THE READING JOURNAL

読書日誌と雑文

「発表にパソコンを」1

2009-03-18 | Weblog
「発表の技法」 諏訪 邦夫 

第5章 発表にパソコンを 5.1
 プランニングと原稿執筆におけるパソコン、5.2 図とスライド、5.3 プレゼンテーションソフトを使おう

この章では、パソコンの問題を取り扱う。

まず、著者は講義や講演を頼まれるとプランニングのためハードディスクのディレクトリの検索から始める。記憶は頼りないものでついこの間、関連のある講義をしても忘れたり関連に気がつかなかったりすることがある。しかし、キーワードで検索するとそのようなものも、見つけることができる。
プランを立てるときのメモもパソコンでとる方が、手書きよりも能率的である。

図や絵を描くのはパソコンのうち一番利用価値がある。グラフなどはイロイロな座標軸を取ることができるので思わぬ発見がある。絵を描くのもフリーハンドで描くよりパソコンで描いた方が絵ごころのない人には描きやすい。

発表のスライドをプレゼンテーションソフトを使って製作すると手間が省け統一的なスライドが作成できる。プレゼンテーションソフトでは、20枚程度のスライドを一画面で見れるために全体を見渡しながら講義の構造を検討できる。
プレゼンテーションソフトの欠点としては、まず色彩に凝りすぎてドクドクしいスライドになったり文字が読みづらくなったりすることや多数の人に使われたために他と同じような印象を与えたりすることである。また、こったスライドは他に流用しにくいのも難点である。