ちょうどその時...ひばりさんは病床に伏していました。
チエミさんが亡くなって...しばらくコンサートなんて行く気にはなれなかった...
ですが盟友・いづみさんの35周年。いづみさんは3人娘を背負ってる・・・わたしも地元近くのホールに足を運びました。
それ行け!トンコ行進曲。トルコ行進曲のメロディにのせ「♪にゃんにゃん恋をして フォーカスにも載るぞ! 50年唄うぞ!」で確か終るその歌詞の最初の部分では「♪江利チエミ 美空ひばり そして私 雪村いづみ まとめて売り出す3人娘・・・」という歌詞だったと思います。
この35周年の時のコメントです。
>私、デビューの時からすごく損してるところがあるわね。
映画というと、アメリカ帰りのお嬢さんみたいな役ばっかりだったでしょう。それに横文字歌うということで損したり、レコードが売れたって知れてますしね。日本の歌みたいには売れないし、全国通津浦裏に行ってまでの人気っていうのはないし、そういう意味ではとても大変だったけれども、最近になってようやくディナーショウや、ワンマンのコンサートが入りだしたりしたんですよ。だんだんポップスのマーケットが広くなってきたんですね。だから最近になってようやく、ああ、頑張ってきてよかったな、って思うんです…
>チーちゃんは、ジャズボーカルを大衆のものにした最初の人ですね。その意味では記念碑的存在というか、日本の音楽の世界に大きく輝いている人だと思いますね。ただ、ひばりちゃんや私よりも、人間的に弱かった。末っ子ちゃんでしたからね。私と同じように貧乏な一家を背負って、頑張って頑張って、そこまで来たから、強いといえば強いかもしれないけど、やっぱり性格が弱かった。(3人のなかで)いちばん女だった。見かけはボーイッシュで、しゃきしゃきしてて、お転婆でとても強そうで、男の子ぽかったけど、本人が私に向かって、トンコとは中身と見かけがまるで逆だね、というぐらい弱虫だったんだから。本当に末っ子ちゃんで女の子という感じだったのね。だから…まあ、ひばりちゃんや私だったら耐えられたことも、彼女は神経が細いから、耐えられなかったという部分があったんでしょうね。もうほんとうに泣き虫だったの。
ひばりちゃんは百年に一度の天才、チエミちゃんは百年に一度の親友ということになるのかしら。
前にもいったけれど、やっぱり耐えなくっちゃならない部分は私にはすごく多かったんですね。
元々アメリカの歌を知ってたからこの世界に入ったんであって、アメリカの歌にしびれちゃって、これが好きだできちゃったでしょう。横文字をうたったということで、もうハンデじゃない、日本ではね。そういうハンデはチーちゃんも背負っていて、…だから、チーちゃんは途中で民謡うたったりいろいろ工夫したんですよ。踊りは名取りになる、三味線はお稽古する、といったふうに、それは努力しましてね。だれだれの芝居が素晴らしいと聞けば、それを盗むんだ、って観に行くのね。自分はシンデレラでも天才でもないから、って凄い目をしてね。そういうチーちゃんを妹みたいに思ってたの、私。ずっと付き合っていてそういう気がしていたんです。だから、尊敬すると同時に、かわいいなとか、かわいそうだな、とか思ったときもあったけど…、やっぱり大親友だったもんね。
ひばりちゃんが嫌いとか好きとかいうんじゃなくて、チーちゃんはデビューした時からジャズ・コンサートなんかずっと一緒にやってたし、同じ音楽をやってるということで共通点があたつぃ、いろんな悩みとかそういうのを、お互い何から何までさらけだして…話してましたからね。そういう意味では、ああいう親友は二度とできないと思います。
そういうチーちゃんとひばりちゃんがいてくれたから、私はいまもこうやって働いているんだな、という感謝の気持ちが、年とっていくにつれて、自分がいろんなこと体験するにつれて、大きくなってきたのね。
だから、これからもっともっとわかり合える良い友達になって、三人仲良くっていうときにチエミが死んじゃったでしょう。お嬢ももの凄く悲しみましてね...
♪50年歌うぞ!...あの時点での目標クリア!85歳定年…それもいづみさんならできるでしょう。
自分をも客体化して語る聡明な雪村いづみさんがいたからこそ三人娘は巧くいった!...ともいえます。
ひばり・チエミ・いづみ... 永遠の三人娘です。
チエミさんが亡くなって...しばらくコンサートなんて行く気にはなれなかった...
ですが盟友・いづみさんの35周年。いづみさんは3人娘を背負ってる・・・わたしも地元近くのホールに足を運びました。
それ行け!トンコ行進曲。トルコ行進曲のメロディにのせ「♪にゃんにゃん恋をして フォーカスにも載るぞ! 50年唄うぞ!」で確か終るその歌詞の最初の部分では「♪江利チエミ 美空ひばり そして私 雪村いづみ まとめて売り出す3人娘・・・」という歌詞だったと思います。
この35周年の時のコメントです。
>私、デビューの時からすごく損してるところがあるわね。
映画というと、アメリカ帰りのお嬢さんみたいな役ばっかりだったでしょう。それに横文字歌うということで損したり、レコードが売れたって知れてますしね。日本の歌みたいには売れないし、全国通津浦裏に行ってまでの人気っていうのはないし、そういう意味ではとても大変だったけれども、最近になってようやくディナーショウや、ワンマンのコンサートが入りだしたりしたんですよ。だんだんポップスのマーケットが広くなってきたんですね。だから最近になってようやく、ああ、頑張ってきてよかったな、って思うんです…
>チーちゃんは、ジャズボーカルを大衆のものにした最初の人ですね。その意味では記念碑的存在というか、日本の音楽の世界に大きく輝いている人だと思いますね。ただ、ひばりちゃんや私よりも、人間的に弱かった。末っ子ちゃんでしたからね。私と同じように貧乏な一家を背負って、頑張って頑張って、そこまで来たから、強いといえば強いかもしれないけど、やっぱり性格が弱かった。(3人のなかで)いちばん女だった。見かけはボーイッシュで、しゃきしゃきしてて、お転婆でとても強そうで、男の子ぽかったけど、本人が私に向かって、トンコとは中身と見かけがまるで逆だね、というぐらい弱虫だったんだから。本当に末っ子ちゃんで女の子という感じだったのね。だから…まあ、ひばりちゃんや私だったら耐えられたことも、彼女は神経が細いから、耐えられなかったという部分があったんでしょうね。もうほんとうに泣き虫だったの。
ひばりちゃんは百年に一度の天才、チエミちゃんは百年に一度の親友ということになるのかしら。
前にもいったけれど、やっぱり耐えなくっちゃならない部分は私にはすごく多かったんですね。
元々アメリカの歌を知ってたからこの世界に入ったんであって、アメリカの歌にしびれちゃって、これが好きだできちゃったでしょう。横文字をうたったということで、もうハンデじゃない、日本ではね。そういうハンデはチーちゃんも背負っていて、…だから、チーちゃんは途中で民謡うたったりいろいろ工夫したんですよ。踊りは名取りになる、三味線はお稽古する、といったふうに、それは努力しましてね。だれだれの芝居が素晴らしいと聞けば、それを盗むんだ、って観に行くのね。自分はシンデレラでも天才でもないから、って凄い目をしてね。そういうチーちゃんを妹みたいに思ってたの、私。ずっと付き合っていてそういう気がしていたんです。だから、尊敬すると同時に、かわいいなとか、かわいそうだな、とか思ったときもあったけど…、やっぱり大親友だったもんね。
ひばりちゃんが嫌いとか好きとかいうんじゃなくて、チーちゃんはデビューした時からジャズ・コンサートなんかずっと一緒にやってたし、同じ音楽をやってるということで共通点があたつぃ、いろんな悩みとかそういうのを、お互い何から何までさらけだして…話してましたからね。そういう意味では、ああいう親友は二度とできないと思います。
そういうチーちゃんとひばりちゃんがいてくれたから、私はいまもこうやって働いているんだな、という感謝の気持ちが、年とっていくにつれて、自分がいろんなこと体験するにつれて、大きくなってきたのね。
だから、これからもっともっとわかり合える良い友達になって、三人仲良くっていうときにチエミが死んじゃったでしょう。お嬢ももの凄く悲しみましてね...
♪50年歌うぞ!...あの時点での目標クリア!85歳定年…それもいづみさんならできるでしょう。
自分をも客体化して語る聡明な雪村いづみさんがいたからこそ三人娘は巧くいった!...ともいえます。
ひばり・チエミ・いづみ... 永遠の三人娘です。
でも、このお歳(シツレイ!)になっても、まだまだ頑張るいづみさん。昨年はアメリカまで出かけて発声のレッスンをしてきたそうです。
今の、ちょっとしてすぐ人気の出た若い奴らに聞かせてやりたいですね。
いづみさん、頑張れ!我々もいづみさんの50周年にはみんなで駆けつけますから。
家族でもないパートナーでもない... その心地いい距離をおいた友だちづきあい...というのは本当に難しい。
まして「同じ仕事をしてる」場合は特に...
ひばり*チエミ*いづみ... この強烈で濃い個性ですから衝突・けん制...それを乗り越えた部分があるでしょうし、大スター同士で、ましてや女同士...
戦友であった彼女達だけにしかわからない...
彼女たちだからこそなしえたつながりを持てたのでしょうね。
いい晩...でありました。
声質と曲の関係、時代と歌手との関係など、デビューする時は
客観視されて誕生する(マーケィング)のでしょう。勿論、そこには「らしさ」が入っているのですが、人(歌手)は成長し、歌い方も表現力も変わってきます。最初の「らしさ」とは
チョッと違ってきています。ここがファンでいるか他に?なんてファンが迷う始めるときです。
僕はいづみさんのコメントが理解できます。ただ、ファンとして、外国の歌でなくても、いづみ歌謡(曲)がたくさんあって、楽しいし、可愛いし、コマーシャル曲にも通じるモダンさがいづみさんの歌謡曲にはあります。
その歌が僕は今でも一番好きです。今も日本語の日本の曲を歌って下さいますが、心に入ってきます。
その歌には、ひばりさん、チエミさんの歌を歌うより、いづみさんらしさがあります。ひばり、チエミさんの歌は聴く方で、すでにイメージが出来上がっていて(声質も歌い方も)損な感じがするのです。脱ひばり、チエミさんでも十分です。「千の風になって」「コスモス」などは聴く人を感動させてくれす。
これはあくまでもファンとしてのコメントです。
私もトゥーヤングより、マンボイタリアーノが。
真っ赤な太陽より、私は泣かない...が。
酒場にてより、涙...を歌ってほしいですね。
でも...
私はひばりさんも好きですから...
ひばりさんとチエミさんの歌を歌ってくれて「許せる」のは、確かにいづみさんだけ...なんですけどね。