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ブログでウクレレ

チャランゴとウクレレはよく似ている。

2011-07-28 23:01:26 | ウクレレ
先日、チャランゴ奏者の人と知り合いになりました。



お互いに「ニッチな楽器である」ということを自覚しているがために(?)、妙に意気投合。



話を聞いていて「ウクレレとチャランゴには奇妙な共通点がある」ことを知りました。








チャランゴとウクレレ(その1)






チャランゴとウクレレ(その2)





観ての通り、楽器としてのサイズはおおむね同じくらい。



今回見せてもらったチャランゴの場合、使用している木はハカランダ。



ハカランダはウクレレでも人気の素材ですから、素材選びは共通するところがあるようです。



ただしチャランゴのボディ自体は「1本の木から削りだし」で作るそうです。これは大変ですね。



加工費用を考えたらかなり高額なのかと思ったら、そうでもないらしく「10数万円」くらいでプロユースのものが買えるそうです。



この点はウクレレより安価ですね。最近のウクレレは高価格が進んでいると感じているので、この点は少々羨ましい。



しかしながらその音量はチャランゴのほうが圧倒的に大きく、しかも音のキラビヤカさもチャランゴが圧勝と言わざるを得ません。



使用している弦はどちらもナイロン弦ですが、なにしろウクレレは弦が4本なのに対して、チャランゴは10本。



チャランゴの弦の配置は12弦ギターと同じ「2本で1セット」の配置ですから、音がキラビヤカになるのは当然。



で、いちばん興味深かったのはチューニングの話。



チャランゴのチューニングは「G/G、C/C、E/E、A/A、E/E」。



そしてウクレレのチューニングは皆様ご存知のとおり「G、C、E、A」。







みなさん、もうお気づきですね。そうなんです。







つまりこの2つの楽器のチューニングはまったく同じ!



オープンコードで弾くと「Am7」!



これを単なる偶然でしょうか?



チャランゴ奏者の方に目の前で1曲弾いてもらったところ、曲調は「いかにも南米風(ランバダ風なボリビアの曲)」なものを弾いてもらったのですが、



登場するコードはなんと「C」「F」「G」「Am」。



つまるところ、曲のKEYは「Am」だったり「C」だったり。



南米風(ボリビアの曲)とハワイアンは曲調が全く異なるのに、コードは結局おんなじ。



私も少し弾かせてもらったのですが、当然のことながらウクレレのコードフォームですんなり弾けます。



全く別の楽器とは到底思えません。



ただし、右手のストロークは全く別物ですね。



フラメンコ&スパニッシュギターっぽいストロークで弾く楽器のようで、これは慣れが必要。



このストロークを覚えると、ウクレレのプレイに幅が出るであろうことは容易に想像できます。



ストロークの引き出しが少ない私としては、このストロークは是非とも学びたい。




・・・・などなど、ウクレレとの比較で考えると、興味深い点がたくさんあります。





やはり「異種格闘技/異業種交流」は面白いです。