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『日本沈没』(1973年版)

2006-08-26 22:27:00 | 映画

8/20   TV(録画)にて鑑賞。

評価・・・★★★★ 4.0


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ネタばれ注意!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


リメイク版の映画が現在公開中で、その評価は賛否両論みたいですね。
そのオリジナル版と言える作品がこの1973年版の作品です。
潜水艇操縦士・小野寺には藤岡弘さん(現在は“藤岡弘さんですね)。
恋人の阿部玲子にはいしだあゆみさん。
そして、田所博士には小林桂樹さん。昔は顔もふっくらとしていて体格がよく、男らしい雰囲気の方だったのですね~ 今の細い穏やかなイメージしかなかったので、ちょっとびっくりしました。



ストーリーについては、かなり原作に近いつくりになっていたと思います。渡老人も出てくるし、総理大臣(丹波哲郎さん)の出番も多い。田所博士の日本への強い想いを告白する場面もしっかりあります。

阿部玲子はハイパーレスキュー隊員ではなくて、ちゃんと原作通りの当世風のお嬢様。小野寺と阿部玲子の恋愛ネタはほどよいバランスでした。
二人はお互いをロマンチックに恋い慕っているわけではないんですよね。本当を言うと愛しているかどうかもよくわからないけれど、それでも一緒に生きていこうと思った・・・そういう二人の関係がちゃんと描かれいていたと思います。

そして、日本はしっかり沈没します(爆)

原作でもかなりショックだったけど、「沈没していく日本に対して、何もしないでいた方がよい」という意見があったと明かすシーンはちゃんと重みがあって、心に強く訴えてくるものがありました。

特撮については、「いかにも特撮!」な場面もありましたが、VFXに負けないくらいの迫力がそれなりに表現できていたと思います。結構コワイと感じたシーンがありました。

あと、住宅密集地で逃げまどう人々が多数炎に包まれていくシーンがとてもリアルな感じで怖かった。火が鎮まった後、黒こげの死体が映されて、背筋が寒くなりました。ショッキングなシーンだけど、日本が沈没するパニックの中では、こういうふうに多くの人が犠牲になるんだな、と強く感じたシーンでした。

(参考) リメイク版『日本沈没』の感想はコチラ

      原作の小説版『日本沈没』の感想はコチラ



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