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50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

親友と呼ぶほどの間ではない・・・

2015-07-26 22:21:15 | 小説
親友と呼ぶほどの間ではないけれども、もちろん理恵とも同級生には相違ないのだと思い、追い払うわけにもいかないのだった。

(つづく)

とすると他の席から幸男を目敏く見つけて・・・

2015-07-25 21:15:08 | 小説
とすると他の席から幸男を目敏く見つけて、一人の友人が移動してきていた。友人は山口雄造と言ったがやはり元同級生の一人で、彼のその中年じみた名が印象に残している。

(つづく)

その思いにせき立てられながら・・・

2015-07-22 19:46:46 | 小説
その思いにせき立てられながら、自動販売機の角を曲がった。春霞の空のように割り切れない気分で、幸男は喫茶・アンニュイへと早足だ。小心な男の家庭生活、会社勤め、その日常が破壊されかねない、危機。その予感に、彼はいたたまれないで妻子を残してでてきている。

(つづく)