道草備忘録

本サイト安彦良和WORLDとあまり関連のない「道草」的ページ。 SHINJIが時々関心を持ったことを備忘録として記録。

グレーンホーネット

2011-09-25 15:19:51 | MOVE

グレーンホーネット  2011年公開 監督: ミシェル・ゴンドリー   キャスト: セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス、クリストフ・ワルツ

新聞社の若き後継者ブリット・リードが、正義のヒーロー“グリーン・ホーネット”となり悪に立ち向かう姿を描いた60年代の人気TVドラマを、ミシェル・ゴンドリー監督が映画化。昼間とは別の顔を持つ男ブリッドは、ハイテク装置満載の愛車ブラック・ビューティーを駆って、相棒のカトーと共にギャングの支配者ベンジャミン・コドンフスキーと対決する。

ああ、なんちゅーアホな映画だろうか。でも肩の力を抜いて見られるのでラク。主人公が自分勝手でクレイジー、相棒カトーを親友といいながら、彼をただの雇われ人のように扱う姿にこんなヒーローどうなのよ?と思ったが、カトーもリードと本気で喧嘩しながらやりかえし、結局は仲直りしているところが面白い。

ふたりの無鉄砲でアナーキーなハチャメチャ活躍ぶりは面白かったけど、適役のコドンフスキーが頭悪すぎて主役の存在感に負けている・・・、それにヒロイン役にディアスって・・・老けすぎだろう・・・、脇役の配置がいまいちなのが残念なところ。ちょっとアイアンマンの設定に近いものがあるけど、なかなか面白い佳作でした。


アウェイク

2011-09-25 15:06:53 | MOVE

アウェイク 2011年公開 監督:ジョビー・ハロルド キャスト:ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ

父親から莫大な遺産を継いだ青年実業家クレイトンは、心臓に難病を抱えていた。彼は母親の秘書サムと交際をしていたが、それを母親には言い出せない。しかし、サムに結婚を迫られやむなく母に伝えその日のうちに結婚する。その夜、友人の心臓専門医・ジャックから、彼の心臓に適合するドナーを見つけたという連絡が入り、母の反対を押し切って手術を受ける。しかし術中覚醒に陥ったクレイトン、彼は体は動かないが意識が覚醒した状態で驚愕の事実を耳にする。

なんか、ジェシカのプロモーションビデオかと思いましたが・・・、ジェシカが美しいので許す。可愛すぎるなジェシカは。最初は術中覚醒の話と恋愛ストーリーかと思ってたんですが、中盤からサスペンスになってきたので驚いた。書いちゃうとネタバレなのでここはやめときますが、術中覚醒のシーンは痛々しくて見ているこっちが苦痛でした。ヘイデンの心の中のうめきが面白かったけど。あと、友人の心臓外科医がかっこつけてるけど、あの人ただの犯罪者だよね。開き直るなって思う。

お坊ちゃま育ちのクレイトンが騙され、裏切られ、いろいろ可哀想なお話でしたけど、彼の悲劇はチームドラゴンの朝田龍太郎に出会わなかったことだろう。


アンノウン

2011-09-25 14:49:58 | MOVE

アンノウン 2011年公開  監督:ジャウム・コレット=セラ    キャスト:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、ジャニュアリー・ジョーンズ

植物学者のマーティン・ハリス博士は、学会出席のため、妻のリズと共にドイツのベルリンへ到着。ハリスはアタッシェケースを空港に忘れて来た事に気付き、空港へ引き返す。その時、乗っていたタクシーが事故で川に転落してしまう。4日後に意識を取り戻したマーティンは、宿泊先のホテルに向うが、そこで会った妻はハリスを知らず、自分と名乗る男がいた。自分はいったい何者なのか、何が起こっているのか? 記憶を失ったまま、見知らぬ土地で自分の命をつけねらう者に追われるハリスだが、事故にあったタクシードライバーの女性と接触することで徐々に糸口をつかんでいく。

いやあ、ここのところずっと外れ映画ばかりで退屈していたのですが、久々にドキドキハラハラと面白かった映画です。自分の記憶をなくし、見知らぬ土地で協力者もおらず、正体不明の暗殺者に追われながらも、自分自身を見つけ出すために孤独と恐怖に立ち向かう主人公がいいですね。途中、学者の主人公なのにやたらに車の運転がうまいこととか、肉弾戦にも強いわけが後半分かってきて、え?そうだったのか・・・という、どんでん返し的な演出もあり驚きがあります。

ただまあ、ラストは主人公がアレなのに、行方をくらましてハッピーエンドオチでいいのだろうか?という疑問がわきますが、ヒットしたら続編を作るための流れだったのかも。あいにく、知らない人が多いんじゃないですかね、この映画。おすすめなのに。


ガフールの伝説

2011-09-25 14:34:34 | MOVE

ガフールの伝説  監督:ザック・スナイダー  原題:Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole

2010年のアメリカ・オーストラリア合作のファンタジー映画。アメリカの作家キャスリン・ラスキーによるフクロウ世界の冒険ファンタジー小説『ガフールの勇者たち』を原作としている。

“純血団”からフクロウたちを救う戦いの伝説「ガフールの勇者たち」の物語を父から語り聞き、夢中になるソーレン。勇者になることを夢見るソーレンだったが、兄のクラッドはそんな弟をせせら笑う。ある日クラッドとソーレンは飛行の練習中に落ち、純血団に拉致されてしまう。捕獲されたソーレンは兄と別れ脱出、旅の途中で仲間を見つけ、彼らはガフールの勇者たちがいる“神木”を探しに海を越えてゆく・・・といったお話。

ストーリーはよくある勧善懲悪、RPG的な勇者の冒険譚であるので多くは語れない。ちゅーか、ありふれていて途中で寝ちゃいましたが。見所はフルCGで作られた画の美しさ。それと、所々差し込まれるスローモーション。風の流れに乗り、雨粒をはじきながらフクロウが飛ぶ姿がなかなか良かったです。でもこれ、続編作りそうな雰囲気ですよね。


ブラック・スワン

2011-09-25 14:05:35 | MOVE

ブラック・スワン 2011年公開 ダーレン・アロノフスキー監督

キャスト:ニナ・セイヤーズ・・・ナタリー・ポートマン、トマス・ルロイ・・・ヴァンサン・カッセル、リリー・・・ミラ・キュニス

ニューヨーク・シティ・バレエ団のバレニーナ・ニナは、純真で繊細な“白鳥”と、妖艶に王子を誘惑する“黒鳥”の二役を踊る「白鳥の湖」のプリマドンナに抜擢される。しかし優等生タイプのニナにとって“白鳥”は問題なく演じられるが、“黒鳥”を演じるには大きな課題があった。大役の重圧の中、黒鳥役をつかめないニナは精神的に追い詰められていく。さらにニナとは正反対のタイプである、リリーが代役に・・・。役を奪われる恐怖に襲われ、ニナの精神が崩壊してゆく・・・といったお話。

ナタリーの1年にわたるバレエの特訓、役作りと熱演が認められ、アカデミー主演女優賞を取った作品なので、かなり期待してみたのですが、自分には合わなかったようです。ナタリーが頑張って演じていることは伝わるのですが、正直バレエの善し悪しが分からない。ナタリーは役作りのためか、少しやせ過ぎかと感じたけどバレリーナってあんなモンなのかな?それでもナタリーの美しさは損なわれてないね。

ニナが大役の重圧、母親の束縛により精神的に崩壊寸前になったとき、誰しも驚嘆するようなギリギリのバランスでバレエが繰り広げられる・・・という展開は面白かったけど、その一方でプロデューサーのルロイが、ニナの奮起を促すつもりなのか?、はたまたただのエロ親父なのか、ニナに性的ハラスメントを続けるのが見てられんかった。

評判の割には思ったよりスリリングな場面もなかったし、拍子抜けなカンジでした。残念です。