上田ゆう子のあやせブログ

日々のでき事への私の思いをお伝えしながら、
政治のこと、社会のことを、ごいっしょに考えていきたいと思います

平和を愛し、人間を大切に

2005年08月28日 | きょうの出来事
衆議院選挙13区予定候補の公開討論会がありました。綾瀬、大和、座間、海老名の青年会議所が主催したものです。日本共産党の近藤ちあき予定候補も参加しました。時間が足りなくて残念でしたが、それでもいろいろな点で各候補者の違いが浮き彫りになったなあと思います。
「郵政改革」については、「このままでは郵便局はジリ貧。民営化すればいろいろなサービスができるようになる」という甘利さんの意見に対し、「いま郵便局は黒字。高い手数料を取り、どんどん店舗が少なくなっている銀行などよりずっとよいサービスができている。民営化すればコンビニのようなことができると言うが、ノウハウの蓄積がないのに、コンビニに対抗しようとしたら負けるだけ。郵便局はどんどんつぶれていってしまう」と、近藤さんが指摘しました。
「税制」問題では、「全員で全員を支えることが必要。そのためには消費税」という甘利さん。「まずは無駄をなくすことが第一。でも足りない分は消費税のアップも必要」という土田さん。近藤さんは「『全員で全員を支える』というなら、なによりも大企業にきちんと負担してもらう必要がある。大企業には大幅に減税している現状はおかしい」ときっぱり。
「少子化」問題で、「共産党は政策を言わないのか」という甘利さんに、近藤さんが話された「少子化対策としてなによりも大切なのは労働問題。長時間労働を野放しにしてきた責任は大きい。長時間働かなくても生活していける労働条件を保障し、若い世代が『家族的責任』を果たせるようにすることこそ、少子化対策でもっとも必要なこと」という視点には、まったくそのとおりだなあと、改めてハッとさせられました。
中学校3年生のときに出合った本「聞け、わだつみの声」が座右の銘だという近藤さん。なぜ彼らが死ななければならなかったのか、戦争は絶対に許してはならないという強い思いから、戦争中にも「戦争反対」をつらぬき通した日本共産党に入党。そして座間に米軍司令部が移転されそうになっている今、憲法9条が変えられそうになっている今、立候補を決意したそうです。
「自衛隊が、世界第二位の軍事力を持ちながら、戦後、一度も外国に行って人の命をうばっていないのは憲法9条があるから。日本が今、外国から信頼されているのは平和を大切にする国だと思われているから。憲法9条を守ることこそ、信頼を得、外交を進めるうえで大切」ときっぱり言い切る近藤さん。平和を愛し、人間を大切にするお人柄が伝わってくる討論会でした。

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