50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

明日を思って不吉な感じを抱いた時・・・

2015-07-27 19:49:41 | 小説
明日を思って不吉な感じを抱いた時、雄造がぐっと身をテーブルにのりだしてきて、
「久しぶり。望月が喫茶店にくるなんて珍しいんじゃないの。さてはこれ?」
と言って人さし指でバツをつくった。

(つづく)