「法滅尽経」を受持する事で
無量不可計の功徳が得られるとされますが
経文の内容は 世の終わりに向かいながら
人類が堕落し 法が失われてゆき
男性が怠惰となって平均寿命が短く
女性が功徳を得るために励むようになって 寿命が100歳に近いほど延びる時代を迎え、
それから 世の終わりを迎えて
弥勒仏が当下して
福楽のみの「ミロクの世」が出現するという予言となっており
世の終わりの予言の部分は 現在に完全に当てはまっているようです。
「聞如是(もんにょぜ)
一時仏在(いちじぶつざい)
拘夷那竭国(くしながらこく)
——如来三月(いちにょらいさんがつ)
当般涅槃——与(とうはんねはんいちよ)
諸比丘及諸菩薩(しょびくきゅうしょぼさつ)
無央数衆来詣仏所(むおうすうしゅらいけいぶっしょ)
稽首于地(けいしゅうじ)
世尊寂静黙無所説(せそんじゃくせいもくむしょせつ)
光明不現(こうみょうふげん)
賢者阿難(けんじゃあなん)
作礼白仏言(さらいびゃくぶつごん)
世尊前後説法(せそんぜんごせっぽう)
威光独顕(いこうどくけん)
今大衆会光更不現(こんたいしゅえこうこうふげん)
何故如此(かこにょし)
其必有故(ごひつうこ)
願聞其意(がんもんごい)
仏黙不応(ぶつもくふおう)
如是至三(にょぜしさん)
仏告阿難(ぶっごあなん)
吾涅槃後法欲滅時(ごねはんこうほうよくめつじ)
五逆濁世魔道興盛(ごぎゃくだくせまどうきょうじょう)
魔作沙門壊乱吾道(まさしゃもんかいらんごどう)
著俗衣裳(じゃくぞくえしょう)
楽好袈裟(らくこうけさ)
五色之服(ごしきしふく)
飲酒(おんじゅ)
たん肉(たんにく)
殺生(せっしょう)
貪味(とんみ)
無有慈心(むうじしん)
更相憎嫉(こうそうぞうと)
時有菩薩(じうぼさつ)
辟支 羅漢(へきし らかん)
精進修徳(しょうじんしゅとく)
一切敬待(いっさいけいじ)
人所宗向教化平等——憐貧(にんしょしゅうこうきょうけびょうどういちりんひん)
念老(ねんろう)
鞠育窮厄(きゅういくきゅうやく)
恒以経像令人奉事(ごうにきょうぞうりょうにんぶじ)
作諸功徳(さしょくどく)
志性恩善(ししょうおんぜん)
不侵害人(ふしんがいにん)
損身済物(そんしんさいもつ)
不自惜己(じじさくこ)
忍辱仁和(にんにくにんわ)
設有是人(せつうぜにん)
衆魔比丘咸共嫉之(しゅまびくいくとし)
誹謗揚悪(ひぼうようあく)
擯黜駆遣不令得住(ひんちゅつくけんふりょうとくじゅう)
自共於後不修道徳(じくおごふしゅどうとく)
寺廟空荒(じびょうくうぼう)
無復修理転就毀壊(むぶしゅりてんしゅうきかい)
但貪財物(たんとんざいもつ)
積聚不散(じゃくじゅふさん)
不作福徳(ふさふくとく)
販売耕田種植(はんばいぬひこうでんしゅしょく)
焚焼山林(ふんしょうさんりん)
傷害衆生(しょうがいしゅじょう)
無有慈心(むうじしん)
奴為比丘(ぬいびく)
婢為比丘尼(ぬいびくに)
無有道徳(むうどうとく)
婬てつ濁乱(いんてつだくらん)
男女不別(なんにょふべつ)
令道薄淡皆由斯輩(りょうどうはくたんかいゆうしはい)
或避縣官依倚吾道(こくひけんかんえきごどう)
求作沙門(ぐさしゃもん)
不修戒律(ふしゅかいりつ)
月半月尽雖名誦戒(がつはんがつじんすいみょうしょうかい)
厭倦懈怠不欲聴聞(えんけんけたいふよくちょうもん)
抄略前後不肯尽説(しょうりゃくぜんごふこうじんせつ)
経不誦習(きょうふしょうしゅう)
設有読者不識字句(せつうどくしゃふしきじく)
為強言是(いごうごんぜ)
不諮明者貢高求名(ふしみょうしゃこうこうぐみょう)
虚顕雅歩以為栄冀(きょけんがほにいえいき)
望人供養(もうにんくよう)
衆魔比丘命終之後(しゅまびくみょうしゅうしご)
精神当堕無択地獄(しょうじんとうだむたくじごく)
五逆罪中餓鬼(ごぎゃくざいちゅうがき)
畜生靡不経歴(ちくしょうびふきょうれき)
恒河沙劫罪竟乃出(ごうがしゃごうざいきょうないしゅつ)
生在返国無三宝処(しゅっしょうへんこくむさんぽうしょ)
法欲滅時(ほうよくめつじ)
女人精進(にょにんしょうじん)
恒作功徳(ごうさくどく)
男子懈慢(なんしけまん)
不用法語(ふようほうご)
眼見沙門如視糞土(みょうけんしゃもんにょしきど)
無有信心(むうしんじん)
法将殄没(ほうしょうてんもつ)
登爾之時諸天泣涙(とうにしじしょてんきゅうるい)
水旱不調(すいかんふちょう)
五穀不熟(ごこくふじゅく)
疫気流行死亡者衆(えききるこうしぼうしゃしゅ)
人民勤苦(にんみんごんく)
縣官計剋(けんかんけいこく)
不順道理(ふじゅんどうり)
皆思楽乱(かいしらくらん)
悪人転多如海中沙(あくにんてんたにょかいちゅうしゃ)
善者甚少若一(ぜんしゃじんしょうにゃくいつ)
若二(にゃくに)
劫欲尽故(ごうよくじんこ)
日月転短(じつがつてんたん)
人命転促(にんみょうてんそく)
四十頭白(しじうずびゃく)
男子婬てつ(だんしいんてつ)
精尽夭命(しょうじんようみょう)
或寿六十(こくじゅろくじう)
男子寿短(なんしじゅたん)
女人寿長(にょにんじゅちょう)
七 八 九十或至百歳(しち はち くじうこくしひゃくさい)
大水忽起卒至無期(だいすいこつきそっしむご)
世人不信故為有常(せにんふしんこいうじょう)
衆生 雑類(しゅじょう ぞうるい)
不問豪賎(ふもんごうせん)
没溺浮漂(もつできふひょう)
魚鼈食たん(ぎょべつじきたん)
時有菩薩、(じうぼさつ)
辟支 羅漢(へきし らかん)
衆魔駆逐不預衆会(しゅまくすいふよしゅえ)
三乗入山福徳之地(さんじょうにゅうざんふくとくしじ)
恬怕自守以為欣快(てんぱくじしゅにいきんかい)
寿命延長(じゅみょうえんちょう)
諸天衛護月光出世(しょてんえいごがっこうしゅっせ)
得相遭値(とくそうぐうち)
共興吾道五十二歳(くよごどうごじうにさい)
首楞厳経(しゅりょうごんきょう)
般舟三昧(はんにゃざんまい)
先化滅去(せんけめつきょ)
十二部経尋後復滅(じうにぶきょうじんごぶめつ)
尽不復現(じんふぶげん)
不見文字(ふけんもじ)
沙門袈裟自然変白(しゃもんけさじねんへんびゃく)
吾法滅時(ごほうめつじ)
譬如油灯(ひにょゆとう)
臨欲滅時光明更盛(りんよくめつじこうみょうこうじょう)
於是便滅(おぜべんげん)
吾法滅時亦如灯滅(ごほうめつじやくにょとうげん)
自此之後難可数説(じししごなんかすうせつ)
如是之後数千万歳(にょぜしごすうせんまんさい)
弥勒当下世間作仏(みりょくとうげせけんさぶつ)
天下泰平(てんかたいへい)
毒気消除(どくけしょうじょ)
雨潤和適(うじゅんわてき)
五穀滋茂(ごこくじも)
樹木長大(じゅもくちょうだい)
人長八丈(にんちょうはちじょう)
皆寿八万四千歳(かいじゅはちまんしせんさい)
衆生得度不可称計(しゅじょうとくどふかしょうけい)
賢者阿難(けんじゃあなん)
作礼白仏(さらいびゃくぶつ)
何名斯経(かみょうしきょう)
云何奉持(うんかぶじ)
仏言(ぶつごん)
阿難(あなん)
此経名為 法滅尽(しきょう ほうめつじん)
宣告一切宜令分別(せんごいっさいぎりょうふんべつ)
功徳無量不可称計(くどくむりょうふかしょうけい)
四部弟子聞経(しぶでしもんきょう)
悲惨惆悵(ひさんちゅうちょう)
皆発無上聖眞道意(かいほつむじょうしょうしんどうい)
悉為仏作礼而去(しついぶっさらいにきょ)。」