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【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
身近な疑問の解説と役立つ情報の提供をさせていただきます。

弥生会計の起動方法(データファイルの扱いは慎重に)

2013-09-04 17:00:00 | 会計ソフト(弥生会計)
【ご注意】下記の説明は、OSはWindows7、弥生会計は「13」を前提にしています。

弥生会計には次のような起動方法があります。

【1】スタートボタンから起動する(同時にデータファイルを開く)
原則はこれだと思います。あらゆるソフトの起動方法がこれです。起動すればすぐに作業を始めることができます。スタートボタンから「弥生13シリーズ」「弥生会計13」の「弥生会計13」をクリックします。なお、この「弥生会計13」をショートカット、スタートメニュー、タスクバーにしてもかまいません。

【2】スタートボタンから起動する(データファイルは別に開く)
初期設定では【1】の方法で起動すれば前回起動していたファイルが開きますが、「オプション」「環境設定」「起動・終了」「起動時の設定」で起動時にデータを選択できるように設定できます。複数のデータファイルを扱う(複数の企業の経理処理をする)会計事務所などはこの設定にしておくと便利ですが、通常はその必要がないために【1】が初期設定になっています。

【3】データファイルを直接クリックする
意外に知られていませんが、弥生会計はワードやエクセルと同じようにデータファイルを直接クリックすれば起動することができます。データファイルが保存されている場所は「設定」「事業所設定」の「事業所データ情報・フォルダー名」で確認できます。なお、「スタートボタン」「最近使った項目」からも起動できることはいうまでもありません。(弥生会計のデータファイルは1個です。複数のファイルから構成されていません。)

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★知らないうちにファイルを複数作っていた
弥生会計のファイルはワードやエクセルのファイルと同じ要領で「複写」「削除」「ファイル名の変更」ができます。これがどのような事態を招くかは容易に想像がつくと思います。特に複数の人が交代して入力する場合には注意が必要です。「データファイルを保存するフォルダー」と「データファイル名」は変更しないよう徹底しなければなりません。

★「過年度のデータ」と「バージョンアップ前のデータ」
誤って過年度のデータファイルを開き、それに入力をしてしまうことがあります。また、弥生会計13は「09」以降のデータを開くことができますので、誤って最新バージョンにコンバートする前のデータを開いてそれに入力してしまうことがあります。

★不要なデータファイルは削除しておく
これを徹底するしかありません。保存するにしても外部記憶メディアにすることです。

★誤ってバックアップファイルをクリックしてしまった
【3】でファイルを開いている人が誤って、バックアップファイルをクリックしてしまうという誤操作があります。バックアップファイルを実行してしまうと、データファイルに上書きされてしまいます。バックアップファイルがデータファイルよりも古い場合には入力データの一部が消えてしまいます。