道草備忘録

本サイト安彦良和WORLDとあまり関連のない「道草」的ページ。 SHINJIが時々関心を持ったことを備忘録として記録。

ホームシアターセット購入その2

2005-12-18 11:36:54 | エレクトロニクス
その1がダラダラ書いてるうちに長くなったのでつづきを。

DHT-S7000を選んだのはずばりワイヤレスという一つの目玉。ちょっとスーパーウーハーが縦長になっているのが気になるのだが、これも聴いてみなけりゃわからない代物だしねえ。

んで、Webで発注後4日ほどで到着。デカイダンボール1箱で届きました。重いのに配送の方ご苦労様です。その日は平日なのでとりあえず箱から出して整理するところまで。

土曜日の休みになり、午後からいよいよセッティングです。まず現状ビデオからDVD、TVへとつながれている配線を外し、全然使わなくなったビデオを取り除きます。で、映像はDVDを経由して直接TVへD端子出力。ビデオを経由しないことでTVの画像が美しく映るように!(かなり年代が古いビデオでしたので、経由すると画像がマジで汚くなっていた)

音声はDVDから出力しTV側とS7000へ入力。DTS対応用に光ケーブルをついでにDVDからS7000へ接続しました。このあたりが正直よくわからない点。なにがわからないかというと、アナログ接続(普通のケーブル)とデジタル接続(光ケーブル)の両方を接続しないと音声が出ないのか?というところ。

ちなみに最初は光ケーブルだけでも音声データは流れるわけだし、もうアナログ接続は必要ねーか?と思い、光ケーブルだけつなぎましたが、映画を流してみても音声がTVのスピーカーからしか出てこない。設定が間違ってるのか??と色々説明書をにらみながら苦闘するも状況は変わらず。

やむを得ずアナログケーブルをS7000に接続すると音声が出てきた。ちなみに映画はDTS対応版でマークも入っている。DVD側の出力設定が間違ってるのかも知れないが、ちゃんと設定できているとすると、光ケーブルとアナログケーブル両方つなげている場合、どちらが優先して使われるのか?それも疑問だ。

また、この製品の目玉となるワイヤレスだが、わりと距離を開けて設置しても認識できるようだ。結構電波強いのか・・・? しかし、このワイヤレス、リアスピーカーの中に受信機が入っていて一体化されているものと思っていたが、受信機が存在していた。

本体側から発信される電波を受信機が受け、それにつながれる形でリアスピーカーを設置するわけだ。電源もその受信機が供給する。この受信機結構大きい。リアスピーカーより大きいので妙に存在感がありすぎ。正直邪魔で置き場所に困る・・・。

また、電波はチャンネルを選んで飛ばせるため、受信機を選ばないと思われ(PCみたいにMACアドレスで子機を限定しているわけではないだろう・・・?)電波がどの程度の距離で飛んでいて、壁など通れないようになっているのかわからないが、場合により音が外部に漏れることもあるだろう(iPodを車で聞く際に無線で飛ばしていると、同じチャンネルで聞いている他の車に曲が飛んでしまうのと同じですね)まあ映画の音が漏れて困ることは別にないけれど。

ケーブル接続は両方ともジャック方式にして欲しい。片方だけジャックなんだよね。いちいち線を穴ぼこに挟み込むのは面倒ですよ。ジャック方式なら差し込むだけですぐ終わるし。その問題点を除けば素人の私でも簡単に終わりました。

とりあえず試しに1本映画を試聴しましたが、ちょっと音に響きが足りなかった気がする。これもまだ上手く設定できていないことが原因かもしれない。リアスピーカーも結構遠い位置にセットしてしまったので、もう少し位置を自分の近くに持ってくれば臨場感があがるのかも。

ちょっと音的には拍子抜け。というか、お店で試聴した他の入門機と同レベルに感じる。リビングで少し空間が縦長に広いせいもあるのか?音が拡散している?どうも、全体に低音も響かないし音が軽く感じる、音の反響というか、広がるカンジも伝わってこない。その割りに、アクションシーンになるとバリバリとやたらに音が大きくなってうるさ過ぎる・・・(近所迷惑だよなあ)。うーん、スピーカーの位置の問題?もありそうだけど、もう一回説明書とにらめっこしながら再設定だな。

また、今のところ本体側の設定も表示項目の意味がまだよくわからない。自動選択でDVDにあわせて選択されるようだけれど、上手く設定されているものなのかも判断がつかん。

せっかく期待して購入したのだが、まだ別の部屋で使っているステレオで聴く方が臨場感があるような気がします。今のところ満足度低し・・・うーん、高い買い物してしまったかなあ・・・もう一度スピーカーの位置や、アンプの設定を変えながら再チャレンジします。

ホームシアターセット購入

2005-12-18 10:42:59 | エレクトロニクス
ついに以前から欲しくてしょうがなかったホームシアターセットを購入しました。
買うか、買わないか、かなり迷ったんですが、ボーナスも入ったし、毎日仕事ばかりで精神的に鬱になっていたこともあり、馬車馬のように働いた自分にご褒美。

話はそれますが、今年のボーナスは人事制度が変わったこともあり去年よりも若干下がっている。今年は自分的には120%くらいの力を出して、心身ともにボロボロになるくらい(睡眠不足でフラフラ・眼精疲労・肩こり・耳鳴り・頭痛などで苦しみ近所のマッサージ屋さんでリフレッシュしてた)マジで働きました。

そんだけ必死に働きまくって去年より賞与が下がるという現実・・・。まあ業績スライドするので仕方ない部分もあるけれど、今年のような働き方はもう今後できねーな、これ以上やるとたぶん脳内出血か心不全起こして死ぬ確率高くなると思った。仕事は評価してもらえたんだけれども、ちゃんと給与でリターンしてくれないならボロボロになるほど働くこともねーな、とすっかり脱力してしまい、仕事の方も少し落ち着いてきて以来、燃え尽きたような、心にスッポリ穴が出来たような虚ろな感覚が漂っております。

そんな今の自分の心のスキマを埋めるべく、まずは物欲を満たそう!と購入したのが

DENON DHT-S7000

というホームシアターセット。入門機ではありますが、ワイヤレス技術を投入された新型であります。ホームシアターは以前から欲しかったけれど、スピーカーまでケーブル配線延ばすのをどう処理するのさ?という問題があり、購入に至らなかったのですが、リアスピーカーまでワイヤレスなら解決!と思い心が動きました。

現在カカクコムで調べる限り最安値は59000円台後半、まだ発売されたばかりだしなあ~、と思いながら調べ、最終的に某電気屋さんの通販サイトで67000円で10%ポイントつきを選びました。ポイント分引けば60000円ちょっとで、配送料もかからないし最安値に近い価格で買うことできる。

この製品以外に、YAMAHAもYSP-1000という横長ワンボディタイプの新型や、本格的なタイプなど検討していましたが、値段が高くつくので諦めました。ホントの事を言うと、以前店頭で試聴した時は、入門機と本格機とを聞き比べると、やっぱり臨場感が違うよな~、入門機は音が軽い気がする・・・という印象があり、長く使うなら少々高くても本格的なモノにしたいな、という思いはありました。

しかし懐具合と相談し、最終的には身の丈にあった(ちゅーか、音の専門家でもないし実際使ってみないことにはわからないよねえ)値段を予算化することに。

・・・つづく

魔法使いハウルと火の悪魔

2005-12-11 11:59:59 | MOVE
「ハウルの動く城」を見ていろいろと説明不足な点が見受けられたり、話の背景やつながりがよくわからない部分があったため、原作を買ってみました。

結果、映画と原作はかなりかけ離れていますね。
登場人物から設定、ストーリーまでかなり違う。原作はちょっとダークな部分があるので、映画ではもっとソフトにファンタジー色を強めたかったのかも。

どのあたりが違うかというと、これは映画を見てから知った方がいいと思いますけども、ネタバレご容赦ください。

1)荒地の魔女の扱い
ここがもっとも違うところか。原作ではハウルを呪いで追い詰めて行き、後半は実際にハウルと魔法で戦っています。また、火の悪魔はカルシファーだけではなく、荒地の魔女側にもついています。

実際には既に荒地の魔女は火の悪魔に操られているだけの存在で、映画と全然違う結末にちょっとショック。また、荒地の魔女の城も存在している。

2)ソフィー一族
ソフィーには妹が二人存在している。映画ではケーキ屋(だっけ?)で働く人気者のレティーが出てくるが、末の妹(マーサ)は折れ谷に魔法の修行に行っており、出てきていない。

ソフィーが老婆になって居場所を失い、途方にくれて向かった先が「折れ谷」で、劇中でも一言セリフの中で「末の妹を訪ねに行く」と農夫が話している。また、原作はさらにややこしいが、二人の妹レティーとマーサは互いに魔法で姿を変え入れ替わっている。

魔法が使えるのはこの一族生まれつきの部分があるらしく、実はソフィーにも魔法の力が備わっていた。主に「言霊」を操る力のようだ。道中かかしを助けて命を吹き込んだり、帽子屋で作った商品に魔力が入っていたり(その結果継母がお金持ちと再婚できたり)、ラストでカルシファーがハウルの心臓なしで生きれるようにしたりと、映画でわからなかった部分がこの魔法の力があったことで解決できる。

3)サリマン
劇中では、ハウルの師匠だが、原作の師匠はペンステモン先生。でもこの先生は荒地の魔女に抹殺されます。サリマンという名前は、もう一人のペンステモンの弟子、サリヴァンからとったものと思われる。このサリヴァンはハウルと同郷の出らしく能力も高かったが、この人も荒地の魔女にバラバラにされてしまうという・・・ちょっとグロイ展開です。

4)マリクル
劇中では子供で「待たれよ」というセリフで笑わせてくれたキャラクターだが、原作ではマイケルという青年キャラ。キャラクター的には劇中の方が好印象。

5)かかしと犬
どちらも呪いがかけられている点は共通している。が、サリヴァンを含めて原作ではかなり重要なキーマン。原作にしか出ない行方不明となったジャスティン殿下に深くかかわっている。

といった具合に、映画では描かれていない部分がかなりあるし、ストーリーも全然違う展開なので、別物として読むべきなのだが、細かい設定部分は映画で描かなかっただけで、共通している部分も多い。脳内補完しながら二つの物語が楽しめてしまうのは面白かった。ついつい原作の続編も読んでみたい衝動にかられた。