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道草備忘録

本サイト安彦良和WORLDとあまり関連のない「道草」的ページ。 SHINJIが時々関心を持ったことを備忘録として記録。

BATMAN BEGINS 見ました

2006-01-08 16:27:09 | MOVE
BATMAN BEGINS を見ました。
今回はリアスピーカーをもう少し近くに寄せて聴いてみたのですが、かなり音響は改善されました。やっぱり今まで置いていた場所が遠すぎたみたいですね。なので、以後は置き場所を変更することにしました。

さて、映画のほうですが、これがかなり面白かった。今までのシリーズの中では、一番面白かったかもしれない。

物語は主人公の生い立ちからバットマン誕生までを描いている。ストーリーはベタベタで非常にありがち。どこかで見たような内容(スパイダーマンとか)だったので、先が読めてしまうところはあった。

序盤は主人公がヒマラヤ(?)で謎の武装集団(これが忍者集団なので笑わせてくれるんだけど)に訓練を受ける。こんな場所でこんな集団いるかよ?と、非現実的な設定に物凄い戸惑いを覚え、こりゃ駄目だな・・・。と思いつつ見ていると、ようやく主人公がゴッサムシティーへと舞い戻る。

個人的に面白かったのはこのあたりから。

主人公が父親の創業した会社に戻り、窓際族に左遷された科学部門の担当者フォックス(モーガン爺さんが出てた!)の協力を得て、バットマンの装備を獲得していくあたりとか、自宅の(これがまた豪邸なんだけど)地下洞窟を基地に改造していくところなんかにドキドキしてしまった。なんか、こうゆう細かい設定がすきなんですよねえ。

画的にも昨今の映画事情を考えるに、CG使いまくりなんだろうなあ~、と思っていたらさにあらず。街中や洞窟などかなり大掛かりにセットを組んで撮影していたようです。すげえ!!撮影裏話を集めたおまけCDがついていたんですが、こちらもかなり楽しめましたね。

監督や脚本家はかなりバットマンという作品が好きだったようで、作品にもその姿勢が出ていて良かったです。ただ、リアルな方向で描きたいといいながら、かなり非現実的なストーリーだったので矛盾しとるなあ、とは感じましたね。まあ、旧作なんかと比べればかなりリアルというところか。

あと出演者も結構豪華でした。執事のアルフレッド役のひとなんか渋かったですね。主役のブルース役の人もマッチョデブだったけど、役に入れ込んでるカンジが好感でした。

サタデーナイトフィーバー

2006-01-03 17:22:05 | MOVE
古い映画を見ました 1977年製作ですから28年前!
70年代ミュージックにのせ、トラボルタが踊りまくります。

映画は非常に有名なのですが、実は今の今まで見たことがありませんでした。
ようやく重い腰を上げて見てみると、まあ、なんというか。
トラボルタが若くて細かったんだなあ~という強いイメージだけが残りました。

内容は家族について、友情について、恋愛について、将来の夢について、
いろいろテーマがあったようなんですけど、結局どれも中途半端に終わって
しまったようなカンジ。もっと一つのテーマに絞ったほうが良かったのでは?

それにダンスにかける情熱みたいなものも、もうちっと欲しかったような
気がします。同じようなテーマで後に「フットルース」や「フラッシュダンス」
という作品が出るのですがそちらの方が完成度は高かったかもしれない。
まあ、年代から考えればまあ、こんなものかなあとも思います。

この映画を見ていると今も昔も若者がやっとることや、悩んでることは大きく
変わってないような気もしますね。佳作。

今更ですが・・・「パッション」見た

2006-01-01 16:07:43 | MOVE
皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

ようやく私も31日からお休みに入り、3日までノンビリ過ごすつもりです。
しかし12月から寒くなりましたね。朝も寒くて目が覚めてしまいますよ。

さて、今更なんですが今回はメル・ギブの「パッション」を見ました。
なんか内容が重そうでDVD買ってからかなり長期間放置プレイしていたのですが
せっかく高い金出して買ったんだし、休暇のあるときしか見れないしね。

それに、私のメインサイトである安彦良和WORLDで氏の作品「イエス」にも
関連しているので、なるべく早くにレビューしたいと思っていました。
結局見るのに随分時間がかかりましたが・・・。

しかし、重い腰を上げてようやく見た内容ですが、これがかなりダルイ。
映画作ってる関係者の方々には申し訳ないけれど、この作品はレンタルで十分
な気がします。少なくとも正月元旦から見る映画ではなかった。

ストーリーはイエスが捕まるところから始まり、十字架にはり付けられて死ぬ
まで。その間に登場人物それぞれがフラッシュバックしながら過去の出来事を
思い出す構成でした。

まず見ていて一番辛かったのは延々最後まで続く拷問シーン。見ていて正直
痛々しかった。拷問してる兵士が嬉しそうにしているところがまた気分を鬱に
させてくれる。しかしまあ、あんだけ血を流してたら貧血で気を失うと思う
わけだが・・・。

海外では公開時に失神する観客がいたというが、まあ海外だとそんな人も出る
だろうなあ・・・という痛々しさでした。

また、拷問シーンや十字架背負って延々歩いて行くシーン、貼り付けされてから
のシーン。延々長い。長すぎてもう寝てしまう。内容はそんなシーンの連続な
だけなので、正直得るものは何もなかった。

キリストがここまで酷い仕打ちを受けました。というのを延々見せられただけ。
彼が受難を一身に受けた意味を考えろとでも言うのでしょうか?
私は残念ながらキリスト教徒ではありません・・・。

あとは悪魔らしきキャラクターがところどころに出てくるのもありがちで・・・
画的にも見るべき箇所はなかったかな・・・。また、最後の復活シーンも
必要だったのか?かなり疑問でしたね。

この映画を見た後に口直し(?)に安彦氏の「イエス」を読んで、何故イエスが
張り付けになったのか?経緯を補完されるといいかも知れません。

安彦イエスも結構間延びしたシーンがあるのと、バラバやユダの扱いが違う点、
張り付けのお供キャラなどが違いますが、内容的には安彦イエスの方がずっと
面白かったと思う(ラストの扱いも安彦版のほうがいい)いや、ファンの贔屓目
でなく、マジな話です。ハイ。

魔法使いハウルと火の悪魔

2005-12-11 11:59:59 | MOVE
「ハウルの動く城」を見ていろいろと説明不足な点が見受けられたり、話の背景やつながりがよくわからない部分があったため、原作を買ってみました。

結果、映画と原作はかなりかけ離れていますね。
登場人物から設定、ストーリーまでかなり違う。原作はちょっとダークな部分があるので、映画ではもっとソフトにファンタジー色を強めたかったのかも。

どのあたりが違うかというと、これは映画を見てから知った方がいいと思いますけども、ネタバレご容赦ください。

1)荒地の魔女の扱い
ここがもっとも違うところか。原作ではハウルを呪いで追い詰めて行き、後半は実際にハウルと魔法で戦っています。また、火の悪魔はカルシファーだけではなく、荒地の魔女側にもついています。

実際には既に荒地の魔女は火の悪魔に操られているだけの存在で、映画と全然違う結末にちょっとショック。また、荒地の魔女の城も存在している。

2)ソフィー一族
ソフィーには妹が二人存在している。映画ではケーキ屋(だっけ?)で働く人気者のレティーが出てくるが、末の妹(マーサ)は折れ谷に魔法の修行に行っており、出てきていない。

ソフィーが老婆になって居場所を失い、途方にくれて向かった先が「折れ谷」で、劇中でも一言セリフの中で「末の妹を訪ねに行く」と農夫が話している。また、原作はさらにややこしいが、二人の妹レティーとマーサは互いに魔法で姿を変え入れ替わっている。

魔法が使えるのはこの一族生まれつきの部分があるらしく、実はソフィーにも魔法の力が備わっていた。主に「言霊」を操る力のようだ。道中かかしを助けて命を吹き込んだり、帽子屋で作った商品に魔力が入っていたり(その結果継母がお金持ちと再婚できたり)、ラストでカルシファーがハウルの心臓なしで生きれるようにしたりと、映画でわからなかった部分がこの魔法の力があったことで解決できる。

3)サリマン
劇中では、ハウルの師匠だが、原作の師匠はペンステモン先生。でもこの先生は荒地の魔女に抹殺されます。サリマンという名前は、もう一人のペンステモンの弟子、サリヴァンからとったものと思われる。このサリヴァンはハウルと同郷の出らしく能力も高かったが、この人も荒地の魔女にバラバラにされてしまうという・・・ちょっとグロイ展開です。

4)マリクル
劇中では子供で「待たれよ」というセリフで笑わせてくれたキャラクターだが、原作ではマイケルという青年キャラ。キャラクター的には劇中の方が好印象。

5)かかしと犬
どちらも呪いがかけられている点は共通している。が、サリヴァンを含めて原作ではかなり重要なキーマン。原作にしか出ない行方不明となったジャスティン殿下に深くかかわっている。

といった具合に、映画では描かれていない部分がかなりあるし、ストーリーも全然違う展開なので、別物として読むべきなのだが、細かい設定部分は映画で描かなかっただけで、共通している部分も多い。脳内補完しながら二つの物語が楽しめてしまうのは面白かった。ついつい原作の続編も読んでみたい衝動にかられた。


スターウォーズ エピソード3

2005-11-27 15:35:28 | MOVE
うーん、3作目ともなると作品が醸し出す雰囲気がマンネリ気味。
確かにヨーダはよく動いていた。火山帯でのラストの対決シーンもまあまあだった。CGによって今まで手作業では得られなかったような画面作りは出来たが、それもこれだけ一般的になった昨今では目玉とは言い難い。

そして肝心のストーリーも起伏がなく、想像していたとおりの展開で特にこれといった見所もない。しいて言えば・・・

・序盤で伯爵があっさりアナキンに始末されたので笑
・マスター・ウィンド(だっけ?)が意外に強かった。が、皇帝に始末される最後がちょっとカワイソス
・アナキンが暴走して子供の見習いジェダイも迷わず抹殺・・・ヤリスギ
・皇帝の特殊能力使いすぎて顔が変わるところはキモス
・オビ=ワンがヘタレなところだけは憎めなくて良かった。

結局、女房死んだのも、ダークサイド堕ちたのもアナキンの自業自得?のような気がする。画作りが古臭かったのが妙に気になったが、壮大なサーガが完結したご祝儀でDVD買ったちゅーところでしょうか?