玄米屋ウエトミ

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お米5ツ星マイスターの上田那未がお届けします。

玄米屋ウエトミ かわら版 2016年8月 第27号

2016-07-26 11:21:14 | ちょっと勉強しましょう
「福ちゃんの成長」

暑い日が続いていますが、皆さま、夏バテされていませんか?

前回、保護犬の福ちゃんを掲載したところ、大変反響が大きかったので、今回は特大号でお届けいたします。

もともと福ちゃんは岡山県児島で捕獲されました。どうやら2,3年野良犬をやっていたようです。

唐揚げでお引き寄せられて捕まりました。(唐揚げで捕まった割には今でも好物だ)。

保健所で1ヵ月も置いてもらえたのはビビリ屋さんで、とてもおとなしかったからみたいです。

それでも雑種で体が大きいので、引き取り手がなく、1週間後に殺処分が決まっていました。

だから私が「この犬を引き取ります」と言った時には保健所の人が「ホントにこの犬でいいんですか?」とうれしい顔をされていました。

まわりにはかわいい子犬や川に捨てられていた柴犬、福ちゃんの兄弟がいて、

全ての犬を連れて帰りたい気持ちに駆られながら岡山県から福ちゃんを連れて帰りました

(後で聞くとその時にいたワンちゃんのほとんどは引き取り先が決まったようです。ボランティアさんに感謝)。

人間に馴れていない福ちゃんは連れて帰った日から5日間もおしっこ、うんこを我慢。


体が悪くなるのでは?と心配しました。

狭いところを好むので、まず段ボールの箱を作り、2階の部屋に福ちゃんの小屋を作りました。

時間をかけて、段ボールの小屋を大きくして、天井をとり、仕切りをなくして、部屋の中を怖がらずに歩けるように訓練していきました。


3ヶ月目の福ちゃん。仕事の合間を縫ってしょっちゅうのぞきに。
なでられるのを待つようになった。


人間は怖い存在ではないよと認識できるようになるまでにナント3カ月を要しました。

みんなが集まる1階のリビングに福ちゃんの住居を移し、やっと家の中を自由に行き来できるようになりました。

4か月目に入り、今は人と一緒に散歩をする訓練を家族が寝静まってから家の中でしています。

思いのほか大変で、福ちゃんの体重は17kg。石のように動かない福ちゃんを立たせて、四苦八苦しています。

とても良かったと思うのはこの犬は全く吠えず、咬まない点。歯を剥くことがないので、1歳10カ月の姪っ子も安心してなでることができます。

毎夜、福ちゃんの頭をなでながら思うのです。



「この子が生きていて良かった。もし1週間引き取りが遅かったら・・・」と。

巡り合えたことに感謝して、福ちゃんを幸せな一生にしてあげたいと思います。


頭隠して尻隠さず

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