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2024-04-09 | 音楽
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冷静さを欠いた朝日新聞の報道に医師が違和感…企業を悩ます「化学物質過敏症」「香害」精神神経疾患の合併率が42~100%”研究者指摘” - みんかぶ(マガジン)

冷静さを欠いた朝日新聞の報道に医師が違和感…企業を悩ます「化学物質過敏症」「香害」精神神経疾患の合併率が42~100%”研究者指摘” - みんかぶ(マガジン)

冷静さを欠いた朝日新聞の報道に医師が違和感…企業を悩ます「化学物質過敏症」「香害」精神神経疾患の合併率が42~100%”研究者指摘”

みんかぶ(マガジン)

 


朝日新聞の方は読んでいないので何ともいえないが、この記事の方が全て正しいかといえば、疑問がある。

全体的にみると「精神神経疾患」が化学物質過敏症の原因だという方向に傾いているよう。

例えば、「政府の患者調査(2020年)では化学物質過敏症の患者数は500人未満(0~499人)となっている」らしいが、実際みてみると見当たらないし、「環境省の2016年の報告書では未受診の人も含めると人口の7.5%(900万人)という数字もあり、100万人の数倍の可能性がある」という記事を別のところで見つけた。

それに、そこでは「厚生労働省の難病対策課に聞いてみると、「診断基準がないから調査をしていません」という説明でした」と書いてあった。(記事は2023.12.15 upのもの)

「調査をしていません」のなら「化学物質過敏症の患者数は500人未満」という数字は何処から出てきたのか。

精神神経疾患の合併率が(42~100%)というのも、(42~100%)と幅があるのは何故なのか、何回かにわたってテストしたからなのか、じゃあ結局規模としてどのくらいのものだったのかが分からない。

例えば、各都道府県でどこが何人対象者を選別して何回のテストを行ったのか。何故かというとこの化学物質過敏症というのは地方によって症状であるとかバラツキがあるらしく、またこういうテストにしても正確性を高めるために、ある一定の人数、回数を行われなければ意味がないと思われるからだ。

一番疑問符が付いたのはこれー

「今、化学物質過敏症をめぐる大きな問題は、患者が症状を訴えるだけで『化学物質過敏症』と診断されてしまい、採血や画像診断などの他覚的な検査なしで、障害年金が受給できてしまうシステムである。主観ばかりが入り込んでしまい、容易に誘導尋問ができてしまう問診の方法(対面方式やQEESI)を見直し、客観的な医学的なエビデンスを積み重ねていくべきだ」

確かにその通りだと思う一方、これは『化学物質過敏症』を『精神神経疾患』に入れ替えても同じなのでは、と思う。(ー障害年金が受給できてしまうーのところは『精神神経疾患』ではそう容易に障害年金の受給は出来ないが)

実際、まだ化学物質過敏症が一般的に認知されていなかった時代では、いくら症状を訴えても検査もせずに「気のせい、精神的なもの」とされていたのではないかと思うし、今でもそういう例があるようだ。

このように疑問をあげてみたが、私としては原因もまだ分かっていないのに決めつけすぎだなと思うし、朝日新聞がやり過ぎているのなら、やはり”決めつけ”だろうと思うし、結局どちらも正確性に欠けるのではないかなと思うのである。


因みにこういう見方をした医者のブログ記事があった。

・化学物質過敏症は未だに原因が特定されていない。

・どれが根本原因とかではなく、化学物質過敏症というのは、恐らく化学物質、精神疾患、症状に応じた主になる疾患(例えば怠いならば肝臓疾患とか)などが複合的に絡み合っている疾患なのではないか。

これが今の時点では一番適当なのではないだろうか。
コメント
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