宮の散歩

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中世 宇都宮氏展

2017年09月17日 | 催し物
栃木県立博物館で行われた、開館35周年記念特別企画展
「中世 宇都宮氏 頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族」展を見て来ました。
宇都宮氏ゆかりの国宝・重要文化財、約70点、計230件以上の名宝が全国から
集められています。
宇都宮氏は、摂関家藤原北家道兼流を称する一族とも、下毛野氏、中原氏の
流れを汲むともいわれています。
平安時代末期から戦国時代の終わりまで、400年以上にわたって宇都宮市を
本拠に、二荒山神社の神職を務めながら22代に渡って活躍した大名です。
庶流として、豊前、筑後、伊予にも子孫がいます。
五代頼綱は、百人一首成立のきっかけになりました。
1597年国綱の時に改易され備前国に配流となりました。
大名としては途絶えましたが、国綱の子、義綱は水戸藩に仕えたそうです。
プロローグ:宇都宮氏の成立(前九年合戦絵巻、宇都宮氏系図)
第一章:源頼朝と宇都宮氏(東大寺大仏殿勧進帳、法然上人絵伝)
第二章:宇都宮氏の信仰と文化(西方指南抄 親鸞筆)
第三章:足利尊氏と宇都宮氏(金沢貞顕書状、必要門)
第四章:戦国時代の宇都宮氏(宇都宮国綱書状)
第五章:豊臣秀吉と宇都宮氏(豊臣秀吉朱印状、短刀)
エピローグ:宇都宮氏の遺産
家系図や書状、絵画、仏像、刀剣等が、沢山展示されてました。
企画展としては、去年5月に見た「宇都宮藩主 戸田氏」に並び
とても興味深かったです。
写真は、開会式での市長の挨拶です。(館長、県知事の挨拶後)
来賓の方が100人位出席していました。
(撮影と掲載の確認をしています)
期間:2017年9月16日~10月29日(9時30分~17時)
観覧料:一般1200円、高校・大学生600円
場所:栃木県立博物館
住所:栃木県宇都宮市睦町2-2