処理の覚悟

2011年05月17日 | 時事

今頃になって炉心が溶けていたなんて言われてもね・・・
技術立国の看板が崩れてゆく。

想定外とかいろんなことが言われているけど、元々放射能には
触れることも、近づくことすらできないのははじめから判っている
のだから、想定外などという論理が通用するかどうかも疑問だ。

人類が手に負えないものを扱っている覚悟とは、どのようなもの
なのか見てみたい。
ただそれにより多くの恩恵を受けたのも事実。

今後、その手に負えないものの処理の仕方に責任の取り方が
見えてくる。

そしてウチにも手に負えないものが・・・

放射性廃棄物・ダイオキシンなどに並ぶ有害物質が入ってます。
が、さほど危険ではありません。
漏れも無し、皮膚についても飲んだりしなければ大きな危険は無く
自治体への保管登録も済ませ、保安協会の指導に基づいて適切
に保管してあります。

1972年に製造・輸入・使用が禁止され、所有者・管理者へ
安全な保管義務が課せられ、29年後の2001年にやっと処理
制度が確立された。
とはいえ、
所在や廃棄物の絶対量が膨大で国の把握も曖昧。
当然処理方法が確立されても、保管者に国からの案内は無い。

このたびやっと処理手続の方法が分かり、やっと処理施設に
登録することができた。
それでも処理施設から連絡が来るのは1年以上先らしい・・・

昨年その施設(独立行政法人に処理方法を問い合わせを
した所、含有濃度の調査をしろとか難解な大量の書類に全て
記入しろとか、挙句の果てに、今は受付をしていないなどと
訳の分からないことばかり言われ一旦断念、その後各方面に
ご指導
いただきやっと登録できました。

その独立行政法人に。

結局濃度調査は不要で書類も寸法と保管者の所在を記入する
たった2枚だけ。

この国の覚悟は、そんなもんだ。