一般的に(簿記の教科書において)在庫(売上原価)といえば、目に見える商品(衣料品、食料品など)のことをいいます。このような場合、年度末には数えることのできる在庫が残ります。
最近では経済のソフト化が進み従来のような在庫を持たない事業が増えていますが、このような事業においても在庫という考えがなくなったわけではありません。
ゲームソフトをCDで販売している場合、CD(プラスティック?)とパッケージ(紙とビニール)だけが在庫のように思えるかもしれません。しかし、これらをはるかに上回る金額の制作費(シナリオ、プログラム、音声など)がかかっています。年度末に未販売のパッケージが残っている場合には、物理的な仕入代金(CDとパッケージ代)だけでなく制作費も在庫として翌年度に繰り越す必要があります。制作プロセス上、まったく物理的な形に至っていない場合には(CDとパッケージ代がいまだ発生していない)まったく無形の在庫となります。
ゲームソフトをダウンロード販売している場合には、目に見える在庫はまったくありません。しかし、未販売分に対するコスト(制作費)は在庫として翌年度に繰り越す必要があるということです。
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★目に見えない売上原価の勘定科目
売上原価の中に仕入以外の勘定科目として含めます。例えば、上記のゲームソフトをCDで販売している場合ならば、売上原価が仕入(CDとパッケージ代)、給料(製作スタッフ分)、外注費(制作を外注している場合)などに分類されるということです。ダウンロード販売している場合には、売上原価の中に仕入という勘定科目はないということになります。
★未販売のソフトウェアの制作費は無形固定資産?(在庫の勘定科目)
この話は難しい(机上の空論?)ですのでやめておきます。ただし、マイクロソフトなどのようなロングセラー商品がなく、個別受注や短期間で売り切るソフトばかりを制作している中小零細企業の場合には、制作費は販売費及び一般管理費で表示し、その内、未販売のソフトウェアに関するコストであることが明らかな金額についてのみ、適当な勘定科目(前払費用、仕掛品など)で翌年度以降に繰り越しておけば税務署から文句をいわれることはないでしょう。
★ソフトウェア制作業に類似する業種
広告制作(HP、テレビCMなど)、出版、音楽、設計、デザイン・・・・
非常に多いですのでご注意ください。「物品を販売していない」、「製造をしていない」ので「在庫はない」という考えは大変危険です。
最近では経済のソフト化が進み従来のような在庫を持たない事業が増えていますが、このような事業においても在庫という考えがなくなったわけではありません。
ゲームソフトをCDで販売している場合、CD(プラスティック?)とパッケージ(紙とビニール)だけが在庫のように思えるかもしれません。しかし、これらをはるかに上回る金額の制作費(シナリオ、プログラム、音声など)がかかっています。年度末に未販売のパッケージが残っている場合には、物理的な仕入代金(CDとパッケージ代)だけでなく制作費も在庫として翌年度に繰り越す必要があります。制作プロセス上、まったく物理的な形に至っていない場合には(CDとパッケージ代がいまだ発生していない)まったく無形の在庫となります。
ゲームソフトをダウンロード販売している場合には、目に見える在庫はまったくありません。しかし、未販売分に対するコスト(制作費)は在庫として翌年度に繰り越す必要があるということです。
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★目に見えない売上原価の勘定科目
売上原価の中に仕入以外の勘定科目として含めます。例えば、上記のゲームソフトをCDで販売している場合ならば、売上原価が仕入(CDとパッケージ代)、給料(製作スタッフ分)、外注費(制作を外注している場合)などに分類されるということです。ダウンロード販売している場合には、売上原価の中に仕入という勘定科目はないということになります。
★未販売のソフトウェアの制作費は無形固定資産?(在庫の勘定科目)
この話は難しい(机上の空論?)ですのでやめておきます。ただし、マイクロソフトなどのようなロングセラー商品がなく、個別受注や短期間で売り切るソフトばかりを制作している中小零細企業の場合には、制作費は販売費及び一般管理費で表示し、その内、未販売のソフトウェアに関するコストであることが明らかな金額についてのみ、適当な勘定科目(前払費用、仕掛品など)で翌年度以降に繰り越しておけば税務署から文句をいわれることはないでしょう。
★ソフトウェア制作業に類似する業種
広告制作(HP、テレビCMなど)、出版、音楽、設計、デザイン・・・・
非常に多いですのでご注意ください。「物品を販売していない」、「製造をしていない」ので「在庫はない」という考えは大変危険です。