どきどきワイン熟成中!

不定期ですがワインの熟成度合いもティスティングしていきます。

■Vol,01 スパークリングワイン レッド NV(2)

2007年12月29日 11時32分37秒 | ・スパークリングワイン レッド
スパークリングワイン レッド NV 


○Bottling 2007.12.25 瓶詰の様子はこちら

ブレンドの割合は、ヒ・ミ・ツですが、樽で熟成させた、マスカット・ベリーAを主体に仕上げました。炭酸ガスのインパクトは『おとなしめ』ですがしっかりと主張し爽やかな印象を口に残します。赤ワイン特有の渋みと炭酸の刺激がエキゾチックなハジケル赤、スパークリングワイン レッドのリリースです!
ハジケル赤、スパークリングワイン レッド NEWリリース。


国内でも珍しい、スパークリングワイン レッド。
「ちょっぴり大人の味わいね。」、「ハマる美味しさ。」として、少しずつファンの増えてきている、通称、赤スパ。12月28日より発売がはじまりました。


今回の今回の赤スパはどんな仕上がりになっているのでしょう。
さっそく、テイスティングコメントを紹介いたします。
Tasting 2007.12.28

深みのある赤紫色、泡まで赤い!
深みのある赤紫色をしていて、インパクトのある色合い。グラスの先が見えないほどの色合いで、青みもかかっているように見える。グラスの底からは、きめの細かな泡がくさび状に立ち上り、泡まで赤く見飽きません。

濃縮感ある果実の香りがゾクゾクと・・・
開栓後、蒸した大豆に加え、ドライトマトやドライハーブのような植物的な香りを感じますが、その後一遍。ブルーベリーや干しブドウ、プラム、赤い果実、ジャムといった濃縮感ある果実の香りがゾクゾクと顔をのぞかせます。そして、カカオやビターチョコのような香りと樽の香りが終盤にかけてとグラスの中で漂います。

シャープな炭酸とほんのりとした甘み。
酸味がしっかりしていて、シャープな印象を受けるきめ細かな炭酸が舌の上を踊ります。ほんのりとした甘みが、酸味と炭酸に包まれては開き、包まれては開きします。口に残る渋みが口飽きさせず、味わいを引き締め、赤シソのようなニュアンスもあり、しっかりとした印象です。余韻に樽とベリー系の果実の風味が心地よく楽しめます。


脂ののった肉料理と是非!
8℃~12℃と少し冷やしてお楽しみください。料理との相性が幅広く楽しめると思います。特に、脂ののった肉料理、バーベキューとの相性は抜群でしょう。また、バルサミコソースなどを使った料理や濃くのあるお魚料理とも良い相性をみせそうです。

オンラインショッピングも開設しました。
こちらから。

赤尾

■Vol.2 スパークリングワイン レッド

2006年09月18日 18時56分14秒 | ・スパークリングワイン レッド
ティスティング日時:2006年9月18日 PM 16:00
 


●熟成していますか?
瓶詰して約9ヶ月が経ち、じっくり熟成してきていました。
酸味の柔らかさとタンニンのバランスが心地よく、香りの変化もしっかり楽しめます。
カベルネの深みのある熟成した香りと微炭酸の爽やかさがとても楽しかったです。
では、早速、コメントを・・・。

●色の変化は?
アメリカンチェリーが黒く熟したような黒味のある赤色をしており、グラスのふちは、オレンジがかった、うっすらとピンクっぽいニュアンスです。グラスに注がれると、赤い泡が立ちのぼり、すぐに姿を消していきますが、液面では、繊細で小さな炭酸が綺麗に立ち上っています。ビン熟によって、炭酸も落ち着きを見せ、色合いもオレンジのニュアンスも出ている事から熟成は、進んできています!!

●香りはどう?
樽の香り、カシス、赤いバラの花の香りが最初に感じました!!
とても気持ちよく、いい香りです!!これは、カベルネのビン熟成によって感じる心地よい、よい香り。とても華やいできています。次に、ベリーAの香り、スパイスや落ち葉のようなニュアンスの香りが出てきて、カベルネの香りと混じり、熟したリンゴの皮、干しぶどう・・・。ぞくぞくといろんな香りが溢れだしてきます。香りでも熟成してきている様子が伺えました。次に味わいはどうなっているんでしょう・・・。

●味わいは変わった?
微炭酸が舌をすこし刺激し、爽やかなミントのような印象を残します。そして、酸味の角が取れて丸くなり、タンニンとのバランスがとても心地よかったです。舌に広がる、酸味、タンニンは、粘性を増したかのような印象を受けました。味の要素が繋がりはじめ、角張った要素が丸くなってきていると感じました。

●今後の期待度
これからの熟成も大変楽しみです。ぶどうそれぞれの良い特徴が引き出されながら、バランスよくなっていたので、これからも期待できます。1月、2月頃に比べて、確実にじっくりですが、綺麗に熟成してきています。炭酸の印象は落ち着いてくると思いますが、カベルネの熟成によって開く香りは、大変楽しみです。
現時点のスパークリングワイン レッドを一度、楽しんで、クリスマス頃にもう一度、楽しんでみるのも面白いかと思いマス!

3ヵ月後の12月中旬に次回のティスティングを行います!
香りの変化、タンニンと酸味バランスがどのように変化していくか。
ぞくぞくもんです♪

赤尾誠二