goo blog サービス終了のお知らせ 

【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
身近な疑問の解説と役立つ情報の提供をさせていただきます。

仕入と外注費、給料と外注費

2010-03-08 17:00:00 | 勘定科目と仕訳
外注とかアウトソーシングという言葉がよく使われます。これに関する費用は外注費という勘定科目で処理されますが、この外注費という勘定科目の使い方は案外難しいです。

■仕入と外注費

商品や材料などの物を仕入れた場合には「仕入」で処理します。一方、外部の業者に加工などの作業を依頼した場合には「外注費」で処理します。

仕入をする業者に同時に加工などを依頼することもあります。このような場合には、「仕入」で処理することが通常でしょう。

■給料と外注費

雇用している従業員に対する対価の支払いは「給料」として処理します。一方、外部の業者に同じことを依頼してもその対価は「外注費」として処理します。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

★外部に依頼しても全てが外注費になるわけではない

郵送、運送、OA機器の保守などは、外部に依頼するのが通常です。しかし、これらを外注費として処理はしないでしょう。

外注費という勘定科目の使い方は案外難しいです。大切なのは、外注費として処理する費用の内容について明確なルールも設け、それを遵守するということです。