置付けているからである。」
→自称「ユニオン」委員長による、特定政党の誹謗中傷の一言に尽きる。公党としての国会などでの質問、また労働組合による解雇撤回・金銭解決(残念ながら、これで解決せざるをえないものもある)・裁判闘争・・・・・。完全なものかは別として、多くの運動を組織し、一定の成果を引き出している。自称「ユニオン」=「新世紀ユニオン」は、寡聞にして聞いたことはない。少なくとも、「新世紀ユニオン」(角野委員長)より共産党や全労連の地域労組・地域ユニオンの方がよっぽど信頼できる。誹謗中傷をする「新世紀ユニオン」(角野委員長)は、信頼することができない。一心同体と思われる「日本の自立と平和をめざす市民連合」なる組織は、論外である。

「新世紀ユニオンのような無党派ユニオンが組合費の安いユニオンに奪われ財政面で困難に陥ることになる。」
→実績積んでください。努力してください。連合巨大労組・御用組合を別にすれば、まともな労働組合はどこも財政は厳しい。運動を積み重ね実績をつくり、組合を応援する市民・労働者の応援を受け、カンパなど財政活動もおこない支えている。長期にわたる国鉄闘争、多くの労働者・労働組合が国労や全動労の争議団・闘争団を支えるための活動をしてきた。物品販売、カンパ・・・・、全国産別・ナショナルセンター、応援してくれる団体・個人を、運動を通じて組織してきた。その視点抜きで、論評する「新世紀ユニオン」は、公務員バッシングで狂乱する下劣な連中と同類である。

 共産党は大規模小売店が規制緩和で中小商店の経営を圧迫していると非難している。その彼らが組合費のダンピングをやりまくり、小さな自主管理労組を解散の危機に追いつめているのである。

「共産党の格安組合費のユニオン粗製乱造の狙いは、客観的には日本の労働運動を破壊する目的を持っているというべきである。」
→馬脚をしめしている。<反共>誹謗中傷組織としての新世紀ユニオン・角野氏。競争してがんばろうではなく、ひたすら共産党を中傷し、全労連を中傷する。解雇をする立場を暗に擁護する角野氏の思想性を示している。

「私は共産党が真に日本の労働運動を発展させようとするなら、地域ユニオンは独立採算で、他のユニオンを圧迫しない形で行うべきであると考える。」
→ナショナルセンター・ローカルセンター・地域組織・産別の意義と歴史的経過を全く理解しない、貧困なる思想を露呈する自称労働組合「新世紀ユニオン」・角野氏。向こうは、各種財界組織を組織し、政治をも利用している。それに対し分散・バラバラでは対抗しえないし、最低限の権利も守れない。財界・大企業の走狗としての「新世紀ユニオン」角野氏。

「彼らは新世紀ユニオンに偽装加入し、資料を入手し、その規約を参考にして地域労組を手っ取り早く作るという詐欺的手法まで取っている。日ごろ民主化を口にする政党なら組合費のダンピングで他のユニオンを解散に追い込むような手法は取るべきではない。少なくとも公認政党が反社会的、道義的に許されない形で労働組合を組織する誤りを指摘したい。共産党の反省をうながしたい。」
→十分に経験も積んでいるし、自称労働組合「新世紀ユニオン」から詐欺的手法でノウハウを奪う必要もない。逆に「新世紀ユニオン」「角野氏」の方が、詐欺的手法でノウハウを奪っている方のほうが可能性が濃厚である。労働者の権利を守る限りでは、オトナの組織は騒ぎ立てない。
コメント
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