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多宝塔は入り口のすぐ近くにあるのですが、この日は一人の女性が正面に座ってなにやら熱心に書いていたので帰りに寄りました。
この塔は昭和61年から平成2年に亘って再建された三代目で、運慶25歳頃の作の大日如来が安置されています。
正面からガラス越しに大日如来を拝観するようになっていました。 最近はとんでもない不届き者が増えています。 今年も法隆寺で仏像盗難事件がありました。 大事な国宝です、こういった処置はやむをえないでしょう。
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さて、たまたまここに座っていた女性が大学の論文か何かにするそうでお寺の方に頼んで横の扉を開けてもらっていました。 このチャンスに撮影しました。 (扉がゆがんでいるのはレンズのせいです。)
扉に描かれた極彩色の壁画。
左は右手に宝棒、左手に宝塔を持っているので多聞天(毘沙門天)で間違いないと思います。 右は増長天か広目天かわかりません。 どなたかご存知ないでしょうか。
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大日如来坐像(平安時代・国宝)
安元2年(1176)運慶 25歳頃の作。 金箔がかなり多く残っています。 この項を書くにあたってインターネットでいろいろ調べてみましたが、この大日如来は結構人気があるようです。
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この日は一番最初に円成寺を訪れたので時間的に余裕があり、気が付いたときには1時間もたっていました。 写真は帰りに撮った入り口の門の屋根に乗っていた獅子(?)の瓦
人間と同じように、仏様も人によって好みのタイプが違いますね。 私は東大寺戒壇院の広目天にしびれています。