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ベースの売れ筋商品に異変が・・・

2009-07-16 01:59:52 | ウクレレ
ベース物色中、ということであちこちのサイトを見ているのですが、「価格.com」のベース商品のページを見たら、どうもベースの売れ筋商品がヘンなことになっていることに気づきました。

ちなみに2009年7月11日のベースの売れ筋/注目/満足度ランキングは下記のとおり。


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<ベースの売れ筋ランキング>

1位:FENDER JAPANジャズベース[JB62 3TS] 最安値59,500円

2位:FENDER JAPANジャズベース(レフトハンド)[JB62-LH 3TS]最安値71,999円

3位:PhotogenicJB-240 BK(T3P)最安値11,970円


<ベースの注文度ランキング>

1位:FENDER JAPANジャズベース(レフトハンド)[JB62-LH 3TS]最安値71,999円

2位:FENDER JAPANジャズベース[JB62 3TS] 最安値59,500円

3位:FENDER JAPANジャズベース [JB-STD 3TS]最安値45,800円

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さて、なにがおかしいでしょう。

・・・



もう一目瞭然です。


まず「レフトハンド用のベース」がベスト3にランクインすることが明らかにおかしい。


そしてメーカーはほぼ全部が「Fender Japan」で占められているのもなんだか違和感がある。確かにFenderの「Jazz Bass」シリーズは定番商品ですが、YAMAHAとかフェルナンデスとかアイバニーズとかがランクインしていてもよさそうなものです。



一体これはどういうこと???



・・・とか思いながら、他のサイトを見ていたら理由がわかりました。



アニメ「けいおん!」の登場人物が「Fender Jazz Bassのレフトハンドモデル弾いている」というキャラクター設定になっている影響らしいです。



ギターキッズがフェイバリットなギタリストのシグニチャーモデルを買うっていうのは、昔からよくある話ですが、今の時代は「アニメのキャラクターと同じ楽器がほしい」というところまで行っちゃっているんですね。



でも「楽器本体」ですよ。値段が7万円もするような商品ですよ!?



しかも今回のケースは「レフトハンド用」ですよ!?



まさか右利きの人は買わないですよね!?買った人々は左利きなんですか!?



「価格.com」のベース売れ筋ランキングで2位に入るほど、左利きの人が買ったんですか!?



こうなってくると、ベース売れ筋ランキングで1位になっている「FENDER JAPANジャズベース[JB62 3TS]」(フツーの右利き用ベース)もひょっとして、「けいおん!」のファンが買った影響、という可能性が高くないですか!?



右利きなので、同じモデルの右利き用モデルを買った、ということですよね、多分。まるでジミヘンのファンが右利き用のFenderストラトを買うような購買行動じゃないですか。



だとすると、右利き・左利きに関わらず、ものすごい人数が「けいおん!」の影響で「Fender Jazz Bass」を買ったということなのでしょうか!?


・・・


あまりにも理解不能なので、いったんクールダウンして、「価格.com」のギターのランキングを見てみました。



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<エレキギターの売れ筋ランキング>

1位:FENDER JAPANムスタング[MG69 OCR] 最安値65,510円

2位:PhotogenicST-180 BK 最安値8,400円

3位:FENDER JAPANストラトキャスター[ST-STD 3TS/M] 最安値44,500円


<エレキギターの注目度ランキング>

1位:FENDER JAPANムスタング[MG69 OCR] 最安値65,510円

2位:PhotogenicST-180 BK 最安値8,400円

3位:GIBSON LesPaul Standard [50s Les Paul Standard Faded Heritage Cherry Sunburst](価格不明)

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・・・またしても明らかにおかしい!!


1位が「ムスタング」って!?ランキングとは無縁のニッチなモデルですよね!?

さらにいうと注目度3位が「Gibson LesPaul」の50sモデルって!!こんな高額なモデルが売れているんですか!?


これは一体全体・・・????



結局これも「ムスタング」がコミック「BECK」の登場人物が弾いているギター、「Gibson LesPaul」はアニメ「けいおん!」のキャラクターが弾いているギター、ということが影響しているらしいです。


これからはフツーのストラトではなく、ムスタングやLesPaulが流行るんですか!?


GibsonのLesPaulなんて2008年モデルでも定価で25万円ですよ!?



一体なにがおこっているのか、まったく解らないのですが、とにかくアニメやコミックの影響力が楽器の売り上げにまで影響を与えている、という事実に驚愕するばかりです。



すでにさまざまな企業が漫画家/作家の玄関に行列をなしているに違いありません。きっと、


「当社の商品を主人公の愛用品にする、という設定で新作を書いていただけないかと」


みたいなやりとりが・・・

ギターよりもベース

2009-07-12 19:44:22 | ウクレレ
最近、我が家の子ども(長女、小学生)がウクレレ以外の楽器、ギターやベースに興味を持ち始めました。


思い起こせば、自分自身、父親にギターを教えてもらったのが小学生高学年のとき。


となると、今度は自分が子どもに教える番だろう、ということで、最近は子どもにギターを教え始めています。


しかし、自分自身の経験を鑑みると、実はギター以外の楽器を薦めた方がよいのではあるまいか、とも思っています。



なんでかと言いますと。



中学生くらいになると同級生の中でギターに目覚めるヤツが絶対に登場するものです。当然の事ながら「だれか一緒にバンドやろうぜ!」とか言い出すわけですが、そのときに同級生に話を聞いてみると、楽器経験者は十数人くらいいるものの、パートを聞くとギターかピアノだけ、しかもピアノの人はいわゆる「本気モード」でクラッシック音楽以外は眼中なし、とか、「昔ピアノを弾いていたがここ10年くらいは弾いていない」とかで、結局バンドをやりたい人は全員ギタリストだけ、みたいなことになりがちです。


実際、私自身の中学&高校時代がまさにこの状態。


つまり、ギタリストは人材過剰、それ以外のパートは人材不足です。



中学のときも高校のときも、ベーシストとドラマーは「複数バンドかけもち」が当たり前で、高校の文化祭ではバンドが5組エントリーしたものの、ドラマーは「全バンドかけもちなのでステージに出っ放し」とか「バンドは5組なのにベーシストは2人」みたいな状況だったなあ、と。


そんなことを回想していると、我が家の子どもに楽器を教えるならば、実はギターよりもベースのほうが、たくさんの楽器仲間や演奏機会を得られるのではあるまいか。

しかもギターのウマいかっこいい同級生と同じバンドで演奏できたら、さぞかし楽しい中学&高校&大学時代を過ごせるのではあるまいか。


イメージとしては「男ばっかりの中に女性ベーシストが1人」というメンバ構成で、昔の洋楽だとTalkingHeadsのティナ・ウェイマスとか、最近の邦楽だとBaseBallBearの関根史織さん、みたいな立ち位置だったら、なんとも絵になるじゃあありませんか。





・・・


というわけで、ここ最近はベースを物色中であります。


念のために書いておきますが、あくまでも子どもにベースを教えるためですから。


じぶんのためじゃありませんから。


あ、あたりまえじゃないですか。

Mr.BIG来日公演:6/21(日)横浜アリーナ公演

2009-07-06 00:02:44 | ウクレレ
Mr.BIG来日公演ってことで6/21(日)横浜アリーナに行ってきました。


前回記事に書いたとおり「センター席12列目」というすんばらしい席に喜び一杯だったのですが、当日会場に入ってみたら、更なる衝撃の事実が。


ステージ中央から中央客席に「花道&客席内の張り出しのステ-ジ」が作られているではありませんか。


その結果、なんと。


私の席は、この張り出しステージのまん前。つまり事実上「最前列の中央ど真ん中」であります。





6/21(日)横浜アリーナの座席




このチケットで一生分の運を使ったのは間違いありません。


あまりのサプライズに開演1曲目から興奮のあまり、人格崩壊してしまい、途中の記憶がハッキリしませんが、ポール校長とビリーの超絶テクをこんな至近距離で観ることができたこと自体が感動的。


DaveLeeRothBand公演も含めると、生のビリーを観たのは今回で3回目なのですが、当然の事ながらベースソロはハンパないです。


どこかの音楽スクールのベースクリニック並みな至近距離でベースソロを堪能させていただいたのですが、ベースなのにスイープ(この場合、スイープピッキングではなくスイープフィンガー??)とか、右手人差し指でミュートしながら中指と小指で32を刻んでた(中指&薬指ではなく、中指&小指ですよ!)とか、ロングスケールなのに信じがたいストレッチポジションとか、とにかく「絶対にあり得ない超絶プレイ」だらけです。


そして、久しぶりに観る我らがポール校長。


今回の公演ではかつてのワーストドレッサーぶりが影を潜め、全身ブラックの男前ぶりです。余裕綽々にソロを決めまくる姿は相変わらずかっこいいのですが、愛器アイスマンのボディに「菊水」の文字が輝いていたのがナゾです。なぜ「菊水」??


そのほか見どころを挙げたらキリがないので、細かいライブレポートやセットリストの類は他のブログに譲りますが、いまのご時勢、超絶プレイを全面に押し出して会場を湧かせるライブというのはなかなかありません。(良くも悪くも80年代~90年代前半のスタイルといいましょうか・・・)


会場も中年世代だらけかと思ったら、意外と10~20代も多かったのが以外でした。こういうスタイルのバンドを支持する客層はいつの時代も一定数は存在するんだなあ・・・と妙に納得。


次回は我が家の子ども達も連れて行かねば、と決意を新たにした週末でした。