光市のアレ

一審-無期、二審-無期、最高裁で差し戻し、二審やり直しで死刑。
そしてついに最高裁で死刑が確定。
明らかに世論によって最高裁の判断が動かされた感じ。

死刑廃止論が活発になってきた頃から、やたらに死刑判決が
増えてきたような気がします。そもそも世間は死刑廃止どころか
犯罪の内容に対して刑が軽すぎると感じていたようだ。
オレもそう思う。

しかし、殺人を犯した者に死をもって償いとする・・・というか、
抹殺することで解決としたこの社会とは、それはそれで恐ろしい。
もちろん被害者感情からすれば３回殺しても殺し足りないと思う
気持ちも十分理解できる。

この犯罪が起きた瞬間から全てが敗者。
この言葉は的を射ているね。我々は殺人を犯した「当時少年」を
殺すことで解決した事実と向き合ってゆかなければならない。
死刑に反対とか賛成ということではなく、みんながその事実に
向き合うことがとても重要な気がします。

死刑判決を受けた元少年はこれからが戦いですね。刑の執行が
いつなのか、ジワジワと追い詰めてゆくんだろうな。