お気楽でのんびり屋、45歳パパの『幸せのおすそわけ』

不景気の中40歳で会社を自主退職した無責任パパは、何事にもお気楽でポジティブシンキング!他愛ない日常の幸せをおすそわけ!

酢漬けイカの香り

2009-09-10 22:55:30 | Weblog

 仕事帰りはお腹が空く。仕事場でおやつが出なかった時はなおさらだ。
 そんな時のために、アタシは車の中に非常食を隠していたりする。

 小分けのクッピーラムネだったり、スルメイカだったり、ベビースターラーメンだったり、黒糖だったり……。
 そんなの腹の足しになるかと思われそうだが、なんとなく口の中に入っていれば満足するのでそれらで充分だ。チョコ系でも良いのだが、車内は暑くなるので変形どころか形をなさない状態になっている経験をしたことがあるので、今は敬遠している。

 娘に見つかると『食べる~、食べる~』とうるさいので隠しておく。クッピーラムネなんて10連だったのにアタシは半分も食べれられなかった経験もあるくらいだ。

 この前の月曜日、在庫が無くなっていたので仕事帰りにトライアル(という激安のスーパー)でよっちゃんの酢漬けイカを買ってきた。普通は100円で売っている小袋が68円だなんて、なんとなく幸せな気分である。

 火曜日の帰り道。さて腹が減ったからと運転しながら酢漬けイカを食べようとしたら、口元に入らず落としてしまった。小袋に2カタマリ入っていた片方を、だ。
信号で止まった時に足元を見ると運転席のマットの上に1カタマリが落ちていた。
「シートの上なら食べてしまうのだが…、食べてしまおうか」と一瞬悩んだが、ウエッティな表面にゴミや埃が纏わりついていそうな気がして泣く泣く断念した。それはもう悲しい気分である。残りの1カタマリを食べ終えてしまってからは、ゴミ箱の1カタマリが名残り惜しくてたまらなかった。

 翌朝、出勤しようと車に乗り込むと、車内全体に酢漬けイカの匂いが充満していて、また悲しさだけを噛み締めたのだった。


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