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どきどきワイン熟成中!

不定期ですがワインの熟成度合いもティスティングしていきます。

2007マスカット・ベリーA エステート

2008年03月06日 13時51分55秒 | ・マスカット・ベリーA エステート
完熟ブドウのみを使用した、濃縮感が魅力のワイン。

ぶどうにとって、大変厳しい年となった、2007年。
しかし、例年に負けない品質に仕上げることができました。
貴重な2,000本は、幻のビンテージワイン!!かも!!


ではでは、早速テイスティングコメントを・・・

テイスティング日時:2008.3.5

■黒みを帯びた深みのある赤色
グラスの先が見えずらいほど深みのある赤色で、黒みを帯びています。色合いと香り、味にはある程度、相関関係がありますので、味わうのが楽しみな色合いです。

■赤い果実とカシスのような香り
ブルーベリーのような甘い香りに加え、赤い果実、カシスのような香りが第一印象。これまでのマスカット・ベリーA エステーとでは、あまり感じる事の無かった香りです。そして次に、ニッケやハーブ、落ち葉などの香りを感じ、終盤にかけては、カラメルやチョコレートのような甘い香りも感じます。

■甘みを感じるような味わい
アタックは柔らかい印象も受けるのですが、しっかりとした酸味、果実味を感じます。タンニンも滑らかな印象ですが、意外にしっかりしています。酸とタンニンのバランスがよく、甘みを感じるような味わいです。余韻にドライフルーツ、干しぶどうなどの濃縮された果実の旨みを感じ心地よいです。

■今後の熟成にも期待できます!
滑らかなタンニンですので、今でも充分楽しめる味わいですが、しっかりとした酸味と果実味がこれから熟成することによって、複雑さを演出してくれそうです。6ヵ月後、1年後の味わいの変化に期待!

■いろんな組合せで楽しみたい!
ワイン単体でも充分に楽しめると思います。甘酸っぱいピリ辛料理をはじめ、鶏肉の炭火焼、牛のテール煮込み、ローストポーク、トマトの酸味の効いたパスタやシチュー…。いろんな組合せで楽しめるワインです。


[ビンヤードレポート2007]
2007年は、春先から寒暖の差に恵まれ、順調な生育をみせていましたが、8月2日に台風が上陸しました。近年の異常気象の中、台風の上陸時期、頻度、強さはこの数年宮崎の農業に大きなダメージを与えています。

2007年、私達のマスカット・ベリーAも大変厳しい年となりました。その後、風で痛んだ果実を取り除き、熟すのを待ちました。
9月10日、完熟したブドウのみを収穫しました。その量わずか、3,000kg。

[メイキングレポート2007]

醸造の量が少ない事もあり、丁寧なワインづくりを心がけました

醸造では、色やフルーティーな香りを引き出すために、2日間ほど低温で果実を浸漬した後、かもし発酵を行いました。しっかりとした色と味わいの複雑さを出すために、酵母は2種類使用。発酵の温度は、後半にかけて30℃を超えないようコントロールし、パンチダウン、ポンプオーバーを併用し綺麗な発酵をするよう努めました。
発酵終了後は、色や風味を大事に工夫をしながら、6ヶ月間タンク熟成をしてきました。そして、味わいを損なわないよう、フィルターをかけて瓶詰しました。

強い色調と、風味の豊かさ、例年に負けない品質に仕上げることができました。
貴重な2,000本は、幻のビンテージワインになる!かも!!

熟成も期待できる、楽しみなワインです。

1,500円/本(税込)
明日、3月7日より発売開始です。
ワインリリース情報は、こちらから。

赤尾

■Vol,2 2006 マスカット・ベリーA エステート

2007年04月01日 17時07分39秒 | ・マスカット・ベリーA エステート
瓶詰は、今年2月上旬の 2006 マスカット・ベリーA エステート。
上品な仕上がりが特徴でした。あれから、2ヶ月くらい経ちましたが、
どんな変化をしているのでしょうか!

テイスティング日時:2007.4.1 16:00

前回のテイスティングコメントは、こちらから。

■熟成による第一印象は!
クリーンな香りで、酸味の荒々しさが落ち着き、優しく上品な印象を受けました。
リリースして2ヶ月弱ですが、少しずつ熟成しはじめています!!


■プラムやカラメルのような香り
香りにもクリーンさがあり、プラムや干しぶどう、カラメルのような香りがしてきます。
空気に触れさせながら香りの変化を見ていくと、ブルーベリーやイチゴのような甘いニュアンスの香りも立ってきます。ハーブや草のような植物的な印象が少なくなってきているように感じます。

■飽きさせない、酸味とタンニンのバランス。
アタックは、前回同様キュートな酸が口に広がるのですが、その酸の印象は、少しずつ変化してきています。幅のある味わいで、心地よい酸味です。同時にタンニンも自然な主張で、口をあきさせません。グミや木苺のような強い酸味の果実を食べた後、口に残る心地よい酸味、渋みが、このベリーAにもフィニッシュで感じ心地よいです。飽きさせません!

■今後の熟成は。。。
これから、夏頃、今年の冬頃と段階的に熟成していくと思います。酸味とタンニンのバランスがどのように変化していくのでしょうか!楽しみ!!

■いろんな組合せで相性チェック!

繊細に料理と組み合わせると、ワインも料理も引き立つようなワインですので、いろいろ実験して相性のチェックをしていきたいと思います。
牛のテール煮込み、トマトの酸味の効いたビーフシチュー・・・。
相性チェックしなきゃ~♪ 良い相性をご存知の方、教えてくださいね~。

次回は、7月頃にテイスティングしてみます!どんなに変わっているのでしょうかね~。
akao

■Vol,1 2006 マスカット・ベリーA エステート

2007年02月24日 14時25分29秒 | ・マスカット・ベリーA エステート
自然に学ぶ土づくりによって育まれた、
風味豊かな都農の自然派ワイン。
2006 マスカット・ベリーA エステート


2006年産のマスカット・ベリーA エステートのティスティングコメントが
ソムリエ 馬場博幸さんより届きました♪

○ティスティング 日時:2007.2.10

 

■明るい赤紫色がとても魅力的!
グラス越しに見ると、明るい赤紫がとても印象的な色調で、魅惑的です。

■チェリーやクランベリー、ラベンダー・・・あふれ出る香り。
昔懐かしいチェリーのチューイングガム的香りやクランベリー、また蜜のような糖分の香りもあります。その中に、堂々としたミネラルが中心的存在でアピールしています。フローラルな部分もあり、スミレやラベンダーのようなハーブ、緑色野菜や鉄分の香りも感じます。

■引き締まったクリーンな口当たり
アタックはキュートな酸が口中に広がり、その後に閉じ気味の果実味が顔を出します。
まだまだこんなものではないと、主張しているかのように感じさせるほどです。現段階では、引き締まった酸が全体を上手くまとめており、とてもクリーンな印象を受けます。弱冠の植物的要素も感じられ、味わいのアクセントの要因になっています。
フランス、ロワール地方のカベルネ・フラン、シノンやブルグイユのように感じられます。
酸味が特徴的ですので、新世界のワインというよりは、旧世界の北のワインに感じさせられる印象があります。

■熟成は。。。
酸をしっかりと含む味わいに仕上がっているので、3~5年は充分に熟成しながら、楽しめると思います。

■鹿刺し、猪鍋にもあいそう。
鹿刺しや猪鍋に合わせてみると美味しく楽しめそうです。全体的に考えてみると、レアのお肉は魅力的ではないかと思います!また、シェーヴルなどのチーズに合わせてみても楽しめそうです!ワインは、12℃~18℃ぐらいで幅広く楽しみたいものです。

ソムリエ 馬場博幸



これから、定期的にティスティングして、
どのように変化していくのか見ていきたいと思います。

オンラインショッピングは、こちらからどうぞ。

akao

■vol,2 2005 マスカット・ベリーA エステート

2007年02月09日 16時25分47秒 | ・マスカット・ベリーA エステート
■2005年は、ビックビンテージでした。
2006国産ワインコンクールで銅賞を受賞した、2005年マスカット・ベリーA エステートは、力強く、しっかりとした味わいでした。ぶどうも良く、風味豊かなぶどうでした。醸造では、色や風味を生かす醸造をしてきて、5ヶ月間、タンクで熟成させ、瓶詰しました。

いきいきとしながら、しっかり熟成してきています。美味かった♪
特に口当たりの収斂性(口の中に感じる渋み)が増し、飲み応え充分。
肉料理に相性抜群の2005年マスカット・ベリーA エステート。
2005年産は、只今完売しておりますが、2006年産が今月末にリリースされます♪
では、早速コメントを・・・

■以前のティスティングコメントは、こちら

ティスティング日時:2007.2.8 16:00


●透けて見えないほどの黒味を帯びた赤紫色
黒色を帯びた、赤紫色をしています。以前に比べ、黒さが増し、光に照らすとややオレンジがかったニュアンスもあります。色を見て熟成がすすんでオレンジが強くなったというより、鮮度がそのまま維持されてしっかりとした赤紫色をしています。

●ココアやチョコレートのような香りのニュアンスも感じる香り
香りは、抜栓直後は、植物的なニュアンスやドライハーブ、ラズベリーのような香りが最初に感じるのですが、時間とともにブルーベリー系の香りから干しぶどう、プルーン、干したイチジクのような香りがムズムズと顔を出します。と同時に、グラスのふちからは、ココアやチョコレートのような香りのニュアンスも気持ちよく感じます。

●グラスの中で空気と触れながら変わる味わい
味わいは、酸味、タンニンの角が丸くなってきているのですが、口を引き締めるような粘性のあるアタックを最初に感じます。それらがスーッと引いて、丸くなった酸味が心地よく口の中に残ります。香りと同じですが、抜栓してグラスで空気と馴染ませていくと、味わいも変わってきます。口当たりも柔らかく、心地よいタンニンと酸味が口に広がり、ブルーベリーやプルーンのような風味を感じます。

●じっくりとした変化が期待できます
今後、益々熟成してくると思います。色も味わいも力強く、いきいきとしているので、ビンの中でじっくりと変化してくると思います。
今回のティスティングでは、脂ののった焼肉とじっくり飲みたいなぁ♪って感じました。

akao

■Vol.1 2005 マスカット・ベリーA エステート

2006年02月18日 20時30分26秒 | ・マスカット・ベリーA エステート
ティスティング日時:2006年2月18日 AM 11時

●色は?
黒みを帯びた深い赤紫をしていて、ほんのりとオレンジのニュアンスが混じっています。

●香りは?
抜栓直後は植物的な香りがしますが、ゆっくり時間をかけて空気と馴染ませると香りが一気に開いてきます。ブルーベリーの濃厚な果実香が香ったかと思いきや、イチゴのような爽やかな果実香を感じます。ヨーグルトのような乳酸の香りも優しく立ち上り、鉄分やヨードを感じさせる香りも見つかります。

●味わいは?
アタックは柔らかくしなやかで、口に含んだその瞬間から舌にスルリと巻き付いてきます。最初にほんのり甘みを感じます。繊細でほどよい量のタンニンの中に柔らかい酸が浮かんでいるかのような印象です。その酸のバランスが実に心地よく感じます。熟成も楽しみです。ベリーAのもつ爽やかな酸もしっかりしていて、若さを感じます。余韻は、口の中と鼻腔に心地よさだけを残して、きれいな余韻です。

●今後の期待度は?
自社畑で栽培した、完熟に近いぶどうの力によって、凝縮間あるワインになっていますので、まず、熟成に期待できます。特に香は、面白いくらい変化しそうです。ボディーが柔らかくなっていくのも期待できます。