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草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『あなたへ』

2012-10-05 23:25:48 | SMAPのドラマ・映画
しばらく前のことになりますが、『あなたへ』を見てきました。公開から2週間ほど経った頃でした。

休日の昼間ということで、どんな方達が見に来てるのかと思えば、ほとんどが中年以降のご夫婦達でしたね。やっぱり、高倉健さん主演と映画のテーマからして、ちょっと年齢層の高めのご夫婦の鑑賞が多かったようです。

私は高倉健さんの映画を映画館で見るのは初めてでした。テレビ放送などでは、『幸せの黄色いハンカチ』や『南極物語』、『ブラック・レイン』を見たことはありました。特に『幸せの黄色いハンカチ』では、高倉健さんの魅力にしびれてしまって、鑑賞後しばらくの間(数日間)ドキドキが止まりませんでした。

芸能界においても多数の芸能人から慕われているという高倉健さんの久しぶりの映画出演ということで、少々心配な点もありました。“高倉健ヨイショ!”みたいな映画だったら嫌だなぁ・・・という心配。でも余計なお世話でした。まったくの杞憂でした。

すごく味わい深いストーリーでした。確かに主演は高倉健さんですが、他の登場人物たちにもちゃんとスポットライトがあたって、しかも一筋縄じゃいかない人生を背負ってたりして、思ったよりも深いお話でした。特に、ネタバレになるのであまり書けませんが、ある人に関するエピソードなんて、すごく意味のあるシーンをもう少しで忘却の彼方へ追いやってしまうところでした。映画から帰ってきて、他の方達のレビューを確認していて、「あっっ、あの人の表情や台詞にはそんな意味が隠されてたのかっっっ」と衝撃を受けました。これだからお芝居はボーッと見ててはダメですね。最近ドラマとか心底おもしろいと思えなくなって、流し見するクセがついちゃっていたこともあって、久しぶりに反省してしまいました。

剛くんも、他の共演陣に負けないくらいしっかりと脇を固めていたと思います。今回の剛くんの役どころは、シッカリしているというか、要領がいいというか、調子がいいというか・・・随分年上の健さんを、人なつっこさを武器にして、イイようにこき使ってしまう大胆さをもつイカ飯屋さんでした。印象的だったのは、途中から剛くんがスクリーンに登場するたびに、劇場のあちこちから自然にクスクス笑いが漏れていたこと。「こいつ、今度は健さんにどんなことさせるつもりなんやろか…」という期待(!)を込めた温かいクスクス笑いが自然に劇場を包んでいたことが、本当に印象的でした。ある意味、おじさま&おばさま達の心をつかんでしまった証拠とも言えるこの現象を目の当たりにできて、剛くんファンとしては大きな喜びでした。

思った以上に良かったです。
鑑賞後、剛くん主演以外の作品では久々にパンフレットを買ってしまいました。(たぶんM:I-2以来
あと意外だったのが、田中裕子さんの歌声がなかなか心地よくて上手だったこと。癒されました~


追伸
 この作品に出演されていた大滝秀治さんがお亡くなりになりました。
 ご冥福をお祈りいたします。


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