イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

気になるもの

2005-02-27 22:11:59 | Weblog

花の週末といえど、試験中の学生にそう面白いことはないから、今日はこの間の試験のことでも書くね。といっても、内容云々のことじゃないんだけど。
その試験で、たまたま僕の前の席にいたのが3年生の佐藤君だった。彼は多分、学内ではちょっとした有名人だ。というのも、彼の髪の毛が男性としては、あるいは女性にしてもかなり長いせいだ。今日び長髪くらいでは誰も驚かないところだけれど、彼のはちょっと違う。腰くらいまでのまっすぐな黒髪をいつも長い三つ編みにして後ろにたらしているんだ。
普段は遠目で見るくらいのその髪が、僕の目の前にあるわけで、試験中だというのに思わずしげしげと眺めてしまった。
こんな髪を手入れするのは大変だろうなあ、とか、この三つ編みは自分で編むんだろうなあ、とか、どうでもいいことをつらつら考える。僕の髪はたいそうなクセッ毛だから、こんなにのばしたら大変なことになるだろうななんてことまで。

もちろん試験中ずっとそんなことをしていたわけじゃないよ。
でも、流行の格好ならそれがどんなに奇妙なとりあわせでもなんとも思わないのに、そうでなくて珍しい格好のときは、なんでその人がそういうスタイルを通すのかとか、そんなことまで気になってしまうのは不思議なことだよね。