どきどきワイン熟成中!

不定期ですがワインの熟成度合いもティスティングしていきます。

■Vol,01 サニールージュ 2012

2012年11月05日 13時22分11秒 | ・サニールージュ(白)
フレッシュでフルーティー。華やかな甘い香りが楽しめます。

■ライトイエローをしていて輝きもある。
淡いライトイエローをしています。若さのある色合いで透明感があり、キラキラと光り輝く液面にうっとりします。

■華やかな甘い香りが楽しめます。
マスカットやラフランスをはじめ、マンゴーやモモといった南国の果物が豊かに香ります。さらに、パイナップルやパッションフルーツ、グレープフルーツのような香りもグラスから次々とあふれ出てきて、華やかな甘い香りが楽しめます


■フレッシュ感が全面で楽しめます! 
口に含むと、爽やかな酸味が心地よく広がり、フレッシュ感が全面で楽しめます。さらに、優しい甘さが渋みや酸味と良いバランスで調和していて、味わいに一体感があります。果実味のイキイキとした特徴が楽しめるので、とてもフルーティーです。また、日本酒にも似た余韻が楽しめて複雑な一面も楽しめます。


■楽しみ方
フレッシュ感をお楽しみいただくために、よく冷やしてからお召し上がりください。8℃~12℃が飲み頃です。甘すぎないので、淡白な白身魚料理やアボガドサラダ、水炊きや旬魚の塩焼き、テンプラなどと良い相性を見せそうです。生ガキとも試してみたいです。



赤尾

■Vol,01 キャンベル・アーリー 2012

2012年10月04日 10時25分27秒 | ・キャンベル・アーリー(ロゼ)


やっぱり女性に人気No,1ワイン。フルーティーさがたまらない!!
■キャンベル・アーリー 2012 1,260円/本




■テイスティングレポート
■明るいロゼ色が魅力的。 
色合いのトーンは、例年よりやや淡い印象ですが、明るいロゼ色が魅力的です。熟したサクランボやストロベリーのようなニュアンスを感じます。キラキラと輝きを持ち、かわいい色合いです。


■イチゴやモモのような優しい甘い香り。 
イチゴやモモの香りが第一印象。優しく甘い香りの中に、熟したメロンやハチミツのような香りが楽しめます。終盤、アセロラやミントのような清々しい香りも重なり合い、優しく調和しながらフルーティーな香りを演出しています。

■優しい甘さと爽やかな酸味のバランスが良い。 
優しい甘さと爽やかな酸味が一体となって口の中に広がります。まるで、もぎたてのイチゴをかじったようなフルーティーな味わいです。甘さと酸味のバランスがよいので、口飽きず、心地よく楽しめます。また、余韻も長く、フレッシュな果物を口にしたような印象が楽しめます。


■楽しみ方
キャンベルのフレッシュ感をお楽しみいただくために、よく冷やしてからお召し上がりください。8℃~12℃が飲み頃です。食前酒・デザートワインとして、スイーツ全般との相性はもとより、味噌や醤油を使った和風のお料理ともよく合います。是非お試しください。


■2012ビンテージレポート 
今年2012年は、春先からの低温で遅めの出芽となりました。しかし、5月に入ると暖かい気候になり、例年よりやや早い開花をむかえました。以降、例年並みの生育を維持。6月の梅雨時期中盤に襲った豪雨は、記録的な雨量となり6月の雨量だけで1,457㎜もの雨が降りました。南九州らしい高温多湿の環境下でしたが、尾鈴ブドウ生産者達の技術力で克服し、7月中盤から天候も回復、無事収穫をむかえることができました。




赤尾


■Vol,01 マスカット・ベリーA 2012

2012年10月04日 10時13分39秒 | ・マスカット・ベリーA (赤)

ライトでスッキリ。飽きのこないワイン!!
■マスカット・ベリーA 2012  1,350円/本




■テイスティングレポート

■やや赤みを感じる紫色。 
やや赤みを感じる紫色をしています。しっかりとした色調ですので、ブドウの熟度がよかったことも伺えます。


■華やかな香りが楽しめます。 
クリーンな香りで華やかさを全面で楽しめます。ブルーベリーやカシスのような黒い果物の香りに加え、チェリーや野イチゴのようか赤い果物のような、みずみずしい香りも楽しめます。また、レーズンやドライプルーンや落ち着いた香りも複雑さを演出しています。

■上品な酸味とキメの細かなタンニンとが心地よい。 
上品な酸味とキメの細かなタンニンとが心地よく口全体に広がります。果実味もしっかり主張していて、軽やかでフルーティーな味わいです。また、ブルーベリーやプラムのような爽やかな酸味も楽しめます。余韻も心地よく、飲み疲れしません。


■楽しみ方 
冷やしすぎるとワインの香りが立ちづらくなりますので、15℃~18℃くらいでお楽しみください。肉やトマトを使った煮込み料理とよく合います。また、餃子、ハンバーグなど気軽にできる家庭料理にもよく合います。ぜひお楽しみください。


■2012ビンテージレポート 
今年2012年は、春先からの低温で遅めの出芽となりました。しかし、5月に入ると暖かい気候になり、例年よりやや早い開花をむかえました。以降、例年並みの生育を維持。6月の梅雨時期中盤に襲った豪雨は、記録的な雨量となり6月の雨量だけで1,457㎜もの雨が降りました。南九州らしい高温多湿の環境下でしたが、尾鈴ブドウ生産者達の技術力で克服し、7月中盤から天候も回復、無事収穫をむかえることができました。




赤尾



■Vol,01 シラー プライベートリザーブ 2010

2012年08月11日 11時47分55秒 | シラー プライベートリザーブ
都農独自の栽培方法で誕生した、本格派ワイン。
滑らかで繊細さを兼ね備えた、都農のシラー。


■テイスティングコメント 2012.8.3
■やや赤みを感じる明るいルビー色
やや赤みを感じる明るいルビー色。透明感もあり、黒色と赤色のニュアンスを感じます。都農らしい、シラーの色合いになるかもしれません。傾けたグラスの黒と赤のグラデーションがとても綺麗。


■赤や黒い果実の香りが立ち、上質さを感じる。
優しいスパイスのような香りとミントのような香りが第一印象。樽や枯れた枝、ニッケのような香りも重なり合って立ち上ります。香りの調和が良く、上質な雰囲気を感じます。さらに、グラスを回すと、チェリーやプラム、ドライプルーンといった赤や黒い果実の香りが心地よく、楽しめる香りです。

■滑らかで繊細なタンニンが心地よい
滑らかで繊細なタンニンが口全体に心地よく広がります。さらに果実味と酸味がそのタンニンと良いバランスをとりながら、一体感のある味わいを構成しています。樽の雰囲気が良いアクセントになり、終盤にかけて、深みのある果実味と黒い果物のような風味が余韻を長く楽しませてくれます。


■今後の熟成にも
若い印象もある今の状態ですが、1年から2年はこの若さも楽しめ、3年から5年と熟成した雰囲気も複雑で面白そうです。

■スジ肉の煮物と是非!
10℃~15℃と冷やしすぎないようにしてお楽しみください。肉料理全般と良い相性をみせます。濃すぎない味付けで、スジ肉の醤油や味噌ベースの煮物やトマト風味の効いたトリッパ。また、パストラミや燻製、デミグラスやバルサミコソースなどを使った料理とも楽しめます。

赤尾


■vol,01 マンゴースパークリングワイン 2012

2012年08月03日 16時45分32秒 | ・スパークリング マンゴー

■涼しさを感じるレモン色
マンゴーの果肉の濃い黄色というよりも、柑橘系の果実を搾ったような涼しげな色合い。連なる炭酸の泡と昨年に比べて濁りがかった色に上品さを感じます。

■マンゴーの香りに加え、ライチや桃の香りも楽しめる
オレンジのような香りを主体に、マンゴー、ライチ、桃などの香りが華やかに楽しめます。優しいマンゴーの香りと甘い香りが炭酸とともに続々とあふれてきます。南国のイメージを連想させられる香りです。


■甘味と酸味の絶妙なバランス
口に含むと、爽やかな酸味と炭酸が口いっぱいに広がりながら、マンゴーの優しい甘味と良いバランスをとっています。余韻に爽やかさも残るので、フレッシュ感も楽しめます。甘味と酸味のバランスが整ったスパークリングワインです。

■よ~く冷やしてからお楽しみください
8~12℃と若干低めに冷やした方が楽しめると思います。デザートワインとしても楽しめ、ムニエル、白身魚の天ぷらなど魚料理との相性を見せそうなマンゴースパークリング。


■100%宮崎県産完熟マンゴーを使用しています
マンゴーワインは、(有)都農ワイン、県北臨海エリア産学官連携促進事業ならびに宮崎経済連のマンゴーのブランド化に向けた協力のもと製品化。同促進事業では、九州福祉保健大学の川原教授研究グループがマンゴー果汁による老人性認知症の予防、改善の可能性を見出しました。

■美容と健康に・・・
マンゴーは、チェリモヤとマンゴスチンとともに世界三大美果と言われており、ビタミン・ベータカロテン・カルシウムなどが豊富と言われています。美容と健康にもとっても良さそうです。


赤尾

■vol,01 ブリュット メソッド シャンプノワーズ

2012年07月27日 21時51分12秒 | ・シャンプノワーズ(泡)
2000年のスパークリングワイン構想から12年目。
いよいよシャルドネのスパークリングワインの登場です!

瓶内二次発酵方式で伝統的な手法で造られた、
本格的なスパークリングワイン。
重厚感あるシャルドネの瓶内二次発酵方式、本格派スタイル



■ブリュット メソッド シャンプノワーズ
白・泡・辛口 5,250円/本(税込)



樽熟成させた2004年のシャルドネを主体に、2009年のシャルドネもブレンド。それらをベースワインとし、熟成感のある、どっしりとした味わいと樽の風味に加え、心地よい果実味が楽しめるようにしました。さらに酵母と糖分を加えてボトル詰。およそ2年間発酵、熟成させました。

仕上げの40日間では、動瓶という酵母を瓶口まで移動させる作業を行いました。その作業は、毎日、右や左に10度から45度回しながら角度を付けていく気の長い作業です。すべての工程で伝統的な手法に沿って醸造しました。


■今が飲み頃!熟成感ある味わいです!!
■熟成感の強い色調。
色調が強く、ゴールドのニュアンスの強いイエロー。熟成感の強い色調です。キメ細かな炭酸にも熟成感があります。

■凝縮感ある香り。
焼栗のような香りと樽の香りが重なり合い楽しめます。次にアプリコットやドライフルーツのような凝縮感ある香りと宮崎らしいトロピカルな華やかな香りも楽しめます。


■大人しめな炭酸ですが、重厚感がある味わい。
優しくキメ細かな炭酸とボリューム感ある味わいにドライな印象を受けますが、すぐに果実の甘さや旨みが重なり合い、重厚で複雑さを演出しています。また、心地よい酸味が味わいを整え長い余韻も楽しめます。

■熟成
熟成感あるスタイルですので、今後の熟成に期待するより、今が飲み頃の味わいです。

■楽しみ方
8~12℃でお楽しみください。夏場は、もっと冷やしても充分楽しめます。オレンジピールやブルーチーズと特に良い相性をみせます。また、クリームやバターソースを使った肉、魚料理とも良い相性をみせそうです。

■vol,01 エクストラセック カーボネイティッド

2012年07月27日 21時34分50秒 | ・カーボネイティッド(泡)
2000年のスパークリングワイン構想から12年目。
いよいよシャルドネのスパークリングワインの登場です!


■エクストラセック カーボネイティッド
白・泡・やや辛口 2,800円/(税込)


これまで、経験してきたカーボネート方式の技術で丁寧に瓶詰。
フレッシュでフルーティーなシャルドネのスパークリングワイン

2011年のシャルドネアンウッドをカーボネート方式(炭酸ガス充填)で瓶詰しました。2011年は決して良い作柄ではなかったのですが、収穫時期を見極め、酸味がイキイキと感じる時点で収穫しました。

シャルドネと果実味や酸味が特徴として楽しめるよう、樽を使わず、ステンレスタンクで専用の酵母を使い、2週間の低温発酵をさせた後、タンクで3ヵ月熟成させました。フレッシュ感が楽しめるよう、これまで、経験してきたカーボネート方式の技術で丁寧に瓶詰をしました。


■透明感ある、ライムグリーン
透明感のあるライムグリーンをしています。色合いからも若さを感じますが、途切れなく泡が立ち、見た目にも楽しめます。

■新芽や柑橘類のようなフレッシュさが良い。
ビスケットのような香りと若草やハーブ、ブドウの新芽をも思わせる香りが第一印象。さらにグレープフルーツや柑橘類の香りが炭酸とともに立ち上りフレッシュさが楽しめます。


■爽やかな酸味と炭酸が良いバランス!
爽やかな酸味と心地よい炭酸が口の中に心地よく広がります。また、優しい甘さと酸味に加え、炭酸のアクセントが良いバランスをとっています。終盤、グレープフルーツやオレンジを連想するような余韻も楽しめます。

■熟成
1年ほどはフレッシュ&フルーティーな状態で楽しめると思います。1年を過ぎるとシャルドネの熟成香も出てくると思いますので、爽やかな印象がどのように変わるのか、私たちも楽しみです。

■楽しみ方
8~12℃でお楽しみください。夏場は、もっと冷やしても充分楽しめます。食前酒としても楽しめますが、アサリやエビのマリネなどと良い相性をみせそうです。素材を軽く味付けして楽しむような料理と好相性を見せそうです。

■vol,01 シャルドネ アンフィルタード 2011

2012年04月26日 08時42分45秒 | ・シャルドネ アンフィルタード
重厚な味わいと華やかな余韻が楽しめる。
最良の単一畑、6耕区のシャルドネから生まれた、
都農ワインの逸品、シャルドネ アンフィルタード。



[ビンテージレポート2011]
冬から春先にかけて少雨傾向で乾燥した状況が続き、その結果遅めの萌芽となりました。また、5月と7月には、台風の影響を受けと6月の長雨が続き病気も出ました。決して良いビンテージとは言えない状況でしたが7月以降は晴天に恵まれ、少しずつ熟度が上がってきました。悪いビンテージでも優良区はこのアンフィルタード用の6耕区。若干、早摘みとなりましたが厳しい選果を行い、酸味のイキイキとしたブドウを収穫することができました。


テイスティング日時:2011.4.18
■輝きを持ったレモンイエロー。
輝きのあるレモンイエロー。淡いイエローは、落ち着いた印象を受け、若さを感じる色合いです。しかし、例年同様の粘性のある液面の動きから重厚さも伺えます。

■リンゴや洋ナシのような香りが第一印象。
リンゴや洋ナシのような香りが第一印象。パイナップルのような甘い香りに加え、ミントとライム、レモンなどの柑橘類の香りも重なり合って楽しめます。また、バニラやヨーグルトのような香りとオークの香りも心地よく華やかに香り立ちます。現時点では、まだまだ閉じて硬い面もありますが、じっくり開いてきそうです。


■滑らかな酸味と重厚な味わい。
粘性を感じながら、ガッチリとした印象で硬さのある口あたりです。滑らかさと程よい酸味の主張が味わいのバランスを整えています。また、果実味もとても豊かで濃縮感と柔らかい舌触りも特徴的です。甘さを感じるような旨みも楽しめます。余韻も長く、柑橘類を口にしたような爽やかさも楽しめます。

■熟成にも期待大!
現時点では、まだまだ閉じていて、硬さを感じる印象ですが、グラスを回すたびに変化する香りや濃縮感ある綺麗な味わいから考えると、熟成は大変期待できそうです。
今でも楽しめる華やかさもありますが、清酒の生酒のように、保存に気をつけながら、ビン熟成による変化も楽しみです。


■竹の子や山菜の天ぷらと良い相性を見せそう!
特に、竹の子や山菜の天ぷらと良い相性を見せそうです。他にも旬魚のバターソテー、アサリのバター炒め、アスパラガスと新ジャガのグラタンなどとも楽しめそうです。
冷やしすぎるとシャルドネの旨味が半減されますで、10℃~15℃ぐらいがオススメ!

赤尾

■vol,01 シャルドネ エステート 2011

2012年04月26日 08時10分33秒 | ・シャルドネ エステート
キュートな酸味が心地よく、オークの風味が華やか
樽発酵、樽熟成の正統派シャルドネ エステート。



[ビンテージレポート2011]
冬から春先にかけて少雨傾向で乾燥した状況が続き、その結果、遅めの萌芽となりました。また、5月と7月には、台風の影響を受けと6月の長雨が続き病気も出ました。決して良いビンテージとは言えない状況でしたが7月以降は晴天に恵まれ、少しずつ熟度が上がってきました。完熟まで待てませんでしたが、厳しい選果を行い、酸味のイキイキとしたフレッシュ感あるブドウを収穫することができました。


テイスティング日時:2010.4.23
■輝きのあるレモンイエロー。
輝きのあるレモンイエロー。若さのある淡い黄金色で、光にかざすとキラキラと輝きます。樽由来の色合いも感じることから、オークの風味を連想させられます。

■若草やハーヴのような香りが第一印象。
若草やハーヴのような香りが第一印象。グリーンの色を連想させられます。次にナッツや樽の香りも立ち上ってきます。グラスを回すとミカンやライムなどの柑橘類にミントのようか爽やかな香りも重なり楽しめます。終盤にかけては、オークの香りと石灰石のような香りが硬さとともに若さも感じる香りとして楽しめます。まだまだ閉じた要素もあるので、半年、1年後と徐々に開いてきそうです。


■キュートな酸味が心地よく、キリッとした印象。
キュートな酸味が心地よく、キリッとした印象です。アルコールのボリューム感とキレのある口あたりが、骨格のしっかりとした味わいと良いバランスをとっています。まだまだ、硬さのある味わいですが、終盤にかけて、ライムなどの柑橘類を口にした後のような爽やかな余韻も楽しめます。

■1、2年後の熟成に・・・、期待!
現時点でも楽しめる味わいですが、良い硬さも感じるので熟成も期待できそうです。特に、果実味、酸味による骨格がしっかりしているので、今後、ビン内で熟成することによって、更に香りが開き、熟成していきそうです。


■さっぱりした料理と良い相性!
地鶏の刺身やタタキ、鯵のマリネ。そして、山菜の天ぷらや煮物。旬野菜や魚のテリーヌ。豚シャブやせいろ蒸しなどさっぱりした料理と良い相性を見せそうです。
冷やしすぎるとシャルドネの旨味が半減されますで、10℃~15℃ぐらいがオススメ!


赤尾

■Vol,01 シャルドネ アンウッディド 2011

2012年03月21日 15時19分38秒 | ・シャルドネ アンウッディッド
とっても、フレッシュ&フルーティー


[ビンテージレポート2011]
冬から春先にかけて、少雨傾向が続き、乾燥した状況が続きました。その結果遅めの萌芽となり、多少のばらつきが出ました。5月と7月には、台風の影響を受け、6月には長雨が続き、決して良いビンテージとは言えない状況でした。ただ、7月以降は晴天に恵まれ、
少しずつ熟度が上がってきました。完熟まで待てませんでしたが、厳しい選果を行い、酸味のイキイキとしたフレッシュ感あるブドウを収穫できました。

■テイスティングコメント!


■輝きのあるライトイエロー
輝きのあるライトイエローをしていて、クリアーな色合いです。グラスを回すと、宝石のようなキラキラとした輝きをみせます。

■とってもフルーティーで清々しい香り
開栓直後は、ビスケットのような香りがしますが、グラスを回すと一変します。洋ナシや青リンゴのような爽やかな香りが立ち上ります。次に、青草やハーブのような香りが重なりながら、終盤には、ライチやパイナップルのような甘い香りが楽しめます。とってもフルーティーで清々しい香りです。

■スッキリしていてフルーティーな味わい
爽やかな酸味と優しい甘さのバランスがよく、爽快感のある口あたりです。甘すぎないので、スッキリとしていて、フルーティーな味わいに癒されます。グレープフルーツやオレンジを連想するような余韻が口の中を長く支配して心地よいです。


■熟成も楽しみです。
今年のアンウッディドは、フルーティーさと味わいのバランスが絶妙なので、今から半年から1年ほどが最もフレッシュ&フルーティーな状態で楽しめると思います。1年を過ぎると酸味の角がとれ、まろやかになりはじめると思います。まろやかさと甘さが2年後、3年後どのように変化するのか、熟成も楽しみです。

■適温は8℃~12℃の間で楽しめると思います。
料理によって温度を変えてみると、とても楽しいワインになりそうです。甘口を好む方には、冷やしめの8℃前後で。辛口が好きな方であれば12℃ぐらいの高めで。幅広く楽しめるワインだと思います。

合わせる料理としては、旬魚のカルパッチョや旬野菜のテンプラを塩で!また、食材の味わいを楽しむような和風だしベースの鍋、しゃぶしゃぶやちょっと贅沢に、伊勢海老の刺身。海老の甘味との好相性をみせそうです。素材を軽く味付けして楽しむような前菜料理と好相性を見せそうです。



2012.3.21 赤尾誠二