宙(そら)日記

デモクラティックスクール宙(そら)、神戸サドベリーでスタッフをしていたターボウの個人ブログ

アトリエとしての学校 2

2008-08-16 01:00:42 | 自分を生きる
先日、「アトリエとしての学校」という記事をこのブログに書きました。


デモクラティックスクールは、芸術家のアトリエのような場所ではないかと。


このアイデアは結構気に入っています。


デモクラティックスクールは、芸術家たちの共同体。


芸術家たちが自分のやりたいことを(ときには試行錯誤して)進めながら、ルールを共同で決めていきます。


スタッフは、芸術家たちがやりたいことをできる環境を作るのが仕事。


煩わしい仕事はスタッフが担う。


同時に、共同体のあり方・方向性は芸術家たちの意見が決めていきます。


アトリエなのですから、そのあり方は芸術家たちの意向が最優先されなければなりません。


しかし、細々とした仕事に芸術家の神経をすり減らせるわけにはいきません。それはスタッフが担うべき仕事です。



実際、すべての人は、アーティストのような衝動を抱えて生きているのではないでしょうか。


学校教育は(と、言い切ってもいいと思うのですが)人の中に住むその内なるアーティストを殺していきます。



アーティストが何をしていようと、それにまわりが口を挟むのは慎むべきです。その行動が他の人の邪魔をしていないかぎりは。



芸術家が何時にお弁当を食べていようと、またその食べる速さが遅くとも早くとも、まわりがとやかく言うことではないでしょう?


芸術家が何時間ゲームをしていようと、それがおかしいことのはずがないでしょう?


すべての人の中に「内なる芸術家」が住んでいるとしたら、私たちは子どもたちとどう接するべきか分かってくるのではないでしょうか。


彼らに敬意をもち、彼らに(ルールの範囲内で)したいことをする自由を保証し、彼らが活動している場所のあり方を彼ら自身に決めてもらうことです。


>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    デモクラティックスクール 宙(そら)

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