バブルの残骸

2011年01月28日 | Weblog

あまりにもラック裏のホコリが気になったので、オーディオを外して
掃除した。
ついでにこの機器も綺麗に拭いてみた。

上から、MDデッキ、カセットデッキ、アンプ。
それ以外のCD・LD・ビデオなどは処分済み。

実はこれらの機械はここ数年まともに使っていない。動くかどうかも
判らないので繋いでチェックしてみた。

MDはスキップのつまみがやや不調、それ以外は問題なし。
カセットはまったく問題なし。但し肝心のテープの酸化が進んでいて
音は聞けたもんじゃないな。

そしてアンプ。
コレは重症・・・、と言うか軽症が至る所にある。
音は出る、左右ともしっかりと。但し全てのボタン・ツマミにガリが出る。

実はこのアンプ、サンスイ製品で過去最高といわれた名機。


そら値段も高かった・・・
まだバブル絶頂期に買ったもので、完動品なら今でもオークションで
10万円以上の値がつく品物。
ジャンク品でも値がつくかな・・・?

そして、こちらは世の中にサラウンドというものを送り出した機械。
YAMAHAのDSP-1
ギターを弾く人は判ると思うけど、あのSPXをオーディオ用に改造した
ものだ。
下はNECの6チャンネルアンプ。

DSP-1はアンプを内蔵していない。当時の設計者は、コレを買う人は
余っているアンプを2~3台は持っているだろう・・・というなんとも恐ろしい
発想を持っていた。
なんで6チャンネルのアンプが必要かと言うと、センター・フロントサラウンド
リアサラウンドの計6チャンネル。もちろんコレとは別にメインのステレオが
必要。スーパーウファーを足せば実に9チャンネルだった。

簡易的にメインとフロントサラウンドをミックスしてアンプに返す機能も
ついているが、その簡易的というレベルが尋常ではない。現在発売されて
いるホームシアターと比べても負けることは無いだろう。
サラウンドデータは実際のホールやクラブでデータを取ったもので、説明書
には、何列目や左右の位置まで書かれている。

やはりバブルというのはすごい時代だった・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿