弁護士法人かごしま 上山法律事務所 TOPICS

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動機  自分の勤務時に患者に死なれると、家族への説明が面倒だった

2018-07-10 | 刑事
「20人前後に消毒液」=患者中毒死で元看護師―勤務時死亡は「面倒」


タイトルの動機が本当かどうかは分かりませんが

なんと恐ろしい説明なのでしょうか。

本人が20人前後と言い、「 同じ階で 7月1日から9月20日までで48人が死亡していた。」

と記事にはありますので、患者さんの個別の死が意識されていなイ状況だったのかもしれませんね。

時事通信の記事からです。

※引用

「20人前後に消毒液」=患者中毒死で元看護師―勤務時死亡は「面倒」

「20人前後に消毒液」

横浜市の病院で入院患者が中毒死した事件で、元看護師久保木愛弓容疑者が逮捕前の事情聴取に、「20人前後の点滴に消毒液を混入させた」と話していたことが分かった。

 横浜市神奈川区の大口病院(現・横浜はじめ病院)で入院患者が中毒死した事件で、元看護師が逮捕前の事情聴取に、「20人前後の点滴に消毒液を混入させた」と話していたことが9日、捜査関係者の話で分かった。

 動機については「自分の勤務時に患者に死なれると、家族への説明が面倒だった」という趣旨の供述をしており、死亡した男性への個人的な恨みなどは否定しているという。神奈川県警は他の患者の殺害についても裏付け捜査を進める。

 容疑者は2016年9月18日午後3時〜4時55分ごろ、同病院の4階に入院していた西川惣蔵さん=当時(88)=の点滴に消毒液を混入し、殺害した疑いで逮捕された。

 捜査関係者によると、西川さんや遺体から界面活性剤の成分が検出された八巻信雄さん=同=ら4階の入院患者の点滴は当時、4階のナースステーションで保管されていた。医師や看護師なら誰でも触れる状態で、点滴に貼られたラベルには患者名や使用日が記されていた。

 事件後、県警が未使用の約50袋を調べたところ、西川さんと八巻さん以外の点滴からも界面活性剤を検出。他に死亡していた入院患者の男性=同(89)=と女性=同(78)=の遺体からも同剤の成分が検出された。ただ県警は、この2人については、直接の死因とはならなかったとみている。

 同じ階では同年7月1日から9月20日までの間に計48人の患者が死亡していたが、既に火葬され死因を検証できなかった人については、立件は困難とみられる。