語り得ぬ世界

現実逃避の発展場 Second Impact
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珍なる博多渋滞_20【第3日10】

2024-08-19 07:32:35 | 博多

『プリンセス・ピピ』を出て「旧大阪商船ビル」へ。ショップを見て回りましたが、わたせせいぞうギャラリーは前回訪ねているのでパスし、ポストカードだけ購入。ついでにトイレに行くと…

12:21 目の前に何ともビミョーな塗り映えのピアノが出現(苦笑)
とよだまりさというアーティストが公開で行ったペイントらしいです。自由に弾ける街角ピアノ。

古めかしい金庫。開け方が書かれてあったので挑戦しましたけど、開きませんでした…。

いいポスターがありますね。せっかくのポスターなのでもっとうまく見せてほしいものですなぁ。惜しい。
その後、前回訪問時には行ったことがないところへ。

門司港駅と関門海峡方面を結ぶ約2kmの観光トロッコ列車の線路です。踏切から撮影。現在はネーミングライツなのか「北九州銀行レトロライン」という名称になっています。かつては門司港駅から田浦港までの臨港線というセメントや石灰石を運ぶ貨物線でした。臨港線は貨物輸送量の減少に伴い平成17(2005)年に廃止(休止)になりましたが、平成21(2009)年4月に観光トロッコ列車の路線として再生されました。全国初の観光目的に特化した普通鉄道とのことです。

トロッコ列車は「潮風号」と言いまして、2両の客車を平成18(2006)年11月まで南阿蘇鉄道で使われていたDB10形ディーゼル機関車が挟むようにして運行されています。片道約10分ほどの鉄道旅。珍は今回乗るつもりだったのですが、大雨で土砂が線路に流れ込み、7月13日~15日の3日間運休でした。トホホ。

12:42 トロッコ列車の線路の向こうにアーケードのある商店街が見えたので行ってみることに。「栄町銀天街」というかっこいい名前の商店街ですが、人影もまばらなシャッター通りですね。

シブいおもちゃ屋さんもあります。昔の商店街は必ずおもちゃ屋さんがありましたよね。珍実家のあったN市駅前の商店街にもオババさまが一人で経営されている小さなおもちゃ屋さんとプラモデル屋さんがありました。オババさまのおもちゃ屋さんは珍が小学生低学年の頃に閉められましたけど、珍祖母にブリキのおもちゃを買ってもらったりしていましたし、プラモデル屋さんは珍が中高生ぐらいまではあり、よく通っていました。さらに珍実家から京阪本線の踏切を渡って西側にある商店街にもオババさまの店より大きなおもちゃ屋さんがありました。時々珍父におもちゃを買ってもらった記憶があります。なので、今でも商店街でおもちゃ屋さんを見かけると郷愁に駆られます。

あれは…昭和な飲み屋長屋(雑居ビルではなく横に飲み屋が連なる)っぽいですね。実際にお店へ行くにはコワいですし、近づくのもコワいので遠くから撮るだけ(苦笑)

トリミングズームをしてみました。現役の店舗がいくつかあるようですが、看板に歯抜けがあるということは半分ほど空き店舗ということでしょうか。看板に名があっても店じまいしているところもありそうです。

左側はハイカラな意匠の歯科医ですけど、商店街全体に活気があるとは言いにくいですね。門司港レトロは立派な洋館を中心に飲食・物産・宿泊などエリア完結型のブランド戦略を展開しているわけですが(「門司港レトロ」とはそもそもエリアやコンテンツを限定してしまっていますよね)すぐ近くにある商店街とは連携・連動していないのですね。まあ、地元有力観光事業者と古い商店街との何となく互いにケッタクソみたいなものを想像してしまいますが、もったいないですね。空き店舗も多そうなので、門司港レトロエリアには家賃などから入れない若手の飲食店や雑貨店などを誘致して、互いに連携してPRすれば門司港駅周辺の活性化につながると思いますけどねぇ。

こりゃすげぇ。まんまやん(笑)
ライブをするには狭そうなので、京都河原町通りから路地に入ったところにある「治外法権」みたいなロック喫茶のBAR版てところでしょうか。大音量でハードロックを流すので、同行者とも店の人とも喋れません、聞こえません。それにしてもシャッターのイラストがグランド・ファンク・レイルロード(かつて米国を席巻したハードロックバンド)に、フラワートラベリング・バンド(ジョー山中が在籍した日本の伝説的ハードロックバンド)という1970年代のバンドをチョイスしているところがシブい。レッド・ツェッペリンもそうですしね。

寂れた商店街こそ路地がワンダーランド。路地にある店舗はメインストリート側の商店街に加入していないケースが多いのですが、ユニークなお店も多いですよね。さっそく行ってみましょう。

『出汁屋 PON』という店が新装開店されたわけですね。早鞆三銃士ってナニ?(笑)

正面からXperia16mm超広角モードで撮影。出汁を使った料理を出す居酒屋っぽいですね。壁面を埋めるタイルがシブいビルですな。お味がどうかはわかりませんけど、こういう特徴的なお店をぜひ門司港駅周辺観光に組み込んでもらいたいものです。

隣のビルがまたシブい。というか商店街に面しているので貸しビルなのか店舗付き集合住宅なのかわかりませんけど、廃墟感が凄い。しかも路地側には一切出入口がありません。路地をガン無視ですね(苦笑)

栄町銀天街のアーケードが見えていますけど、路地から見ると「門」の字に見える両側のビルの屋上には、後に増築したであろうペントハウスみたいな建物が乗っていますね。どう考えても違法建築っぽいですけど、大丈夫ですか?(苦笑)
さらに路地の奥を見てましょう。

(つづく)

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