江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

52) チエミさんのあの歌... ①ババルー

2005年06月20日 | 江利チエミ(初期記事・本編)
私が最初に手にした江利チエミさんのLPはコレです。
チエミの全て2枚組みLP 1966年 KR88-9⑤ ¥2000 と書かれています。
エラ・フッツジェラルドばりのスキャット、ケイ・スターばりのシャット唱法...そこから独自の民謡の世界を構築しミュージカル女優の頂点に上り詰めて「サザエさん」だった...そんな昭和41年。まさに絶頂期の凝縮されたLPです。

1枚目 テネシーから新さのさまで は、以下の楽曲で構成されています。
A面 1)テネシーワルツ 2)カム・オン・ナ・マイ・ハウス 3)ガイ・イズ・ア・ガイ 4)アンナ 5)霧のロンドンブリッジ 6)スワニー 
B面 1)ババルー 2)新妻に捧げる歌 3)踊り明かして(<---キングは「踊り明かそう」とか「一晩中踊り明かしたいほど」とか色々クレジット表記違いがあります。笑) 4)ショウほど素敵な商売はない 5)芸者音頭 6)新さのさ  ...です。
まさに江利チエミならでは...無謀ともいえるバラエティに富んだラインアップです。

このなかで5歳の私は一番「ババルー」が好きになったのです。

この曲は東京キューバンボーイズの名前の起源「レクオーナ・キューバン・ボーイズ」のエルネスト・レクオーナの姪・マルガリータの作曲。ババルーとは土着信仰の神の名前。
歌詞の内容は...神よ!恋に破れたこの身に、昔のような強い力と胸のときめきを返し給え!というものです。原曲のルンバをジャングル・スタイルのカデンツァで始まりダイナミックなアレンジで盛り上げていくこのバージョンは、当時コマや日劇でもおなじみの「チエミ18番アレンジ」です。
この「エキゾティックなムード」と「豪快さ」が幼稚園児の私の心を捉えて離さなかったのだと思います。
後年、どんどんいろんなレコードや実演、そしてテレビで江利チエミさんの歌を聴き好きな曲がどんどんと増えていったのですが、思えば「ババルー」が私の江利チエミさんのルーツなのかもしれません。


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7 コメント

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なんと・・! (twig)
2005-06-20 23:22:39
な、な、なんと、私もこのれLPが最初の チエミレコードです。でも、そちらは幼稚園!わたしは中学生!!

このLPを何百回いえ何千回聞いたでしょうか。この中の「テネシー」しか知らなかった私は、随分後になって、はい、ほんの数年前に初めてデビュー盤のテネシーを聞いてひっくりかえったくらいでした。それだけこのLPのテネシーがしっかりと私の身体にしみついているのです。ですから、いろいろなテネシーのあるなかで、このテネシーが一番です。

そして、はい、私めも「ババルー」にノックアウトされました。エンディングに向かってダイナミックに歌い込んでいくチエミさんはすごいの一言ですね。

そして、「ショウほそ素敵な商売はない」。コーラス隊が歌ってその後チエミさんが「まったく素敵なショウという商売は素敵」と入ってくるところはゾクゾクするほどうまさを感じます。

あ~、本当に惜しい人を亡くしましたね。
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twigさん! (う--でぶ)
2005-06-21 07:21:26
ハハハ そうなんですか...

 いやいや なんか面白いですね。(~~)v
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このババルーのエンディング (う--でぶ)
2005-06-21 13:07:36
このLPバージョンのババルー=LP芸者音頭/チエミと歌えば・昭和40年と同じバージョンです。

ということは40年の新宿コマの「江利チエミ特別公演」の江利チエミショウの演目のアレンジだと思うのです。

(記憶は残念ながら定かではないのです。)

おそらくは...洋モノの歌の場面の最後か歌のショウの最後が、このババルーだったんじゃないのか?...と思うのです。

エンディングの演奏は「テネシーワルツ」のアレンジになってますよね!...この長めのエンディングの演奏の間に幕が降りる、または、セリ上がりが上がる か 下がる で その場面がエンド...っていう演出だったのではないでしょうか??

当時のパンフお持ちの方...確認してみてください!
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中古で¥5,000なり ()
2006-04-30 10:58:14
これ、うちの会社の近くの、水道橋の中古レコード店で¥5,000で売ってました。2点揃ってなかったので購入は見送りましたが、注目のトラックもあるのですか。
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やっぱり・・・ (う---でぶ)
2006-04-30 11:12:57
真面目な話...このところ江利チエミ中古LP価格は高騰しましたよ!
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ああ、裏がVOL2だったんですね(笑) ()
2006-05-03 00:26:20
会社帰りに寄ったらまだ売ってました。帯付きでした。ひっくり返してびっくり。裏がVOL2じゃないですか。気が付かなかった。ちなみに近所の店にも帯なしで売ってましたが、やっぱり¥4,800でした。買っといたほうがいいでしょうかね?「ババルー」や「真室川音頭」はまだ聴いたことがないんですが。
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気がつかなかった・・・ (う--でぶ)
2006-05-03 23:10:14
輝さん、コメント遅れました。

そうなんすよ、裏は「前髪をかきあげてアップ」にして着物着てるジャケット...

最初のコメントで、2枚目が「欠損」してるものと早合点してしまいました。ゴメンナサイ!

このころの歌唱は「ダイナミック」なんですよ...

真室川音頭はこのLPに入ってるテイクしかレコード発売されなかったはずです。

ジャジーでとっても「イケテル」です!!



私が最初に買った(というか買ってもらった)LPは コレ なんです。

このアレンジのババルーを唄ってるチエミさんの姿がちょうどKurichanさんのブログでアップされています。

多分、大詰めの... ババル-- ア---ア---ジェ--- の ル を唄ってるトコだと思います。
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