【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
身近な疑問の解説と役立つ情報の提供をさせていただきます。

電子申告はWindows10には未対応

2015-11-29 11:00:00 | 会計ソフト(弥生会計)
このところ頻繁に画面に表示されるWindows10へのアップグレードを促すメッセージが大変気になります。さらに、無料のアップグレードの期限が来年7月末までということに焦らされます。

OSをアップグレードする際には、使用しているアプリケーションの対応状況を確かめておかなければなりません。

国税電子申告・納税システム(e-Tax)
対応していません。
地方税ポータルシステム(eLTAX)
対応していません。
弥生会計16(会計ソフト)
対応済みです。
魔法陣(申告書作成ソフト
対応していません。

この状況ではとてもWindows10へのアップグレードはできません。画面に表示されるアップグレードを促すメッセージを「うっかり!」クリックしてしまうと大変な目にあいます。世間一般ではWindows10へのアップグレードが着々と進んでいるようですが会計事務所業界では「ちょっと待った!」という状況です。

★いつになればアップグレードができるのか?

Windows10で税務申告ができる環境が整うまで待つしかありません。つまり、「国税電子申告・納税システム」「地方税ポータルシステム」がいつWindows10に対応するかです。もし、2016年の年初に対応したとしてもとてもアップグレードなどできません。所得税の確定申告という繁忙期を前に慣れるまでの一定期間は混乱が予想される新システムの導入などとてもできないからです。確定申告が終わる3月中旬も無理です。まもなく3月決算の法人の申告作業が始まるからです。会計事務所業界は無料アップデート期間が終了する間際にアップグレードするか、無料期間が過ぎてから有料でアップグレードすることになりそうです。

アップグレードは作業が面倒だと聞いています(特に周辺機器の再設定)。ですから、Windows7のサポート期限である2020年1月までの間に順次新たなパソコンを購入する際にWindows10を徐々に導入するのが良いのかもしれません。会計事務所業界では、当分は「セブン」を使うことになるでしょう。