【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
身近な疑問の解説と役立つ情報の提供をさせていただきます。

偽装と仮装

2007-11-17 12:04:58 | 会計、税金、経営、その他の話題
最近、食品業界(赤福餅、船場吉兆など)で賞味期限や産地の偽装表示が問題となっています。

税の世界では「仮装」という言葉が用いられます。偽装という言葉はないと思います。
仮装とは「ありもしない事実を装う」ことであり、仮装によって税負担を逃れた場合には重加算税という極刑を受けなければなりません(重加算税は本来の税額に対してさらに加算されます)。

税務署が仮装を発見した場合には、真実に基づいた状態での課税に修正し追加しての納税を強制してきます。
税務署は、仮装を発見した場合には血相を変えます。このときの税務署の態度は、表現は悪いかもしれませんが暴力団以上に恐ろしいです。そして、最悪の場合には刑事告発されます。

食品業界の偽装はどうなるのでしょうか?

「表示どおりの商品」をお客さんに謝りながら配って回るのでしょうか?
偽装した業者の商品など、もう誰も食べないですよね。

ウソをついて得た利益はどうなるのでしょうか?
(問題を起こした会社の社長は豪邸に住み、一生遊んで暮らせるだけの財産を持っていると思います。)

食品業界の事件の展開をみている限りでは、「仮装」のほうが「偽装」よりも扱いが厳しいように感じます。

年の瀬が迫ったあわただしい時期に、意味不明のこと書いて申し訳ありません。