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【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
身近な疑問の解説と役立つ情報の提供をさせていただきます。

【必要経費】衣服代(仕事によって必要経費は違う!)

2009-01-31 11:35:00 | 所得税の確定申告
衣服代が必要経費になるかどうかは仕事の内容によります。

仕事をするために衣服を着替えることが必要で、着替えた衣服を仕事専用に使っているような場合にはその衣服代は必要経費になります。工場や建設現場での作業服、調理人の料理服、医師や看護師の白衣、いわゆる制服がその典型です。要するに、普段着としては着ることができない衣服しか必要経費にはならないということです。ただし、作業服で通勤する程度ならかまいません。仕事場に到着後、速やかに作業に取り掛かれるように準備をしているのですから。

よく質問を受けるのは、講師、インストラクターなど人前で話す仕事の人で、常に「かしこまった服装」をしなければならない場合ですが、それらの衣服が普段着としても着られる限りは必要経費にはなりません。

衣料品店の店主や店員が商品である衣服を着用する場合ですが、その衣服を勤務中に着用することが商品のPRのために必要であれば必要経費になります(要するに勤務終了後は着替えている)。

タレントの衣服代がどうなっているかについてよく聞かれますが、テレビ出演など仕事専用の衣服だけが必要経費として認められています。要するに、普段着としても着ている高価な衣服は必要経費にはならないということです。

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★必要経費は仕事によって異なる
ご理解いただけたと思います。確定申告に当たっては他人のことが気になるかもしれませんが、あくまでも自分自身の状況で冷静に判断してください。