ボンソワール。
急に寒くなってきたので、あったかい食べものが恋しくなるよね。今日はいつもいくコンビニで、思わず中華まんじゅうを買ってしまった。1個90円とかの、安いやつ。
このまんじゅうにはずい分と思い出があるような気がする。高校生の頃は自転車通学だったから、帰り道に寒さと空腹をしのぐために寄り道して食べたり、コンビニのバイトをしている時にはずいぶんとこれを売ったし。
久々に食べると、1個なんか一瞬で食べられてしまうくらいで、何しろ皮はふわふわでつぶしたら簡単にぺったんこになりそうだし、具も肉だけど結構軽い。中華街とかで食べる大きくて食べ応えのあるやつにくらべたら、なんとも頼りない気がするけれど、でもなんだかひどく美味しかったので続けて2つ食べてしまった。
多分、「おいしさ」ってかなりのバリエーションがあって、うまくいえないけど「美味というほどでもないけれどすごくおいしい」ってものがあると思う。たとえば、ゆでたてのパスタとか食べてしまうと、学食のくたっとしたスパゲティなんて同じ食品とは思えないけど、でも結構それがおいしいとか。
…つまりこれってB級グルメってやつかな。もっともおいしければA級もB級もないような気がするけど。あ、でもこういうものをおいしい、って言ったら、きっと他にもっとおいしいものを食べたことがないんだな、貧しいんだなって思われるのが癪なときにこういう言葉を使ったらいいのかもね。