どきどきワイン熟成中!

不定期ですがワインの熟成度合いもティスティングしていきます。

■Vol,01 オールドキャンベル・アーリー ロゼ

2011年12月21日 13時14分25秒 | ・キャンベル・アーリー(ロゼ)


驚き!!キャンベルの力。
熟成によって引き出された味わい深さに感動!!


私たちは、ワイナリー創業以来、キャンベル・アーリーを見つめ続けてきました。当初、私たちは、キャンベル・アーリーの熟成の力を信じていませんでした。ところが、キャンベル・アーリーが年月を経ることによって熟成することを発見し、新たな魅力に気が付きました。5年の歳月を経て、ふくよかに熟成したキャンベル・アーリーをぜひ、お楽しみ下さい。


2006年は、決して良い年ではありませんでした。例年並みの雨量でしたが、台風の襲来が多い年でもありました。しかし、キャンベルは、台風前に収穫することができ、風味豊かなキャンベルでワインを造ることができました。

熟成によって引き出された味わい深さに感動!!
ワイナリーのセラーで、2006年からの5年間、一定の温度で貯蔵していたキャンベル。熟成によって、色調もレンガ色のようにオレンジがかり、丸みを帯びた酸味と甘みのバランスが楽しめます。特に、酸味が心地よいのが印象的です。5年の年月で、丸みを帯びたバランスのいいワインに変化してくれていました!



[綺麗な熟成をした色合い]
オレンジのニュアンスがしっかりある、チェリーレッド。赤の強いレンガ色をしていて、透明感があります。綺麗な熟成 をした色合いです。

[チェリーやカシスのような甘い香り]
チェリーやカシスのような甘い香りが第一印象。更に、熟したイチジクや落ち葉のような複雑な香りと小枝やハーブのようなスパイシーな香りも楽しめます。様々な香りが力強く広がり、ゆったり優雅にグラスから立ち上ります


[甘味と酸味がとっても味わい深い]
ボリューム感のある酸味が口全体を支配します。控えめな甘さがその酸味とよく馴染んで味わいに一体感をみせています。2006年は果実味のしっかりとした年でしたので、これだけの良いバランスで熟成をしてくれたのだと実感します。余韻に心地よい渋みが丸みを帯びた味わいのアクセントになって長く楽しめます。

[楽しみ方]
飲み頃温度は、8℃くらいをお勧めします。砂糖醤油を使った、すき焼きなどには抜群の相性を見せそうです。他にも、チキン南蛮、中華、うなぎの蒲焼、焼肉など、和食全般に良い相性をみせそうです。

■スパークリングワイン キャンベル・アーリー

2011年12月03日 09時54分16秒 | ・スパークリングワイン ロゼ

2011年は、冬から春にかけて雨不足で乾燥状態が続き、例年に比べて7日から10日遅い芽吹きとなりました。加えて、5月、7月に台風襲来、集中豪雨…。しかし、生産者の技術力でそれらを克服し、収穫期には小粒で糖度の高いブドウを収穫。風味豊かなブドウをいただきました。そのブドウから、良質な果汁のみを低温発酵させ、スパークリングワインにしました。


透明感のあるオレンジがかった薔薇色
透明感のあるオレンジがかった薔薇色をしています。今年は、例年より色のトーンが淡い印象です。グラスに注ぐと、オレンジがかった薔薇色が泡と絡み合うことにより、瞬間的に優しいピンク色に変化します。また、グラスの底からは、木目細かな泡が連なりながら立ち上り、見た目にも楽しめます。

もぎたてイチゴを連想させる甘い香り
もぎたてのイチゴの香りを中心に、チェリーやりんごなど爽やかな果物の香りが、溌剌とした炭酸の刺激的な香りと調和して、次々とあふれ出してきます。また、熟したメロンやキンモクセイのような華やかな香りも楽しめ、それぞれの香りが優しく調和しながらフルーティーな香りを演出しています。


優しい甘さと爽やかな酸味が絶妙のバランス
口に含んだ時、フレッシュな果実味としっかりした酸味が口全体に広がり、爽やかな印象。優しい甘さと心地よい炭酸が絶妙で、上品な口当たりを演出してくれます。また、果実の凝縮感も感じ、タンニンの存在感もしっかりしています。後半は、蜜柑、リンゴを食べたあとのような気持ち良い風味を残しながら、余韻を長く楽しませてくれます。


楽しむには
飲み頃温度は、8~12℃。食中酒としてどんな料理とも絶妙な相性を見せそうです。特にスイーツとは、いい相性を見せそうです。これからのクリスマスシーズン、そして年末年始、コース料理やたくさんの種類のオードブルをこれ一本でこなせそうな適応力もあります。和食であればぶり大根やおでんなど、少し味わいのしっかりした料理との相性が楽しみです。

■Vol,01 ピノ・ノワール プライベートリザーブ 2009

2011年12月01日 08時55分29秒 | ・ピノ・ノワール (赤)

「都農でピノ・ノワールをつくりたい・・・」
私たちは、温暖な地域では栽培が難しいといわれる、ピノ・ノワール栽培に挑戦しました。これまで築き上げてきた、土づくりや月齢管理、整枝剪定などの栽培技術を駆使し、試験栽培5年目にして初めて納得いくブドウを収穫できました。
南国都農町生まれのピノ・ノワールをぜひ、お楽しみください。


■2009年ビンテージはどうだったの?
ビックビンテージに相応しい条件が整った2009年。春先の萌芽から開花時期まで寒暖の差に恵まれ、非常に良い初期生育を見せ、小粒で濃縮感のあるブドウに育ちました。

■2009のメイキングレポート
フルーティーな香りを出すために、低温で果実を浸漬した後、かもし発酵を行いました。雑味を出さないよう、伝統的なバスケットプレスで搾汁し、その後、フレンチオークで20ヶ月ほど樽熟成しました。


■透明感のあるルビー色
輝きのあるルビー色をしていて、透明感も強いです。また、若干のオレンジ色のニュアンスも感じますがグラスを傾けると色の階層も楽しめる色合いです。

■サクランボや赤い果実の香り
フランボワーズやザクロ、サクランボなどの赤い果実を連想させられる香りを感じます。さらに、オリーブのような植物的な香りとなめし皮のような香りが重なり合い、複雑で心地よい香りが楽しめます。


■上品な酸と果実味のバランスが絶妙です
心地よい酸味が口全体を支配します。味わいを強く主張しないので、心地よいファーストアタック。サクランボやアセロラを連想させられます。さらに、優しいタンニンとほのかな甘さが良いバランスをみせています。余韻では、ほのかなローストのニュアンスと心地よい果実味が長く楽しめます。


■濃すぎない味付けの料理でぜひ!
10℃~15℃が飲み頃です。ローストビーフや鶏肉の香草焼きなどと良い相性を見せそうです。その場合、味付けを濃すぎないようにした方が、ワインと良い相性をみせそうです。ハムやソーセージのグリルなどとも楽しめそうなピノ・ノワールです。

赤尾